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概要編集

CV:荘真由美


東西新聞社の新人社員。食に関する深い知識は無いが、優れた味覚を持っている(これは同じ優れた味覚を持っていた祖母ゆずりでは無いかと推測される)。

それを認められて山岡士郎と共に東西新聞社創立100周年記念事業である「究極のメニュー」に関わり、食に関する知識を深めていく。後に士郎に惹かれて彼と結婚し、一男二女をもうけることになる。

士郎と結婚し「山岡ゆう子」になったが結婚後も同じ職場である為ややこしくなり、職場では旧姓の栗田で呼ばれる事を継続する事となった。


性格は温厚で人を立てることが多い一方、持論は頑として譲らない堅牢さも持ち合わせる聡明な策士。美人で言い寄ってくる男も多い。

初期は控えめな性格だったが次第にハッキリ物を言うようになった。二木まり子「カマトト」と呼んで嫌っていたが、彼女もゆう子の人柄と、士郎への献身的な愛に気付き、自ら身を引いた。

当初は割とツンデレっぽかったが、次第に言い寄ってくる男を良いようにあしらう策士な面も出てきた。雄山との対決で一計を案じたこともある策士。士郎すらときたま「俺はこうして君に丸め込まれて生きていくんだろうか」としぶしぶ認め、直属の部下からは驚愕のあまり「」呼ばわりされたこともある。

華奢な外見からは想像もつかないほど腕っぷしも強い。


初期の絵柄とは最早別人というほど顔が違うが、この漫画は性格が丸くなるのに比例するように顔が四角くなるので仕方ない。しかし初期の絵柄の彼女の方が人気があるようだ。


元々ぐうたらな士郎を制御できる数少ない人物とされていたが、結婚後は完全に士郎を尻に敷いている。というか、士郎曰く、彼の方も早い時期から惚れていたようなのだ(父親譲りで、彼も本音をいえないのである)。

周囲はみんな二人を結婚させようと仕組んでいたが、士郎が素直じゃないのと、鈍感なこと、また最初は原作者が二人の結婚で話を終わらせようとしていたことからなかなか進展しなかったが。

周囲から「山岡と栗田さんが結婚するなんて、神も仏もない」と言われて、士郎が「やかましい!早く頼んだものを!」と怒るのはお約束

勿論、みんな相性抜群であることを知って言っているのだが、多分だが士郎は本気で怒っており、ゆう子はそんな夫を見て楽しんでいる

ゆう子はゆう子で士郎のことが好きで仕方ない(あまりにも彼が我が儘に振る舞うと怒り、実家に帰って、結局士郎が謝りにいく。やっぱり素直じゃないから口には出さないが)。


また、最初は海原雄山を嫌悪していたが、彼の性格を知るに従い理解を示すようになり、士郎と和解させようと裏で色々策謀を巡らす。やっぱり策士。そして、士郎と雄山が和解した時、彼らに隠れて感涙していた。


普段は平凡なコメントや会話だが、家計をエンゲル係数で表したり、山岡と二人で企業ゴロの事務所に乗り込んでハッタリをかます等、感情が昂ぶると少し独自な行動を取る一面も持っている。



余談編集

 本編でもほとんど描写がないに等しい士郎の亡き母親がある回において雄山の追想の形で少しだけ描かれた時、その横顔がゆう子とそっくりだった。

雄山・士郎親子がゆう子に惹かれたのはおそらくこの事も関係しているのかもしれない。


 ちなみに原作初期に困っている人を見て、その人を助けるのを山岡に求める姿からまるで親に泣き付く子供みたいという意見も存在している。

 実際、結婚後は困り事を抱えた士郎がゆう子に泣きつき、彼女が頭を撫でながら慰めるというシーンが数度見られる。しかも直属の部下である飛沢が目の前にいる状態で人目もはばからず甘えるなど、親に泣き付く子供そのものだった。


 作中では「常識人」「善人」的扱いを受けているが、嫉妬心から山岡が他人に買った土産物を(お局二人組と脅して開けさせて)食べてしまう、(事情聴取の為に同行を求めた)警官への公務執行妨害など、美味しんぼの登場人物の例にもれず、結構目敵にされている。


関連項目編集

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