注意:このキャラクターは2023年現在、コミカライズ版でモノクロでしか描かれていないキャラクターです。
それにつき、公式作品(小説版単行本4巻以降の挿絵・もしくはコミカライズ版等)でカラーで描かれるまでは作品募集中系統のイラストはメイン画像に使用しないでください。
概要
第4章の大ボスで、正式名称は『魔弾将軍カリコーン』。
ルクスン公国の侵攻を担当している。
外観は人型のモンスター(コミカライズ版ではオーガのように体格の良く、二本の長い角とボサボサの長い髪を兼ね備えた容姿で描かれている)で、弓を構える左腕は異常に肥大化しており、逆に矢を番えるための右腕は五本存在している(……がコミカライズ版では弓を射るシーンで一つの右手で5本の矢を番えて、残る4つの腕は使用していない)。
魔弾将軍の二つ名は伊達ではなく、作中でも自分の居城から約50キロも離れた城塞都市キロミツの城門を射抜いて破壊するといったどこぞのスナイパーをも凌ぐ腕前を見せた。
(魔王モルルファイを例外として)遠距離戦では魔法使いの天敵と言える存在であり、耐性を持つ属性が無い代わりに、弱点が《貫通属性》しか存在しない。
その一方で接近戦は不得意としている。その為マグナスサブ職業である武道家を鍛えたのもこの為である。
ドロップアイテム
- 魔弾将軍の腕輪
レア度はSSSと最高クラスの腕輪。
この腕輪を装備して魔法の発動媒体として使用した場合、必要MPを本来以上に要求され充填まで時間がかかる代わりに、威力が激増する(「弓を引き、矢を放つ」と言ったイメージ)。その為、この腕輪の装備者はヘヴィカスタマイズ(マグナスの魔法を詠唱する際の独自のテクニック)より強力な増幅効果を、術者の技量に依ることなく行使できるようになる。
また、様々な探知能力に対しての絶対的なカモフラージュとオートカウンター効果も兼ね備えており、この腕輪を装備した者を「遠見の水晶球」等の遠隔監視が可能なアイテムで覗き見しようとした場合はそのアイテムが自動的に破壊されるか機能不全に陥る。
人物関係
魔王軍
カリコーンの使える主であり、モルルファイの命によりカリコーンはルクスン公国の侵攻を行うことになる。
協力者
自らの私利私欲のため、ルクスン公国を裏切ってカリコーンに助力することになった正真正銘の売国奴及び裏切り者。
自分の同胞である八魔将の魔海将軍バーラックがマグナスによって倒された後にその力を受け継いだ、カジウの海域に住んでいた元重鎮。
前述の売国奴とは違って八魔将の各国の侵略には加担せず、面白い物やマグナスのような自身が興味を持つ者に干渉するトリックスターとして活動している。
挑戦者
マグナス一行
魔王軍に敵対する魔法使い及び格闘家。
自分と同格である八魔将のデルベンブロ、ジャムイタン、バーラックは彼によって討伐されたため警戒していると同時に、主である魔王モルルファイを除き遠距離戦で互角に戦える事から彼を賞賛している。
〈武勇の神霊〉プロミネンスに選ばれた四人いる光の戦士の内の一人。
彼はルクスン大公国の大公殿下の勅命でカリコーンの討伐を命じられているため、カリコーンにとってはマグナスと同様に倒すべき存在である。
また、デルベンブロや某RPGシリーズの一作目のラスボスの如く「私の部下となれ。さすればルクスンの半分を君にやろう」と彼に対して言ったが、正統派の勇者と同等な高潔な精神と謙虚さを兼ね備えているレイは拒否した事から、誘いに乗らなかった事を残念がると同時に彼を好敵手として認めている。
余談
前述の通りカリコーンの得物は弓矢なのだが、二つ名は『魔弓将軍』でもなく『魔矢将軍』でもなく『魔弾将軍』というおかしなことになっている。