概要
実写ドラマ版演者:谷原章介
小乃接骨院の先生。仕事で愛用している人体骨格標本を「ベティちゃん」と名付けて可愛がっている。
整体や骨接ぎの腕は一流で、人体に関する伝記や珍しいツボにも詳しい。その知識や豊富な蔵書のおかげか、「謎の拳法」がよく登場する本作では解説役や事態解決のヒント役となることも多い。
天道あかねの初恋の相手だが、東風自身は天道かすみに片想いしていて、彼女を前にすると極度に緊張してマトモに会話もできないばかりか、ベティちゃんを振り回したり、持っていた本をバラバラに千切りまくるなどの異常な行動に出る。
近隣住民は彼がこうなる事を知っているため、接骨院にかすみが訪れるタイミングで通院してくる者はいないらしい。
生真面目そうな外見や、かすみとの件もあって堅物っぽい雰囲気だが、その実お茶目かつお人好し、対象が自分以外であれば恋愛沙汰にも気遣いができ、乱馬のような捻くれた相手でも直ぐに打ち解けられるほどの好人物。
そのため、常連の患者からは概ね慕われ、あかねがその人柄に惹かれることにもなった。
武術の心得もあり、その実力は乱馬が一目で「相当に強い」と感じ思わず警戒していたほど。
強敵と激突するシーンはないものの、乱馬の隙を突いて見せたり、本人も気付かないうちに整体の効果を仕込んでおく、敵集団を目にも止まらぬ速度のツボ突き攻撃で一瞬にして眠らせ無力化するなど、ツボや骨接ぎの技を組み合わせた戦法は相当に強い。
原作漫画では初期に登場したものの、13巻の貧力虚脱灸~飛龍昇天破取得編でフェードアウトしており、最終巻となる38巻の主要キャラ達の集合絵にも姿を見せていない。
一方、アニメやドラマなどでは引き続き登場しており、熱闘編では終盤までアニオリ回で度々登場していた。
平成版アニメにて
平成版アニメオリジナル回「骨盤占い!らんまは日本一のお嫁さん」では、東風の母親「きん」が登場する。見た目はお婆さんのようなのだが…。
きんは「良い嫁は骨盤で決まる」と東風に見合い話を持ってくる。
意中の人がいると母に言い出せない東風のため、あかねは見合いを阻止しようと決意する。一方、そんなことは知らないなびきは「自分が恋人のふりをしてあげる」と持ちかけ、ちゃっかり東風に色々と奢ってもらう。
小乃接骨院できんの前にあかねとなびきが現れ、ようやくダブルブッキングに気づいたが、きんは「嫁ッ子を決める儀式」と尻相撲で二人に勝負するよう持ちかける。
その様子を外から見ていた良牙と乱馬だが、「あれではあかねさんが勝ってしまう」と良牙が女らんまにドレスを着せて接骨院に放り込む。
ヤケクソ気味に「自分が東風ちゃんの恋人だ」というらんま。きんは女らんまの骨盤を絶賛し、東風に「この娘を嫁にしなさい」というが、そこにかすみが訪れる。
「僕は自分の結婚相手は自分で決めます!」と、東風はかすみにプロポーズ…しようとしたが、完全にテンパってしまい、「僕はベティちゃんと結婚しま~す!!」と、骨格標本のベティちゃんと踊りだしてしまった。
その姿に、きんは東風の父らしき男性を思い出していた…。(若き日の彼女に告白しようとして、やはり緊張して木に激突していた。)
東風の想い人を察したきんは、見合いの話は無しにして帰っていったのだった。
なお、きんの骨盤占いによるとあかねとなびきは合格、女らんまは「日本一のお嫁さんになれる」最高の骨盤の持ち主だが、肝心のかすみの骨盤は見もしなかった。
東風の気持ちが決まっているなら、占うだけ野暮…ということか。
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中の人繋がり
なお、日髙のり子氏&三ツ矢雄二氏の共演作としては、他にポプテピピック(第1シリーズ第1話Bパート)のポプ子&ピピ美もある。