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曖昧さ回避編集

  1. ふしぎの海のナディア』に登場する潜水艦。→万能潜水艦ノーチラス号
  2. アメリカ海軍が建造した世界初の原子力潜水艦SSN-571

概要編集

その全容については本文からは窺い知れない部分も多いが、潜水艦と呼べるものが登場したばかりだった1870年当時としては驚異と言える深海への到達すら可能にする船である。完全なオーバーテクノロジーによって造られており、恐らく現代の技術でも全てにおいて同様あるいは凌駕するものを建造するのは難しいと言われている。


解説編集

ネモ船長によって設計・開発された高性能潜水艦。全長70メートル、最高速度は50ノット、排水量は通常時1356.48トン、潜水時1507トン。形状は葉巻に似ているとネモ船長は解説している。魚雷などの武装は積んでいないが、侵入者やノーチラス号に接触を試みようとする者に対して高電圧の放電を仕掛ける事が出来る他、最大の武器として艦首に衝角(体当たりして艦船に穴を空けるための兵器)を備え、敵艦に体当たり攻撃を仕掛け沈没させるという漢の浪漫溢れる仕様である(当時の軍艦としてはポピュラーな攻撃手段であった)。

動力等は全て電気によって賄われており、それらは海中の物質から発電している。また、艦内の食品・衣料品も海中の産物によるものである。しかし、空気と動力を生み出す燃料は定期的に地上で調達しなければならず、空気は一日一回海上で、燃料はネモ船長の秘密ドック(秘密の無人島)で定期的に補給が行われる。

艦内は広々としておりネモ船長の私室や食堂、調理室、乗組員室、浴室、機関室などは当然のこと図書室や、多くの美術品やネモ船長が海底で採取したコレクション、パイプオルガンまで収められた広間まで存在している。また、いたるところに窓があり海底の世界を眺めながら旅することもできる。


艦名の由来はナポレオンが発明家フルトンに設計させた世界で初めての実用的潜水艦と呼ばれる「ノーチラス号」からであり、ノーチラスとはラテン語で「オウムガイ」のことである。

この艦名はしばしば潜水艦に用いられ、様々な作品に登場するが、現実世界でもアメリカが開発した世界初の原子力潜水艦の艦名にノーチラス号は採用されている。

東京ディズニーシーには、ディズニー映画「海底二万哩」に登場したノーチラス号が置いてあるが実際に中には入れない。パリのディズニーランドの「海底2万マイル」には実際に中に入れるアトラクションとしてノーチラス号が存在する。


因みに現実世界における潜水艦の最高速度はソ連原潜アルファ級の約40~45ノット(約時速74~83㎞)程であるとされており、ノーチラス号の水中速度50ノット(約時速92㎞)というのは驚異的なスピードである。


ヴェルヌが後年発表した「神秘の島」にも登場している。


関連タグ編集

ジュール・ヴェルヌ 海底二万里

星のカービィ:第71話『密着!ホエール・ウォッチング』で、これのパロディだと思われる『ノーチラカス号』が登場する。

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