概要
『ペルソナ5』を原作とするTVアニメ、『PERSONA5 the Animation』の公式略称。
2018年4月~9月に放送された。放送局はTOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、MBS、BS11。
制作は「CloverWorks」。「PERSONA3 THE MOVIE」や「Persona4 the Golden ANIMATION」を担当したA-1Pictures高円寺スタジオの独立した新レーベルである。
監督は石浜真史。作中曲は変わらず目黒将司が務め、アニメ用に新規曲も書き下ろされている。
今作における主人公の名前は「雨宮蓮」。
これは「ペルソナ5 ダンシング・スターナイト」やコラボイベントなどでも使用される。
キャスト陣は原作からほぼ続投しているが、他界した松来未祐氏(御船千早役)と田中一成氏(金城潤矢役)はそれぞれ照井春佳氏と藤本たかひろ氏が代役を務めている。
全26話だが、2018年12月30日に続編&特番『Dark Sun…』が、2019年3月23日に『Stars and Ours』が放送され物語の最後まで描かれた。
THE DAY BREAKERS
2016年9月にてゲーム発売に先駆けて放送された単独特番アニメ。
PERSONA5 THIEVERY IN BLUE
『グランブルーファンタジー』でのコラボイベント。
アニメの進行状況との兼ね合いで「祐介が仲間になった後、次のターゲットを探している」時の出来事となっている。
特徴
P3MやP4A同様にゲームのカットインや小ネタが忠実に再現されている。
具体的にはペルソナ発動の「ブチッ」、総攻撃とフィニッシュ、東京移動マップ、チャットトークなど。
しかし一部のイベントの日時が前後しており、その兼ね合いからかカレンダーによる日付け表示は無い。
代わりにP4Aでは速攻で終わらせていたサブキャラのコミュニティも、コープ(協力関係)となった今作では回数を分けて全キャラクター描写。後期OPではコープキャラそれぞれに専用カットが用意されるほど。
またP4Aでは描かれなかった武器を使用する戦闘は、近接武器・遠距離武器それぞれしっかりと表現されている。
ギャグ方面にはっちゃけていたP4Aの鳴上悠や、重要な過去を持つ主人公として確立されたP3Mの結城理に比べると、本作の蓮は口数が少なく大人しい。
しかし存在感が薄いという訳ではなく、日常パートで大人しい反面怪盗活動ではスタイリッシュに行動で魅せるキャラクターとなっている。
なお、劇中で登場するスマホはSONY製xperiaに統一されている(エンディングクレジットの協力を参照)。
本作でのワイルド
悪魔(ペルソナ)交渉によるペルソナ獲得が主であり、コープによるアルカナ獲得は描写されない。
代わりにギロチン合体も忠実に行われ、初期ペルソナであるアルセーヌも容赦なくアガシオンとなった。
戦闘シーンではP3M・P4Aのように次々とペルソナチェンジする戦法ではなく、新たに獲得したペルソナ1体のみを戦闘ごとに変えていくスタイルとなっている。ただ、不可能ではないらしく、傲慢を司るパレスの主との最終決戦ではペルソナを戦闘中に入れ替えて連続攻撃し敵を葬っている。
各話において使用・獲得したペルソナ
話数 | ペルソナ | アルカナ | 備考 |
---|---|---|---|
#01 | アルセーヌ | 愚者 | 記念すべきペルソナ覚醒 |
#04 | ピクシー | 恋愛 | 初ペルソナ交渉。戦闘では使用せず |
アガシオン | 戦車 | 初ペルソナ合体。アルセーヌ退場 | |
#08 | リャナンシー | 恋愛 | |
#09 | スライム | 戦車 | ペルソナ交渉。戦闘では使用せず |
#11 | ヌエ | 月 | 12話でも使用 |
#13 | ラミア | 女帝 | |
#14 | スザク | 太陽 | |
#17 | ホワイトライダー | 戦車 | |
#21 | ヘカトンケイル | 刑死者 | |
#25 | オオクニヌシ | 皇帝 | |
セト | 塔 | フルメンバー総攻撃フィニッシュ | |
#26 | アルセーヌ | 愚者 | |
Dark Sun... | アルセーヌ | 愚者 | |
ヨシツネ | 塔 | 八艘跳び | |
アリス | 死神 | 死んでくれる? | |
ベルゼブブ | 悪魔 | ||
各話タイトル一覧
話数 | タイトル | 意訳 | 備考 |
---|---|---|---|
#01 | I am thou, thou art I | 我は汝、汝は我 | |
#02 | Let's take back what's dear to you | 取り戻そう、大事なものを | |
