曖昧さ回避
1…デジモンアドベンチャー02に登場するデジヴァイス。
2…ドラグナーの兵器。
ここではデジモンアドベンチャー02のデジヴァイスを解説する。
概要
『デジモンアドベンチャー02』の選ばれし子供達が所持。最終回では夢見る心を取り戻した、暗黒の種を植え付けられていた子供たちも獲得している。
初代デジヴァイスの機能に加えて、デジメンタルによるアーマー進化、テイマー2人でのジョグレス進化、単独でのゲート展開が可能(ゲートにはテレビやパソコン等の媒介が必要だが、大輔達以外のD3所持者ではゲートを開けないという事が、02ドラマCD『2003年-春-』では語られている)。
『DIGIMON DETECT&DISCOVER』の頭文字をとってD-3と呼ぶほか、初代デジモン、デジモンペンデュラム、デジヴァイスの3つの機種の融合という意味を持つ。
暗黒の力で誕生した一乗寺賢のD-3がオリジナルのD-3(暗黒デジヴァイス)であり、大輔達の物はそれを模した物。
賢・タケル・ヒカリは上記の初代版デジヴァイスが変化した事により入手した。
出所が出所なため、賢のD-3はデジヴァイスの聖なる力だけでなく闇の力を扱う機能もある。
最終回ではこれまでのデジヴァイスから放たれた光を結集してギガデスを作り出し、ベリアルヴァンデモンを完全に消滅させた。
またデジメンタルを保存するサポートアイテムとして『ディーターミナル』という端末が存在するが、こちらは元々は無線メール通信機としてお台場の子供達に配布されたものである。
アーマー進化には『Break Up!』(歌:宮崎歩)、ジョグレス進化には『Beat Hit!』(歌:同上)という2つの専用テーマが使用される。
通常進化は初期版デジヴァイスと同じ『brave heart』。
カラーリング
選ばれし子供 | カラーリング | 備考 |
---|---|---|
本宮大輔 | 白+水色 | ジョグレス進化時は緑+青色(ボタンは赤)になる |
一乗寺賢 | ブラック(白+ブラック) | 元は『暗黒デジヴァイス』という名称。ジョグレス進化時の色の変化は同様。括弧内の色は、映画『THE BEGINNING』の本予告映像内で映ったもの |
井ノ上京 | 白+赤茶 | ジョグレス進化時は赤+白(ボタンは黄色)になる |
八神ヒカリ | 白+ピンク | 同上 |
火田伊織 | 白+黄色 | ジョグレス進化時は黄色+白(ボタンは赤)になる |
高石タケル | 白+緑 | 同上 |
川田範子 | 赤 | |
吉沢孝 | 橙 | |
芝田浩 | 薄緑 | |
倉田けいこ | グレー | |
その他の連れ去られた子供達 | 不明 |
玩具としてのD-3
玩具版共通の特徴として02のパートナーデジモンの進化系を育成でき、アーマー進化(アニメ未登場のアーマー体が登場)やジョグレス進化が導入されている。ただし、運命のデジメンタルから進化できるアーマー体は実装されていない。
「DIGIMON・LINK・SYSTEM」の機能により、WSソフト「タッグテイマーズ」、「ディーワンテイマーズ」と通信し、無印のパートナーデジモンの完全体と『02』のパートナーのジョグレス体と掛け合わせる事で究極体を生み出したり、ディーターミナルとの連動機能もある。
なお、一部アーマー体のドットが公式イラストと全く似ていないのはスケジュールの関係でデザイン検討時の初期ラフを参照してドットを作成している為(出典:『バンダイ公式 デジタルモンスター 25th Anniversary Book』(集英社)P109より)。
これ以降も『ペンデュラムプログレス1.0』(2002)のアルフォースブイドラモン、『デジモンクロスローダー』(2010)のシャウトモンX5など実際の公式デザインと異なるドットのデジモンは登場し続ける事となる。
CMナレーションを担当していたのは仮面ライダーディケイドで知られるマーク・大喜多氏。
V-MON_VERSION
2000年6月18日に大輔モデルと賢モデルのVブラックの2バージョンでリリースされた携帯機。
パイルドラモンカラーの他、21世紀に入ると大輔モデルのスケルトン版である「The_21st_Century_Limited_Edition」も登場した。
パイルドラモンはメタルグレイモンとのジョグレスでインペリアルドラモン、ディノビーモンはアトラーカブテリモンとのジョグレスでグランクワガーモンに進化する。
