リャナンシー
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りゃなんしー
アイルランド伝承に語られる妖精。人間の男性を誘惑して愛をささやき、その人物に技芸の才を与える一方で精気を吸う魔性の妖精。
名前の意味は【妖精の恋人】。常に人間の男性を誘惑して愛を求めているという。リャナンシーの愛を受け入れた男性は、彼女から音楽や作詩、絵画などのあらゆる芸術や才能を与えられる。その一方でリャナンシーはその対価として男性の精気(もしくは血)を吸い、男性を早死にさせてしまうという魔性の妖精。
アイルランドの天才的な芸術家の多くが短命なのは、彼女たちリャナンシーに取り憑かれているからであるという伝説もある。
リャンナン・シー、リァノーン・シーとも表記される。
『ソードワールド2.0』のリャナンシー
リャナンシーとリャナンシー・アサシンが登場。上級蛮族のノスフェラトゥの一員であり、ヴァンパイアローズの忠実なる部下という設定である。
こちらはアイルランド伝承の物とは全く性質が異なり、両者共に対象の血を吸う事に関しては共通なのだが、リャナンシーは「吸血した者を自らの虜にする」能力を持ち、リャナンシー・アサシンは「吸血した者の記憶や技能を奪う」能力を有する。
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