概要
『デジモンテイマーズ』のデジモンテイマーが所持。右側面がカードリーダーになっており、デジモンカードを読み込ませる事でパートナーデジモンにカードの効果や能力を付加する、『カードスラッシュ』機能が最大の特徴。
このカードスラッシュにより、上位レベルのデジモンの持つ強力な技も楽々発動できる為、強力なデジモンとの戦いでもテイマーの知恵次第でピンチを切り抜けやすくなった他、デジモン達が戦っている間、子供達は棒立ちしているだけというアニメシリーズで度々指摘された問題の回避にも繋がっている。
基本的にカードスラッシュは使用するディーアークの持ち主ではなくては発動しないが(実際にジュリがタカトのアークでカードスラッシュを試みたが、失敗している)、レッドカードを使った際にはジェン→タカト→リョウ→ルキ→ジェンの順に連鎖スラッシュを行ったり、SIBUMIがジェンのディーアークでブルーカードをスラッシュし、グラニを実態化させるなどの例外がある。
また、敵デジモンの解析機能(完全体以上はデータの解析に時間が掛かるが、途中からは解析に時間がかからなくなった)、パートナーの位置表示(といっても方向程度のようだが)機能も搭載。
進化は従来同様にパートナーの気合によって行う事もあるが、『超進化プラグイン』等のカードを使用する事でも可能。
完全体への進化は『ブルーカード』という特殊なカードを使用する。
究極体への進化は、デジモン単体ではなくテイマー自身がデータに変換されデジモンと融合し進化する『マトリックスエボリューション』となる。
本編では子供達には『デジヴァイス』、大人達には『アーク』と呼ばれる。アークとは本来は『箱舟』を表す英語であり、事実、グラニが現在の姿になる前の『箱舟(アーク)』は巨大なディーアークの形をしている。
アニメシリーズで初めて、現実世界で所有していた道具が変化する事で獲得する様子が描かれたデジヴァイスである(啓人と留姫はカードゲーム用の、健良はパソコンゲーム用のカードリーダーから変化した)。
また、博和などが持つデジヴァイスはパートナーを手に入れた時に実体化したものである。
OPでは本編では登場しなかった子供達も、ディーアークを掲げるシーンがある。
カードスラッシュは『Slash!!』(歌:太田美知彦)、通常進化は『EVO』(歌:WILD CHILD BOUND)、マトリックスエボリューションは『One Vision』(歌:谷本貴義)という3つの専用テーマがある。
カラーリング
作中で使用したカード
使用したカード | 効果 |
---|---|
ギルモンのメモ | ギルモンの実体化 |
ブルーカード | デジモンの進化促進、カードリーダーをディーアークに変化などなど様々な特殊効果を発揮 |
高速プラグインシリーズ | 対象デジモンの素早さを強化 |
ヘヴィ・メタル | 攻撃力の強化 |
デビルチップ | 対象デジモンの強化 |
ブーストチップ | 対象デジモンの強化 |
トレーニングギプス | 本来はトレーニング用だが、ゴリモンに与えて動きを拘束した |
エイリアス! | コピーを作り出して攻撃を回避 |
ユキアグモン | リトルブリザード(作中では『凍てつく風』表記)を発動 |
スナイモン | 『シャドウ・シックル』を発動 |
アンドロモン | ポーズ考案の最中にスラッシュした為、不発 |
白い羽 | 6枚の翼を生やして飛行能力を与える |
鋼のドリル | 腕にドリルを装備して穴を掘る |
パワーチャージャー | 対象デジモンの強化 |
超進化プラグインS | 成熟期への進化に使用 |
攻撃プラグインA / 強化プラグインW | 攻撃を強化 |
メラモン | 『バーニングフィスト』を発動 |
膨張する宇宙 | 体を膨らませる |
メタルガルルモン | 『コキュートスブレス』を発動 |
ブレイブシールド | ウォーグレイモンの盾を召喚する |
トールハンマー | ズドモンの持つハンマーを装備 |
防御プラグインG | 本来は防御の強化だが、劇中では対象のデジモンを石化させて防御力を上げる効果になっている |
無効化プラグインP | 対象に掛けられた効果を無効化 |
充填プラグインQ | 切れた弾丸をリロード |
運命のきらめき | 本来は完全体への進化を促進するカード |
キング・デヴァイス | サイバードラモンが巨大化 |
クイーン・デヴァイス | アンティラモンを強化 |
レディーデビモン | 『プワゾン』を発動 |
ユキダルモン | 『絶対零度パンチ』を発動 |
ナイト・デヴァイス | サイバードラモンの強化 |
レッドカード | ブルーカードの色違いで、デジモンを消滅させるデ・リーパーゾーンでデジモン達を行動可能にする |
エアロウイング | 高速飛行能力を持つエアロブイドラモンの翼を授け、戦闘力も強化 |
バトルトマホーク | ボルトモンの斧のパワーを借り受ける |
