「キスをしましょう、阿良々木くん」
概要
CV. 斎藤千和
蟹に行き遭った少女。
解説
身長165cm。誕生日は7月7日。 学業はトップクラスで、教科書を全て暗記している。
儚げな美貌、難病をかかえている身の上ゆえに、学校では「深窓の令嬢」とみなされている。
同級生や教師とは、ほとんど会話しない。ただし、気心の知れた友人の前では毒舌家と化す。
自他共に認めるツンデレキャラだが、デレの「デ」の字も見せなかった最初期には阿良々木暦から「ツンデレというよりツンドラ」と評されていた。
仇名は「ガハラさん」。(命名は暦)
中学時代は陸上部に所属。(現在は未所属)その際、バスケ部に所属する下級生だった神原駿河(かんばる・するが)と合わせ、「ヴァルハラコンビ」(神原の「ばる」と戦場ヶ原の「はら」、更に北欧神話の「戦の神の聖地」を意味する「ヴァルハラ」をかけたもの)と呼ばれていた。(広めたのは神原本人)
「蟹」に行き遭い、その鋏によって「体重」を切り取られ、元の体重からなんと5kgという異常に軽い体となってしまう。そのため、服の下にはバラスト代わりに無数の文房具を仕込んでおり、ときに飛び道具の要領で武器として扱ったりもする(OP主題歌の「staple stable」も彼女が武器としているstapler(ホッチキス)とstable(安定する)を掛けたもの)。
「まよいマイマイ」で自分から暦に告白し、付き合うことに。
「かれんビー」では、かつて自分を騙した詐欺師、貝木泥舟と対峙する。それにより、自分の過去にけじめをつけることができた。
更に「つきひフェニックス」では暦に対し徹底的にデレるようになった。暦曰く、「ツンドロ」。ただし、その後の話では、若干元に戻っている。
上記2作の時期には、人を遠ざける態度を改めようとした羽川翼によって、更生指導をされていたのだが、当の戦場ヶ原は彼女に対して恐怖心を抱いていた。
しかしいざ更生が完了し、「猫物語(白)」の頃になってみると、羽川をして「ちょっとウザくなった」と言わしめるようになっている。
それでも友人同士として、まっとうな人間関係を築けるようになったらしく、羽川家が火災により全焼した際には、しばらく彼女を家に泊めていた。
高校卒業後は、毒舌が復活し内容もR-18化していることが『花物語』で語られている。
ネタバレ注意
『結物語』では社会人として海外の企業に勤務しており、暦とは遠距離恋愛という形になっているが、大学生になった頃から些細な喧嘩がたえなくなったことが明らかになっており、2回程口論の末の大喧嘩により破局、後に復縁するという事態を繰り返しており、劇中では3度目の破局の危機に直面している。
話題まとめ
語り部を担当しない
『化物語』のメインヒロイン達の中では、怪異である八九寺真宵を除いて、唯一語り手を務めたことがない。羽川翼は『猫物語(白)』、神原駿河は『花物語』、千石撫子は『囮物語』でそれぞれ語り手を務めた。
なお『鬼物語』において怪異は語り手を務めることができないというルールが語られている。このほか、作中で怪異はメタ発言をするルールが語られているが、ひたぎはたまにメタ発言をしていることや『化物語』で小学5年生の時にひたぎが9割方助からない難病を患った後に生還していること、成長する石の怪異が存在し重し蟹と石で通じていることから、一部の読者の中には、半ばネタ的に、ひたぎが八九寺と同様に小学5年生の時に難病で一度死亡して怪異化したのではないかと予想する者もいた。
もっとも、死んでいる怪異である斧乃木余接は『愚物語』で語り部を務めていたので、ひたぎが語り部を担当しない理由は不明である。
おもし蟹
九州山間部に伝わる怪異。勿論、西尾氏の創作である。
「重いし蟹」、「おもいし神」、「重石蟹」などの別名があり、ひたぎの体重を奪った「蟹」の正体。
名前は「思い」のダブルミーニングであり、体重を奪われると感情も無くなる。
うさぎや美女の姿を取るという伝承もある(おそらく世界各国の月の海の見方から)。アニメでの姿はタカアシガニに似る。
コラボ
スマートフォンRPG『マギアレコード』にて、魔法少女となったifの彼女が期間限定で登場。
詳しくは戦場ヶ原ひたぎ(マギアレコード)を参照。
関連イラスト
関連タグ
ついに某アニメの二次創作設定から生まれたネタの餌食に
しかも中の人繋がり。更に両方ともアニメーション製作がシャフト