ツーカー
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つーかー
言葉が少なくとも通じ合えるほど気心が知れていること。「ツーカーの仲」とも言う。
言葉が少なくとも互いに通じ合えるほど気心が知れていること。
それほどに親しい間柄のことを『ツーカーの仲』とも言う。
語源の一説『つうと言えばかあ』
『ツーカー』とは、明治末期から大正時代にかけて流行した江戸言葉だとされている。正確な発祥は不明。
由来については諸説あるが、本来は『つうかあ』と書き、「つう」と言えば「かあ」の略称とする説が有力。
ただし大正後期に新聞連載された『江戸から東京へ』(矢田挿雲・作)の中には『ツーと云へばカーと云ふ江戸ッ子』という言い回しがあり、別段『ツーカー』でも誤記ではない。
以下は『つうと言えばかあ』が由来である説。
せっかちな江戸っ子同士の会話では「◯◯つうことよ」「そうかあ」で話が済んでしまうことがあり、この短い言葉で意思疎通ができる様を、やり取りの一部を拾って『「つう」と言えば「かあ」とこたえる』と形容した。
その後に『つうかあ』と略され、このような応酬をするほど親密な関係を指すようになる。
江戸言葉の「つう」は「という」の転訛で、話し始めの「つうかよ」は現代の若者言葉の「てゆうか」とほぼ同義。
「◯◯つうことよ」「そうかあ」のやり取りも、現代風に言えば「てゆうか◯◯」「あーね」くらいの会話である。
『ツーカーの仲』とは
Pixivでは『ツーカーの仲』は『ツーカー』の表記揺れ扱いだが、一般的には『ツーカー』な人物同士を指して『ツーカーの仲』と言う。
ツーカーの仲とされるのは夫婦や恋人たちに限らず、友人同士や仕事仲間など、性別問わずに当てはまる。
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