CV:久保田未夢
概要
シーズン2の第5章から登場。パートナーデジモンはバクモン(モノクロモン→メガドラモン→ムゲンドラモンに進化)。
ショッピングモールでの待ち合わせに遅れそうなり、急いで走るミチとぶつかりそうになったのがきっかけで、彼女と知り合った。
以降のモール内での戦いで、ミチや主人公達にテイマーだと判明する。
人物
恐らくはミチと同い年くらいと思われるが、その雰囲気はとても大人びていて礼儀正しく、常に敬語を話す。「わたくし」という一人称と、クラシックドレスにも似た衣服を着用している辺り、どこかの令嬢とも考えられる。
誰に対しても一定の距離感で接する反面、パートナーのバクモンを溺愛している様で、「わたくしにはあなた(バクモン)がいればいい」と発言している。
作中の動向
再登場した第7章では偶然居合わせたミチと共に、見ると幸運が訪れる『天使の影』という都市伝説じみた噂を追う事に。
当初はミチの積極性に多少戸惑いながらも次第に打ち解けていき、事態が収束する頃には確かな友情が芽生え始めていた。ミチがグランドラクモンに洗脳された際には彼女に歩み寄り、エンジェウーモンがラブリーエンジェモンに進化する切っ掛けを作った。
少なくとも悪人ではないようだが、スパイラルを『スパイラルキャッチャー』なるアプリで捕獲しては使役し、三大天使や四聖獣、ロイヤルナイツを敵に回す不可解な行動を取っており…。
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この先、ネタバレ注意!!
幼少期の彼女は病弱で、検査や痛みに怯えながらも、自分は孤独ではないと強がりを続けていた。
いつしか彼女の中に芽生えた暗闇が増大し、悪夢に悩まされたが、治療の一環でVR空間を訪れた際にVR空間に自然発生したバクモンと出会い、紆余曲折の内に彼女に悪夢を食べて貰う程の大切な存在となる。バクモンも沙羅と同様に「一人ぼっち」の存在だったのだ。
病状が回復に向かうに連れてバクモンと別れるのが辛くなり、入院期間を無理にでも伸ばそうとしたが、大人達には聞き入れられなかった。
そんな中、彼女の話を疑わずに聞いてくれた双見英司がVR機器からスマホへバクモンを移してくれた事に恩義を感じて、彼のエージェントとして暗躍を続けていたというのが敵対の理由であった。
ミチとは友人ではあるものの、同時に「誰にでも必死に手を差し伸べようとする」彼女のあり方に一種の羨望や嫉妬の様なものを抱いており、ミチとの対話の中でグランドラクモンの一件以降、自分にも困っている誰かに手を差し伸べられるのではないかと迷い始めていた事を気付かされ、遂に自分からミチに助けを乞うた。
バクモンとは一種の共依存の関係で、強がりな彼女はバクモンといると視野が狭くなってしまう節があり、バクモンも沙羅の望む事を叶えてやろうとする為にパートナーの暴走を止められないという弱点が存在する。そしてミチは、それを止めうる存在なのである。
故にこそ、彼女は人生に影響を与えた英司、バクモン、ミチの3人を『星』に例えるのである。