概要
説明
日本語の言葉の一つ。漢字の「茶」「番」の二文字の組み合わせからなる二字熟語であり、スル動詞を持たない普通名詞である。意味は下記の通り。
- 劇場などで客などのためにお茶の用意や給仕をする人。本来の意味。
- 江戸時代に広まった、手近な物を使って行う滑稽な寸劇や話芸『茶番狂言』の略称。「狂言」は、室町時代に発達した笑劇のことである。
- 江戸時代に歌舞伎などの芝居小屋で、そうした茶番が練習がてらに下手で馬鹿馬鹿しい即興寸劇。茶番劇とも。
由来は諸説あるがその一つとして、江戸時代の歌舞伎の楽屋では、大部屋役者と呼ばれる地位の高くない役者たちが芝居のほかに飲み物である茶の給仕を担っていた。この際、技術の上達をかねて茶を配りながら披露する芝居や気の利いたおふざけが「茶番狂言」と呼ばれて広まった。これが形を変えて、「見え透いた、または下手な芝居」をさすようになった、というもの。
出典
- 【茶番】ってどんな意味?言葉の意味や成り立ちとは _ Domani 小学館
- 茶番劇とは - 語源由来辞典
- 「茶番(ちゃばん)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
- 茶番(ちゃばん)とは - 由来・語源辞典
- 「茶番」の言い換えや類語・同義語-Weblio類語辞典
- 茶番とはどういう意味ですか - Microsoft Bing
関連項目
別名・表記ゆれ・類語
※2024年4月6日現在、ピクシブ百科事典上に記事がある語のみ抜粋。
〈出典:Weblio類語辞典「茶番」の言い換えや類語・同義語〉
【いかにも嘘だと分かるばかげた振る舞いのこと】
茶番劇 茶番
【人を笑わせる滑稽な演劇のこと】
関連タグ
「茶番」「茶番劇」とつく記事一覧
※不要記事・削除記事は含まない(転送記事や曖昧さ回避を除く)。「茶番」の検索結果も併せて参照されたし。
お茶目な奥さんとの日常茶番事 茶番カプリシオ ゆっくり茶番劇
その他
演技 演劇 踊る 狂言 行為 行動 三文芝居 自作自演 シチュエーション 寸劇 大根役者 たかし(からすま) ちゃ 話す ば 漫才 マッチポンプ ん
番茶:漢字の順序が入れ替わっただけだが意味は全く異なる。茶の硬い新芽や摘み残しの古い葉などを原料にした、高級でない茶葉による茶飲料のこと。