恋か、死か。
概要
『アカメが斬る!』はスクウェア・エニックス刊「ガンガンJOKER」にて連載された、原作:タカヒロ、作画:田代哲也による漫画作品。2010年4月号から2017年1月号まで連載。
帝国の圧政によって苦しむ村の少年剣士・タツミは、殺し屋集団「ナイトレイド」の一員である赤目の少女・アカメと出会う。そして仲間達と共に、腐敗した帝国に立ち向かう。中世的かつSF的なダークアクションファンタジー。
第1話の前口上や弱者の晴らせぬ恨みを晴らす復讐代行者というコンセプトなど、必殺シリーズを意識した作品となっている。
ストーリー
帝国の圧政によって苦しむ村の少年剣士・タツミは、幼馴染みのサヨ・イエヤスと共に村を救うため帝都へ出稼ぎに出発する。その途中で夜盗の襲撃に遭い散り散りになってしまい、たった1人で帝都に辿り着いたタツミを待ち受けていたのはレオーネの洗礼だった。
有り金全部を騙し取られて途方に暮れていたタツミだったが、通りすがった貴族の少女アリアに助けられ彼女の家に招かれる。彼女の両親に軍へ士官の口添えをして貰えることになり、それまではアリアの護衛を引き受けることになったタツミ。彼女に付き添い買い物に出かけた際、帝国の腐敗の原因が大臣であること、また最近帝都の重役や富裕層の人間を狙う恐るべき殺し屋集団がいることを知らされる。そして、夜。殺気を感じたタツミが飛び起きると、彼らは闇夜にいた。
殺し屋集団────── ナイトレイドが。
アカメが斬る!の登場人物
ナイトレイド
- アカメ(cv:雨宮天)
- タツミ(cv:斉藤壮馬)
- レオーネ(cv:浅川悠)
- マイン(cv:田村ゆかり)
- ブラート(cv:小西克幸)
- ラバック(cv:松岡禎丞)
- シェーレ(cv:能登麻美子)
- スサノオ(cv:浅沼晋太郎)
- チェルシー(cv:名塚佳織)
- ナジェンダ(cv:水野理紗)
帝国政府・軍
三獣士
特殊警察イェーガーズ
その他
他詳細等は【アカメが斬る!の登場人物】にて
帝具
1000年前、帝国を築いた始皇帝の命により造られた48の超兵器。体力、精神力を著しく消耗するがその性能は強大で、帝具の所有者同士が戦えば必ずどちらかが死ぬと言われている。始皇帝の「ずっとこの国を守っていきたい」という願いのもとに開発されたが、開発から500年後の内乱により半数近くが行方不明となっている。使用者が帝具へ抱いた第一印象が相性に左右するらしい。
帝具一覧
- 一斬必殺(いちざんひっさつ) / 村雨(むらさめ)
- 百獣王化(ひゃくじゅうおうか) / ライオネル
- 浪漫砲台(ろまんほうだい) / パンプキン
- 悪鬼纏身(あっきてんしん) / インクルシオ
- 千変万化(せんぺんばんか) / クローステール
- 万物両断(ばんぶつりょうだん) / エクスタス
- 変身自在(へんしんじざい) / ガイアファンデーション
- 電光石火(でんこうせっか) / スサノオ
- 五視万能(ごしばんのう) / スペクテッド
- 魔獣変化(まじゅうへんげ) / ヘカトンケイル
- 二挺大斧(にちょうたいふ) / ベルヴァーク
- 軍楽夢想(ぐんがくむそう) / スクリーム
- 水龍憑依(すいりゅうひょうい) / ブラックマリン
- 死者行軍(ししゃこうぐん) / 八房(やつふさ)
- 神ノ御手(かみのみて) / パーフェクター
- 煉獄招致(れんごくしょうち) / ルビカンテ
- 万里飛翔(ばんりひしょう) / マスティマ
- 修羅化身(しゅらけしん) / グランシャリオ
- 魔神顕現(まじんけんげん) / デモンズエキス
- 次元方陣(じげんほうじん) / シャンバラ
- 奇奇怪怪(ききかいかい) / アダユス
- 月光麗舞(げっこうれいぶ) / シャムシール
- 大地鳴動(だいちめいどう) / ヘヴィプレッシャー
- 快投乱麻(かいとうらんま) / ダイリーガー
- 血液徴収(けつえきちょうしゅう) / アブゾデック
- 超力噴出(ちょうりょくふんしゅつ) / バルザック
- 雷神憤怒(らいじんふんぬ) / アドラメレク
- 護国機神(ごごくきしん) / シコウテイザー
- 世界全書(せかいぜんしょ) / ロンゴロンゴ
- 絶対制限(ぜったいせいげん) / イレイストーン
他用語や帝具の詳細は【アカメが斬る!の用語一覧】にて
アニメ
2014年1月22日に発売されたガンガンJOKER同年2月号において、テレビアニメ化がアナウンスされた。後にタカヒロIVプロジェクトの第2弾となる。
アニメーション制作はWHITEFOX。
2014年7月から12月にかけてTOKYOMX、AT-XおよびBS11、さらには毎日放送にて放送。
途中までは原作と同じ筋書きだが、第19話からはシンプルに言うとオリジナル展開となる。
が、アニメのオリジナル展開にありがちなオリジナルキャラなどは一切出て来ておらず、オリジナル展開というよりは原作のif展開を描いた物語となっている。
特に主人公のタツミとその運命の相手関係の結末は原作との様々な状況の違い、その積み重ねが強く影響したものとなっており、相当凝ったシナリオであることがわかる。詳しくはリンク先の記事を参照(注意!リンク先重度のネタバレ有 アニメ視聴終了後の閲覧を推奨する)