概要
二次創作用語。非公式カプとも言う。対義語は公式カプ(公式カップリング)。
NLだけではなく、BL、百合、夢小説すべてにおいて使われるので、あまりタグ付けされてないケースが多い。これは作者が捏造カプだと認めたくない、単に認知・定着していないなどが考えられる。また、字面の印象が悪く使用には若干の勇気が必要という点も影響している可能性が高い。
捏造と公式の区別が難しいケース
- 公式カプが恋愛とも友情とも取れるグレーゾーンの描き方がされている原作
- 主人公への自己投影が推奨されている原作(原作がコンピュータゲームや名前変換小説で、名前を変えられる、複数ED、冒険中の出来事がプレイヤーの妄想依存、キャラメイクゲームでキャラの設定が固まっていないなど)
- ハーレム・逆ハーレム・結婚が公式の原作(ギャルゲー、乙女ゲーム、育成ゲームなど)
- 浮気・NTR・多角関係が出る原作(愛憎劇、メリーバッドエンドなど)
の場合、何が公式カプで何が非公式カプかは判断が難しい。
別名・表記ゆれ
非公式CP 非公式カプ 非公式カプ(男男) 非公式カプ(男女)
関連タグ
もう一つの意味
捏造カプは主に、
- 恋愛以外(バディ、ブロマンス、ロマンシス)で仲のいい二人組を 性愛の関係にしたカップリング
- 公式カプの片割れを公式の恋人・伴侶以外とくっつけたカップリング(サブヒロイン、サブヒーロー全般)
- 接点の薄い二人組やモブやオリキャラを使った脈絡のないカップリング全般(謎カプ全般)
の意味で使うことが多いが、令和現在では、原作で仲のいい組み合わせ、会話数は少ないが共通点が多いないし関係性が丁寧で解像度の高い組み合わせ全般(信頼、ツーカー、ニコイチ、箱推し、キーパーソン)を公式カプか否かに関わらず、「主ヒロ」「全年齢BL」「全年齢百合」等と呼ぶようになっている。
対して、
- 嫌いなキャラ×好きなキャラ
- 嫌いなキャラ×叩かないキャラ
- 主人公補正のみに注目した厄介オタクが作るハイスペックキャラ×主人公
- ポジションのみに注目したテンプレートカップリングな上に、テンプレートが差別・偏見を含んでいる(ヒロインだから必ずお淑やかで右固定、ヒーローだから必ずスパダリで左固定、不細工だから必ず悪役、マスコットだから必ず夫婦の太鼓持ちで引き立て役等、「王道」「普遍的」「温厚、平和好きが作るカプ」「ただの間違い」とはまったく違う)
という「攻め側や相手役に一切愛情のない捏造カプ=抱き合わせ」を「最も捏造カップリングらしい捏造カップリング」の意味で使うことがある。
「逆カプとヘイト創作のドッキング(右側に自己投影する自分が左側を奴隷にする目的や負けず嫌いの心理で突っかかった癖に、左側が右側に大人気ない賞賛や嫉妬や迷惑行為で突っかかってきたことにする、片想いやツンデレとも違う負の誘い受け)」「当たり屋、痴漢冤罪、カツアゲ層が右側に自己投影しているようだ」「なんでカップリングじゃなくてピカレスク(主人公が最初から悪役の作品)を推さないんだろう」とも言われる。