メルが助かるならこの命、惜しくありません
いえ、この日の為に俺は剣技を磨いたのだとそう感じます
プロフィール
概要
マグナスが攻略本に記されているサブクエストの攻略で立ち寄ったエンゾ村で衛兵を務めている戦士の男性。
マグナスが自分よりずっと年上(Web、書籍版では三十路手前、コミカライズ版では28歳位と予想していた)と思ってしまう程の強面な顔をしているが、年齢はプロフィールの通りマグナスと同じ18歳である。
エンゾ村の村長の孫娘である14歳の少女『メル』とは幼馴染な関係であると同時に、彼女に片思いをしていたが、『強面かつ厳つい身体つきの自分では女性受けが良くなく、実らぬ片思いになる』と自覚しながらも、『せめて彼女を守れるくらいに強い男になりたい』と思って村を跳び出して武者修行で傭兵となり、その時の手柄で町の衛兵に取り立ててもらった経緯もあったが、現在は志願して故郷エンゾ村の衛兵として駐在している。
そしてマグナスから村長に、そして村長から村全体に伝わる形で『近くの森に棲むボスモンスターの討伐が成功すれば原因不明の病で衰弱したメルを救うきっかけになる』と知った時には一人で討伐に行くマグナス後をこっそりつけて助っ人を名乗り出た。
そして二人でボスモンスターの討伐に成功してメルが完治した際には、「彼(グランツ)は君を救いたい一心で屈強で巨大なモンスターに勇敢に立ち向かった」「どこかの運命に選ばれただけのバカとは違う、本物の勇者だよ」というマグナスの助け舟もあって、メルへの恋を成就させた。(ちなみにグランツだけでなくメルもまた彼に好意を寄せていたようである)
装備品
- 鋼の剣
『メルルを守れる程に強い男になる』という目標で村を跳び出して武者修行をし始めた時から使っている剣。
- 歴戦の大盾
こちらも前述の剣と同じく、武者修行を始めた時から使い始めた大盾。
非戦闘時には右肩に装着する事でショルダーアーマーのように使うことも可能で、戦闘時には左手に装備する。
前述のボスモンスターである『フォレストジャイアント』との戦闘ではグランツがマグナスと共闘した際に、フォレストジャイアントの最期の一撃である拳を盾で防ぐ時にバラバラに砕けてしまったものの(マグナスの補助魔法の効果もあるが)主であるグランツの命を紙一重で守ることに成功した。(なお、重症になったグランツもハイポーションを飲むことで傷は完治した)
ちなみにそのバラバラになった盾はマジックアイテム鍛造の際の触媒にもなるため、マグナスがグランツに許可を貰って頂戴した。
作中の関連・関係人物
- メル
エンゾ村の村長の孫娘にして、グランツの幼馴染にして好意を寄せる14歳の少女。
ボスモンスター『フォレストジャイアント』の呪いで衰弱していたが、グランツとマグナスがフォレストジャイアントを討伐したことで完治して元気になり、マグナスの助け舟もあってグランツは彼女への片思いを成就させた。
エンゾ村にフォレストジャイアントを討伐するためにやってきた魔法使い。
年齢こそ同い年たが、グランツ自身が礼儀をキチンと弁えているためマグナスには始終敬語で話している。
フォレストジャイアントを討伐して村に凱旋した後は、マグナスが自分の活躍をメルや村長をはじめとする村人達に伝えてくれたため、それが村人達からの賞賛やメルへの片思いの成就に繋がった。
そのため『メルを苦しめるフォレストジャイアントを討伐してくれた』『メルへの片想いの成就に助け舟を出してくれたキューピッド』と二つの意味でグランツの恩人とも言える。
運命の神霊タイゴンによって勇者で、前述のマグナスの言っていた『運命に選ばれただけのバカ』その人。
グランツと同じく人相が悪いがユージンの性根はそれ以上に悪く、『自分の勇者と言う肩書に胡坐をかいて何をやっても許される存在である』と己惚れる様はまさしく悪徳勇者そのもの。
更には(マグナスの助力があったとはいえ)フォレストジャイアントに臆さず立ち向かったグランツに対し、ユージンは『ボスモンスターと戦うも、手負いになって旗色が悪くなると仲間を見捨てて逃走する』と臆病者そのもので、相手によって出したり引っ込めたりする偽物の勇気の持ち主でもある。
〈武勇の神霊〉プロミネンスのお告げにより『光の戦士』として選ばれた少年。
こちらもグランツと同じくユージンのアンチテーゼそのものな存在であり、マグナスと出逢って共闘したことで英雄となった点が共通する。
関連タグ
勇者:前述の通りグランツの職業は戦士だが、ボスモンスターにも臆さず立ち向かい、愛するメルを救うことに成功したグランツは『勇気ある者』として正しく勇者である。