概要
撮影されながら放送短縮の影響で未放送となったウルトラマンネクサスのエピソード。
時間軸としては31話と32話の間にあたる。
後にDVD第9巻および2013年発売の『ウルトラマンネクサスTVシリーズコンプリートDVDBOX』において、第31.5話(Episode.EX)として再構成されて収録されている。
サブタイトルの通り、内容としては平木詩織をメインにナイトレイダーの日常エピソードを交えつつバグバズンの強化体バグバズングローラーとの対決が描かれた。
また、本エピソードにおいて詩織が「酔っ払いが嫌いになった理由」と「石堀を『いっしー』と呼ぶようになった経緯」が明かされている。
なお通常回とは尺が異なるため、仮に『ネクサス』を再放送してもこの回は通常尺では放送できない。
あらすじ
その日はビーストの目立った出現もなく、ナイトレイダーは平穏な日常を過ごしていた。
かつて自分が警官だった頃の同僚であり、親友でもある表秋子(おもて あきこ)が結婚すると聞き、彼女から呼び出された詩織。そんな秋子を笑顔で祝おうとするが、その恋人はなんと、自分がナイトレイダーに入隊する前から密かに好意を抱いていた相手である高槻茂樹(たかつき しげき)だった。
一方、町では謎の失踪事件が相次ぐ事態が発生。その犯人は、かつてナイトレイダーが戦ったバグバズンの同族だった。そしてその魔の手はついに秋子にも忍び寄り…。
果たして詩織は親友の秋子を救えるのか…? そして元・恋人である高槻との恋の行方は…。
登場怪獣(ビースト)
補足
- 放送分の31話を除けば、ネクサスがメタフィールド内で戦った最後のエピソードである。
- 高槻茂樹を演じた影丸茂樹氏はウルトラマンティガのシンジョウ・テツオを始めとしたウルトラシリーズに数多く出演しており、後にウルトラギャラクシー大怪獣バトルにおいても、溝呂木眞也を演じた俊藤光利氏と客演している。
- また回想シーンではあったが、アラクネアが再登場したエピソードである。
関連タグ
幽声-コーリング-:本エピソードと同様、放送短縮の影響を受けたエピソード。
絆-Unite-:ウルトラマンX第20話のサブタイトルで、バグバズンブルードがネクサスと共に再登場している。また同時に本作の主人公である孤門一輝を演じた川久保拓司氏もまた、女性副隊長の夫役としてゲスト出演しているもの見どころ。
魔法少女まどか☆マギカ:本作と同様、憂鬱展開が話題となった作品。「ヒーローが結界の中で怪物と戦う」「怪物が手下を使って一般人を襲う」、そして何より「主人公の仲間が失恋する」など共通点が多く、この2作品のエピソードを重ねた人もいたのではないだろうか。