#03 | A beautiful rose has thorns! | 綺麗な薔薇には棘があるのよ! | |
#04 | Steal it, if you can | 盗れるもんなら盗ってみろ | |
#05 | The Phantoms | その名は「ザ・ファントム」 | |
#06 | Our next target is… | 次のターゲットは・・・ | |
#07 | He is my other self | 彼はもうひとりの俺だ | |
#08 | Put an end to all this and use your own artwork for once. | せめて有終の美くらい、自分の作品で飾れ | |
#09 | Operation maid watch | メイドウォッチ大作戦 | |
#10 | I want to see justice with my own eyes | 確かめさせて欲しいのよ。貴方達の言う正義を | |
#11 | Let's be friends, shall we? | お友達になろっか? | |
#12 | I found the place where I belong | 私ね、居場所・・・見つけたんだよ | |
#13 | Dreams and Desires | 欲望と希望 | |
#14 | What life do you choose? | どんな人生を選びたいのか? | |
#15 | I am Alibaba | わたしはアリババ | |
#16 | This place is my grave | ここがわたしの墓場だから | |
#17 | X Day | Xデー、来たる | |
#18 | I'll guide you to victory | わたしが勝利に導いてやる | |
#19 | Aloha | ようこそハワイへ | |
#20 | My name is Beauty Thief! | 美少女怪盗と申します! | |
#21 | You can call me "Noir" | 「ノワール」と呼んでくださる? | |
#22 | Is it our fault...? | 俺たちのせいなのか・・・? | |
#23 | How about a deal with me? | 僕と取引をしないか? | |
#24 | A challenge that must be won | 勝たねばならぬ挑戦場 | |
#25 | Jealous Sinner | 嫉妬の罪人・新島冴 | |
#26 | I won't let it end here | まだ終わらせないよ | |
SP | Dark Sun… | 暗き太陽・・・ | |
SP | Stars and Ours | 星と僕らと | |
SP | Proof of justice | 正義の証明 | BD/DVD11巻収録の番外編。ある日、蓮はクロスワードブックを開くと、そこには「正義の証明」の文字が書かれていた。その文字は明智吾郎の字であり、気になって捜査をするのだが…? |
SP | A Magical Valentine's Day | 不思議なバレンタインデー | BD/DVD12巻収録の番外編。タイトル通りバレンタインイベント。ゲーム本編では彼女に出来ない新島冴も追加され、キャラ個別ごとに描かれている。 |
主題歌
特記が無い限り、作詞:Benjamin Franklin / 作曲・編曲:目黒将司 / 歌唱:Lyn である。
OP
「BREAK IN TO BREAK OUT」
第1話のみEDとして使用。正式なアニメーション映像は4話から公開。
「Dark Sun…」
第14話から使用。25話まで作中のMAD映像であり、仲間のペルソナ覚醒に伴いキャラクターが追加。
第26話から正式なアニメーション映像が公開された。
ED
「INFINITY」
第2話から使用。イントロ部分は原作の戦闘後カットインを意識した次回予告も兼ねる。
「Found a Light」
第8話のみ使用。
「Autonomy」
第17話から25話まで使用。イントロ部分は原作のカレンダーを意識した次回予告も兼ねる。
また、仲間が正式加入するとEDにもキャラクターが追加される。
「自由と安心」
作曲・編曲:目黒将司
第26話とA Magical Valentine's Dayにおいて使用。原作では主にバッドエンドのエンドロールで使用される。
関連動画
PV第1弾
PV第2弾
「THE DAY BREAKERS」PV
「Dark Sun…」予告映像
「Stars and Ours」予告映像