他にもピコデビモン、トイアグモン、ティラノモン、ユニモン、タスクモン、サイクロモン、デルタモン、モノクロモン、トータモン、ダークティラノモンが敵キャラとして、ブラックウォーグレイモン、デスモン、クロスモンがボスキャラ、シークレットキャラクターとしてシェンウーモン、スーツェーモン、チンロンモンが登場。
「The_21st_Century_Limited_Edition」ではインペリアルドラモンドラゴンモードがファイターモードに、ボスデジモンがアンティラモン、ケルビモン、ラピッドモン、シークレットキャラクターがボルケーモン、マミーモン、アルケニモンに変更された。
なお、ブイモンとワームモンのアーマー体のうち、数体はデジタルモンスターカードゲームにて先行登場している。
VERSION2
2000年9月18日発売。京モデルのホワイト&レッド、玩具オリジナルのブルー&ホワイトの2カラーで登場。
ディーターミナルに引き続きホークモン、テイルモンの進化系が育成可能。
シルフィーモンはガルダモンとのジョグレスでヴァルキリモン、エンジェウーモン(本作ではテイルモン版ディノビーモンポジション)はリリモンとのジョグレスでホーリードラモンに進化する。
他にも敵キャラとしてパグモン、ベタモン、レアモン、キウイモン、モジャモン、メラモン、ハヌモン、ケンタルモン、ゴーレモン、ムシャモンが、ボスキャラとしてランプモン、イーバモン、ザンバモンが、シークレットキャラクターとしてシェンウーモン、バイフーモン、チンロンモンが登場。
『デジモンアドベンチャー02』第1話でテイルモンがホーリーリングを紛失して成長期並みの戦闘力になった事を反映してか、ホーリーリングなしが成長期、ホーリーリングありが成熟期として扱われている。
これを受けて、『バイタルブレスBE』に対応した「BEMEMORY デジモンアドベンチャー02 D-3 WHITE AND YELLOW Dim & D-3 WHITE AND RED Dim」でも同様に二種のテイルモンが登場、アーマー体はレベルⅣ(成熟期)扱いされる事も多いためかネフェルティモンも成熟期扱いとする事で原作再現性が高くなった(これ以前にもネフェルティモンがX抗体を得たネフェルティモン(X抗体)が成熟期扱いされていた例がある)。
VERSION3
2000年12月頃発売
伊織モデルのホワイト&イエロー、玩具オリジナルのブラック&ブルーの2カラーで登場。
ディーターミナルに引き続きパタモン、アルマジモンの進化系が育成可能。
シャッコウモンはズドモンとのジョグレスでヴァイクモン、ホーリーエンジェモン(本作ではパタモン版ディノビーモンポジション)はワーガルルモンとのジョグレスでセラフィモンに進化する。
他にも敵キャラとしてガニモン、シャコモン、シェルモン、ゲソモン、シーラモン、フライモン、エビドラモン、シードラモン、オクタモン、スナイモンが、ボスキャラとしてハイアンドロモン、デビタマモン、ファラオモンが、シークレットキャラクターとしてスーツェーモン、バイフーモン、チンロンモンが登場。
Complete Selection Animation D-3
2016年7月31日受注開始。
『デジモンアドベンチャーtri.』公開記念にヒカリとタケルが使っていたものをなりきりアイテムとして玩具化。育成ギアではないので注意。
D-3 Ver.15th
2015年12月25日に大輔カラーと賢カラーが受注開始、2016年3月11日にパイルドラモンカラーが受注開始。
内容は以下のように大幅に改修されている。
- 『02』のパートナー6体に加え、ブイドラモン系譜(究極体まで育成できる)が使用可能。ゴールドブイドラモン?知らんな。
- 「DIGIMON・LINK・SYSTEM」は続投し、デジヴァイス、D-3、デジヴァイスVer.15th、ディーアークVer.15th、デジタルモンスターシリーズ、デジモンペンデュラムシリーズと連動。
- 代わりにWSとの連動が撤廃されたため、究極体への進化条件も変更。
- 当時実装されていなかったパラディンモード(デジヴァイスVer.15thとの連動で出現)、アーマゲモンが実装。
- キメラモン→ケルビモン→ブラックウォーグレイモン→トリケラモン→マンモン→ベリアルヴァンデモンと『02』のストーリーに沿ったボスが登場。