CV:荒川美穂
人物像
月島総合高校に通う女子高生で、八神太一、石田ヤマト、武之内空の同級生。
恥ずかしがりやで引っ込み思案な性格。父の仕事の都合で引っ越して来た鳥取県からの転校生で、驚くと会話に時々鳥取方言が混じる。
新たな選ばれし子供達の一人で、パートナーデジモンはメイクーモン。
太一達と同じ旧式のデジヴァイスも持っており、1999年秋に転生したメイクーモンと出会い、選ばれし子供になった。
なお、2000年辺りで選ばれし子供となった一乗寺賢とは異なり、紋章は有していない模様(海外の選ばれし子供と同じパターンであると思われる)。
各章のネタバレ注意
tri.第1章「再会」
デジタル研究の第一人者である父の仕事の関係で、鳥取県から東京・お台場にある太一が住むマンションに引っ越して来て、太一達の通う月島総合高校に転入してくる。
メイクーモンとは引っ越しの際に逸れた様子でお台場近辺を探すが、アウトレットパークでアルファモンに追い詰められ逃げ惑うメイクーモンと再び出会い、旧選ばれし子供達に助けられる。
アルファモンがオメガモンと戦い退散した後、太一達に「選ばれし子供」である事を告げる。
tri.第2章「決意」
選ばれし子供達の歓迎会企画により、大江戸温泉に一緒に行く。
姫川マキとは知り合いで、「姫ちゃん」と呼んでいる。
月島総合高校の文化祭クラス役員にクジ引きで選ばれ、自らクラス役員に立候補した1学年下の転入生、ミミと仲良くなる。
文化祭では空の力を借り制作した衣装を着て、模擬店のカフェでミミと強制的に踊らされていた。
文化祭当日に現れた、デジモンカイザーのアバターを着たゲンナイが繰り出したインペリアルドラモンを退けた後、暴走により黒く染まってしまったメイクーモンがデジタル空間に逃亡する。
tri.第3章「告白」
小学5年生の時にメイクーモンと出会いパートナーとなったが、当時、研究施設でメイクーモンが暴走、デジモン達を感染させている原因であり、元凶であることも知っていた事がtri.第3章で判明した。
文化祭後、メイクーモンが暗黒進化し暴走したショックから引きこもってしまうが、見舞いへと訪れる空の言葉で立ち直り、リブート後デジタルワールドに行く決意をしたタケルに、感染原因がメイクーモンである事を自ら告げる。
思い直しデジタルワールドを開く筈の国際展示場に向かうも既に遅く、選ばれし子供達に置いてかれる。
tri.第4章「喪失」
メイクーモンの会いたいと言う思いからデジタルワールドに突然飛ばされ、敵の攻撃で散り散りになって荒野に飛ばされた空達と出会う。
逃げ惑うメイクーモンと出会い、逃避行動をとった自分を叱責し、メイクーモンと和解。
太一達と再び集合し、船の甲板で今後について話すが敵であるゲンナイに見付かり人質にされ、再びメイクーモンはメイクラックモンヴィシャスモードに進化し暴走してしまう。
また、現実世界ではホメオスタシス側の使者であるハックモンが、メイクーモンの危険性について西島に語るシーンがある。
tri.第5章「共生」
暴走の影響でデジモンワールドの地形が一瞬にして代わり、太一達と一緒に洞窟に避難し、今後の行動を見直す。
再び地形が変わった事で現実世界へとゲートが開かれ、報道陣から逃れる為に西島の助言もあり、月島総合高校に避難する。
メイクーモンが現実世界に現れ、現実世界とデジタルワールドの境界を曖昧にした事でデジタルワールドに戻ってしまう。
メイクラックモンヴィシャスモードから究極進化したラグエルモンVSイグドラシル陣営アルファモンVSホメオスタシス陣営ジエスモンVS選ばれし子供達陣営オメガモンの四つ巴の攻撃に巻き込まれ、崖から落ちた太一を助ける筈だった西島と共に、崖から落ちてしまう。
太一が死亡したと思い込み絶望したヒカリが、テイルモンをオファニモン・フォールダウンモードへと暗黒進化させてしまい、更にラグエルモンに取り込まれた事で、世界を揺るがすオルディネモンへと進化してしまう。
tri.第6章「ぼくらの未来」
現実世界に戻るゲートをくぐり、光子郎のオフィスで作戦会議をする。
暴走したオルディネモンを止める為、ホメオスタシスの使者・ハックモンの指示のもと、自ら囮になり湾岸エリアに暴れるオルディネモンを誘い出す。
ウィザーモンからのヒントである「全ての光はメイクーモンの中に」という言葉を手掛かりに、光子郎が芽心のデジヴァイスを解析し、メイクーモンに秘められた善良な心のパスワード「DANDAN」を打ち込む事で、オルディネモンの勢力が収まる。
それにより、メイクーモンの中にあった記憶サーバーが解放され、パートナーデジモン達の記憶が戻っていった。
歪みへと逃走しようとしたオルディネモンをジエスモンが翼を斬り、テイルモンが解放される。
選ばれし子供達の新たな希望を芽心のデジヴァイスの力で集めたオメガモンが、オメガモンマーシフルモードにモードチェンジした事で、オルディネモンを倒す。
メイクーモンとの最後の別れでは、涙を溢れさせながらも懸命に笑顔を見せ、消えていくメイクーモンに別れを告げていた。
また、メイクーモンは前世のアポカリモンの力を受け継いだ危険性からデジタマに戻れないらしく、危険部質イデアの端子は偽ゲンナイに回収されている。
デジモン事件から3ヶ月経った頃には既に鳥取に戻っており、タケルとPCメールのやり取りをしている描写がある。
2005年12月24日には、お台場に集まった選ばれし子供達からクリスマスプレゼントが宅配で届けられており、太一が赤面しながら電話をかけている。
アグモン曰く芽心は、「僕たちはずっと仲間だから」らしい。
LASTEVOLUTION絆
セリフはないが、ワンシーンのみメイクーモンともに登場する。
余談
パートナーの進化系が暗黒進化(作中では明言されていないが、便宜上呼称する)しか登場しなかったという歴代でも珍しいテイマーである。
よく似た立ち位置の劇場版ゲストにウォレスがおり、チョコモンの進化系も通常のロップモン〜ケルビモン(善)のような通常ルートではなく、ウェンディモン〜ケルビモン(悪)のウィルス種ルートとなっていた。しかし、決定的な違いとしてケルビモン(善)が登場している点やもう一人のパートナーとしてテリアモンがいる点が異なる。
一応、正常ルートとしてメイクラックモン→ラジエルモンも公式設定に存在していたのだが、劇中では全く登場しないまま、メイクーモンが退場した。
ラジエルモンはのちに『デジモンアドベンチャー:』に登場こそしたものの、特に目立った活躍はなく、ラジエルモンの掘り下げは『デジモンリアライズ』のイベント「決意の瞳」で行われた。