概要
cv:関俊彦
「美食倶楽部」の椀方を務める料理人で、岡星精一の弟。初登場4巻「板前の条件」。料理の腕は立ち、美食倶楽部には50倍以上の倍率を突破して採用された。精悍な顔立ちをした兄と違い、雀斑が特徴の童顔の青年である(京極曰く「似ている」らしいが)。
当初は未熟な面が目立ち、料理人でありながら煙草を吸うなど(気持ちを安定させるのが目的だった)たびたび海原雄山の怒りを買い破門されるが、そのたびごとに山岡達のお陰で復帰した。その後は雄山の信頼も厚くなっていく。
以前は兄には料理の腕ではかなわないと言われていたが、現在では若手では日本一といってもよい料理人(山岡談)に成長している(初登場時もタバコを吸った洗いを出す前は初挑戦ながら雄山が小言を言わずご機嫌で食すほどの腕前だった)。
本業の日本料理以外にも、イタリア料理や陶芸に興味をもつなど才能は多彩。特に陶芸に関しては雄山も陶人も才能を認めている(48巻「団欒の食卓」)。10巻第8話「潮風の贈り物」では、山岡の手助けを得て、片想いの相手だった美食倶楽部の仲居『鈴子』 を自殺未遂後の衰弱状態から立ち直らせ、将来を誓い合う仲になったが、その後の記述はない。ちなみに兄弟共々、訳ありの女に惚れていると視聴者に評されている。雄山に代わって「究極のメニュー」との対決を任せられたことがあり(81巻「イタリア対決!!」)、その実力が認められ和解前の対決終了時に雄山直々に「至高のメニュー」の中心とすることを皆の前で発表された。同じ時期に東西新聞「究極のメニュー」を山岡から引き継いだ年少の飛沢には「気楽にやろうよ」と友好的な感情を持っていて、良きライバル関係となっている。
美食倶楽部の一員で雄山の部下であるが、雄山の差し金で山岡との折衷や情報工作をする役回りでもあり、究極対至高の対決のテーマ決定などの際に重要な役目を担っている。