CV:内田雄馬
概要
主人公が最初に出会ったテイマー。バスケ部のキャプテンを務める高校3年生(シーズン2から大学1年へ進級)。パートナーデジモンはドルモン。
第1章で電車内でスパイラルに遭遇した主人公の前に現れ、スパイラルに手を出さないよう忠告してから去って行った。
人物
常に他人と距離を置きたがるいわゆる一匹狼で、冷たい印象を持たれてしまう事が多いが、決して自分本位な人間という訳ではなく、むしろパートナー思いな人物である。
戦闘では一歩引いた立場から冷静に状況を観察しており、先走った行動は起こさない反面、他人を頼らない性格が災いして無茶をする事もあった(ドルモンがガイオウモンに進化するのも、「武士は食わねど高楊枝」にもあるようにそのプライドの高さ故であろうか?)。
主人公達に対しても当初は「仲間ではない」と言い張っていたが、共闘を続ける内に彼等を大切に思い始めるようになる。
作中の動向
シーズン2に突入してからはドルモン共々トラッフルにも来ず、再びスパイラルとの戦いが始まっても姿を現さなかった。
しかし第5章のショッピングモール内の戦いで、突如襲撃してきたムゲンドラモンに何故か加勢し、真由やもん達と敵対する明確な意思を見せた。
第6章によると、どうやら彼の狙いはデーヴァが持つ四聖獣から下賜されたデジコアだと判明。
その目的は双見英司によって誤ってドルモンに感染させられたウイルスを除去する為、神の領域にアクセスするために必要なデジコアを集めていた為であった。やがて英司から見放され、パートナーのドルモンがセラフィモンに降伏の意思を表明。ドルモンとの真っ向からの対話の末、ウイルスは自分の手で除去する事を決意し(ドルモンはウイルスに適応してウイルスの除去手段まで獲得した)、主人公らに事件の首謀者が英司である事を伝えた。
以降は贖罪の為に、再び主人公達と共に戦う事を約束した。
なお、この正義感の強さは親が自分が間違っていない状況でもヘラヘラと笑って謝る『弱さ』を許せず、せめて自分だけは強くあろうとする反抗心から来たものであり、2章での敵対の根本的な理由もドルモンを守るには「そうするしかない」と視野を狭めたからであった。つまり、彼の信念の強さが悪い方向へ働いてしまったのである。
しかし、友情と信念を篩に掛けて信念をあっさり捨てられるという側面も持っており、それが今の自分の強さでもあると語っている。
関連タグ
デジモンシリーズにおける、歴代『他人との馴れ合いを好まない一匹狼』キャラ。
同じくドラゴン系デジモンがパートナーで、家庭環境から『弱さ』を許せずにいたキャラクター。