シェルモン | 手から『ハイドロプレッシャー』を発射 |
玩具版
バンダイから育成ギアとして販売された。
カードスラッシュ機能も備えているが、番号を入力してからスラッシュという流れなのでアニメのような派手さには欠ける。WSと連動するスワン端子を内蔵している。
CMではジョージがナレーションを務めていた。
また、本作にて三体のパートナーデジモンの進化先にブラック系亜種が登場している(ちなみにブラックギルモンは格ゲー『デジモンバトルクロニクル』で登場している)。
ディーアーク
2001年4月28日発売。カラーリングはタカトやリョウが使っているモデルと同じものがリリースされた。
ギルモン、レナモン、テリアモンの進化系が育成可能。
敵キャラとしてハグルモン、ベタモン、アグモン、ケラモン、ピコデビモン、ブイモン、グレイモン、シードラモン、クリサリモン、ガニモン、アロモン、ティロモン、マグナモン、ヴァンデモン、メガドラモン、インフェルモン、キメラモン、ウォーグレイモン、メタルシードラモンが登場。
ボスとしてガードロモン、デビモン、エクスブイモン、ドッグモン、オロチモン、メタルグレイモン、マリンデビモン、パイルドラモン、ヴェノムヴァンデモン、ミレニアモン、ムゲンドラモン、ディアボロモンが登場。
ジェンモデルのVer.1.5は2001年9月30日発売。
敵キャラやボスキャラはVer.1から続投している一方で、一部がロップモン系譜(成熟期はウェンディモンになっている)やパンダモンに差し替わっているという違いがある。
ディーアークVer.2
2001年7月20日発売。ルキが使っているモデルと元祖デジヴァイスを彷彿とさせる玩具オリジナルのクリアブルー&シルバー(パッケージを飾ったのはシーサモン)の二種類で登場。
使用できるデジモンは前作と同じだが、劇場版第1作の公開に合わせ、同作で登場したラブラモン系列やレナモンの進化系の亜種が育成可能となった(ただし、劇場版で彼のパートナーに当たる上原美波はアークを手にせずに終わっている)。
敵デジモンとしてトイアグモン、コクワモン、ガブモン、キャンドモン、マンタレイモン、ガルルモン、ホークモン、セトモン、サンダーバーモン、エレキモン、ムースモン、ハヌモン、スコピオモン、エテモン、カラテンモン、キングエテモン、アシュラモン、ピエモン、メタルガルルモンが登場。
ボスとしてセピックモン、デビドラモン、アクィラモン、バロモン、スカルサタモン、ワーガルルモン、メフィスモン、シルフィーモン、ベルゼブモン、ムーン=ミレニアモン、ホウオウモン、ガルフモンが登場。
ディーアークアルティメットVERSION
2001年12月8日発売。タカトが番組終盤で使用するモデルと玩具オリジナルであるゴールドリミテッドエディションの2種で登場。
パートナー3体は続投しているが、ラブラモン系譜に代わってインプモンが登場。進化ルートはアニメに準じており、成熟期と完全体は存在しない。
敵デジモンとしてモノドラモン、ブイドラモン、トゥルイエモン、ロップモン、バイフーモン、ガードロモン、シェンウーモン、スーツェーモン、メタルガルルモン、ジャスティモン、チンロンモンが登場。
ボスとしてレオモン、ミヒラモン、インダラモン、ヴァジラモン、マクラモン、ヴィカラーラモン、パジラモン、 サイバードラモン、ウォーグレイモン、ズィード=ミレニアモン、メギドラモンが登場。
ディーアーク Ver.15th
プレミアムバンダイ限定で2016年7月22日受注開始。
タカトの使うモデルとルキの使うモデルの2種類が登場。あれ…ジェンは?
進化演出に加え、レオモンとサイバードラモンが育成可能になった他、レナモンの進化系譜にサクヤモンやクズハモンに巫女モードが追加され、ギルモンの進化系譜にメギドラモンが追加された。グラニも育成ギアに初登場となった。
マップはアニメの世界観に準じ、マップが一新されてグランドロコモンも登場する他、クルバトモードでは強力な究極体を相手に戦えるように。
また、デジヴァイス、D-3、デジヴァイスVer.15th、ディーアークVer.15th、デジタルモンスターシリーズ、デジモンペンデュラムシリーズとの通信機能にも対応しているが、WSとの互換性はなくなった。
同時期に受注された『デジタルモンスターカードゲーム ディーアークVer.15th』とも連動している。
Super Complete Selection Animation ディーアーク
2022年3月受注開始。Ver.松田啓人、Ver.李健良、Ver.牧野留姫の3バージョンで登場。
育成ギアではなく、なりきりアイテムであり、主題歌や劇伴やキャラクターボイスを収録している他、デジモンの解析機能、位置情報確認機能、進化演出を収録。
最大の特徴としてカードスラッシュがNFCタグ内臓により、番号入力なしでスラッシュできるように。