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ホッチキス

ほっちきす

フランスの兵器メーカー。「ホッチキス」は英語読みであり、本来は「オチキス」。転じて、日本では「ステープラー」の俗称として使用される。
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フランスの兵器メーカー

そもそもの語源である。綴りは「Hotchkiss」。前述のとおり、本来「オチキス」と発音するのが正しい。


日露戦争から第一次世界大戦にかけて活躍したMle1914重機関銃は世界中に輸出される名作となった。

これが、後に日本で後述する文具の俗称として「ホッチキス」が使われる要因になった。


第二次世界大戦の頃になると、大砲から戦車まで手がける総合軍需メーカーになっていた。ところが、フランスの軍需産業は統一規格を嫌い、各社が独自の設計を軍に押し付けたため、弾薬も交換部品もてんでバラバラであった。

これは、第二次世界大戦初期において、ドイツ軍に対し規模で勝りながら、結果グデーリアン率いるドイツ機甲師団の電撃戦の前に敗れる原因のひとつとなった。

よく、日本が陸海軍で弾薬ひとつ融通できなかったことが批判されるが、それでも、陸軍は陸軍、海軍は海軍でどの会社にも統一規格を求めていた。フランスはそれよりひどい状態だったのである。

紙を綴じるための文具

ホッチキスで通じるのは日本国内のみ。英語圏ではステープラー(Stapler)と呼ばれる。


現在主流のステープラーの原型を製作したメーカーは米国のE.H.Hotchkiss社で、フランスのオチキス社とは直接の関係はない(ただし、オチキス社の創業者であるB.B.HotchkissももともとはE.H.Hotchkissと同じアメリカ・コネチカット州出身であるため、なんらかの関係はあったのかもしれない)。ただしフランス系移民なので、本来の読みが「オチキス」なのは変わらない。

当初、明治期にイトーキが輸入・販売を行ったが、日露戦争でオチキス重機関銃が日本勝利の立役者となったことから、「ホッチキスはオチキス重機関銃の発明者の弟が開発した」「オチキス重機関銃の給弾機構をもとに開発されたのがホッチキスである」という誤った俗説が広がり、それがきっかけで、日本国内ではステープラーの俗称として「ホッチキス」が定着した。

なおイトーキのステープラー輸入の歴史については詳細が不明だが、イトーキのかかる権利は現在すべて失効している。


現在「ホッチキス」の商標はマックス株式会社とキヤノン株式会社が取得している。ただしMAXは医療分野限定(縫合糸の代替品)、キヤノンはそれ以外の理化学用品としてのみに特許の範囲を限定されている。

この為文房具としては他社もホッチキスを名乗ってよいことになるが、実際には他社はホッチキス及びホチキスの商標名は避けている。

本来の用途以外の使用法

「ステープラーたるホッチキス」も兵器として有用であることが『化物語』で証明されてしまった。

文房具暗器


これは極端な例にしても、鋭利な部分の多い道具であり、一歩間違えば人命に関わる凶器と化すことがあるので、そのような使用法を絶対にしないようにして欲しい。


また、服飾においては待ち針の代用品として仮留めに使用される。

同名異社で紛らわしいよね。

お前らに言われたくない

関連タグ

マシンガン フランス軍 ルノー

文房具 製本 ホチキス(表記揺れ)

わたしの恋はホッチキス

戦場ヶ原ひたぎ


タッカー…内装工事等に用いる、大型のステーブラーのような工具。

ダスター…壁ホチというホチキスの針を使用する。 吹雪マリ…ガンタッカーを武器として使用。

ホチキッス…ステープラーをモチーフにしたキャラクター。

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