概要
長めの針に取っ手が付いたような形で、用途は違うが一本刃のアイスピックに似ている。
一応は錐なのだが、穴を開ける際に削りかすが出ないため、断面は円くなっている。
現代では穴あけパンチが存在するため、わざわざ千枚通しは使わない、知らないという人も多い。
紙に穴をあける他にもアイスピックの代わりなど多数の使用用途があるため、文房具店の他にもホームセンターなどで安価な価格で購入することができる。
使用用途
主な使用用途は上記のとおり「紙に穴をあける」ことだが、その他にも以下のような使用用途がある。
原稿用紙の作成
かつてまだ漫画原稿用紙が無かった頃は、漫画原稿の制作の際は1枚ごとに定規などで内枠の寸法を測るのは効率が悪かったため、必要な枚数を重ねたケント紙などの用紙の四隅を千枚通しで穴を空け、その穴を線でつなぐことでコマ割りの枠線やタチキリなどの寸法を決めていた。
現在では漫画原稿用紙の普及によってこの方法は使われることが無くなったが、コピー用紙などの無地の紙を自分用のネーム用紙や原画用の原稿用紙にする際に、この方法を活用することが可能である。
目的外の用途
たこ焼きをひっくり返して丸くする際にも使う。(竹串や爪楊枝でもできるが。)
創作では当然のように凶器として使われている。
外部リンク
千枚通しを求めて…名前のわからない買い物 - 30's 資格論:千枚通しと錐の違いは曖昧であるという話