概要
もともとはバンダイが発売していたたまごっちのような魔法使い育成ゲーム「マジカルウィッチーズ」の設定を受け継ぎ、デジモンに輸入したもので、ウィッチェルニーというのも、マジカルウィッチーズの舞台となる世界を指す。
マジカルウィッチーズの設定では、四大元素に基づいた種族があり、属性は魔法と性格に関係している。
種族は以下の四つ。
デジモンにおいてはウィッチェルニーは従来のデジタルワールドとは別次元のデジタルワールドであり、そこでは高級プログラム言語・魔術(魔法とも)が存在し、ブロッケン山の頂上にある魔法学園にて魔術使いのデジモン達を育成しているとされる。
種族設定はデジモンにも引き継がれ、また属性に関しては光、氷が追加されている(他にもあるなら全部で十属性だろうか?)。
無論、単独のコンテンツとしての『マジカルウィッチーズ』におけるウィッチェルニーとは別物であり、ここに住むのはウィッチや大魔導ソウルそのものではなく、彼らに相当するデジモンである。別次元のデジタルワールドと表記しているあたり、育成ゲームとしての『マジカルウィッチーズ』がベースなのだろう。
ヴォルテクスウォリアー
風の魔術によって創られた武器で戦うデジモン達。
メディーバルデュークモンが率いており、彼の異名である旋風将の由来となっている。
他の属性にも同様の勢力が存在するかは現在のところ不明。
ウィッチェルニー出身のデジモン
ウィザーモン(ウィザーモンX)
デジタルワールドに修行にやってきた。
得意魔法は炎・大地だが、技はサンダークラウド。
「X抗体の獲得によりエネルージュ族の影響が色濃くなり〜〜〜強大な電撃魔術『ボルトブレイク』を修得した。」とあるので、雷は火の魔法に属している可能性がある。
ソーサリモン
得意魔法は氷・光。
祈りを捧げると聖なる力でキズを回復できる。
通常技名が『アクエリアスフィル』なので、元ネタはアクエリー族だとわかる。
フレイウィザーモン
得意魔法は炎。マッチの様な杖で炎の魔術の効果を高めている。
ウィッチェルニーのデジモンなのに、なぜか勇気のデジメンタルで進化したアーマー体である。
元ネタはエネルージュ族か。
ウィッチモン
得意魔法は水、風。
ウィザーモンを追ってデジタルワールドにやってきた。
ミスティモン
騎士道と魔法を修めた魔法戦士型デジモン。
ワイズモン
ソーサリモンやウィザーモンなどから進化。彼のキーアイテムは本であり、マジカルウィッチーズ本体も本がモチーフであった。
公式サイトの『デジモンプロファイル』にて、ウィッチェルニーの中でも魔法とゆかりがない地域で生まれたデジモンであると明言された。
メディーバルデュークモン
ウィッチェルニーに突如として出現し、住民を救ったと言われる伝説の勇者。
デュークモンに似ているが全くの別人である。武器は魔槍『デュナス』であるが、同名のデジモンにロイヤルナイツのデュナスモンがおり、彼はミスティモンから進化する為、何らかの関連をうかがわせている。
その他関係のあるデジモン
一部推測含む。この他にもデジモン図鑑にて魔法・魔術を使うと解説されているデジモンが多数存在する(クズハモン、メフィスモン等)。
ピッコロモン
別次元の高度なプログラム言語を唱え、魔法の様な奇跡を起こす事ができる。
デビタマモン
失われた古代の高等プログラム言語による魔法を詠唱し使いこなす。
ヘクセブラウモン
氷の魔術をマスターした者だけが進化できるとされる伝説の魔法騎士型デジモン。
別次元のデジタルワールド(通常のデジタルワールド)から、ウィッチェルニーにやってきた。
グランゲイルモン
森の王と名高い、大型の完全体デジモン。
翼やクチバシまで覆う鎧は魔術によるコーティングが施されている。
メディーバルデュークモンが率いる「ヴォルテクスウォリアー」に属するデジモンの一種。
ゼファーガモン
デジタルワールドに流れる風のデータが具現化した存在である、風の神と称される究極体デジモン。
ゼファーガモンが纏い放つ風は魔術の特性を持っており、ヴォルテクスウォリアーの英雄の一体とされている。
各作品でのウィッチェルニー
デジモンクロニクルX
ウィザーモンXの出身地として名称のみ登場。
デジモンドリーマーズ
公式設定とほぼ同じ設定で登場。
ウィッチェルニーが舞台として登場するのはこの作品が初。