「ガキが夢見なきゃ 誰が夢見んだよ」
「誰にでも 夢を見る権利はある」
CV: 加瀬康之
演:金子ノブアキ
概要
映画監督を務める、40代半ば(第二章開始時点)の中年男性。独身。
根暗で気怠そうな雰囲気を漂わせているが、人を見る目はある。
手がける映画やドラマは低予算のものが多くお世辞にも超大物監督とは言い難いが、監督賞に7年連続ノミネートしている(第九~十章の時点?)こともあって腕は確かな模様(だが、ネットでは「ノミネート『止まり』」と笑われている)。
第一章で色々あってアクアを自作の映画に出演させた際に彼の才能を見抜き、それ以来彼に目をかけている。幼少期から子供離れした態度をとるアクアの事を「早熟」と呼んでいる。
アクアには演技のイロハや映画製作の技法を教えただけでなく、時に道に迷い悩んでいる彼に助言をして導くなど、彼の“師匠”と言っても差し支えない間柄である。
……が、いい年して結婚も独立もせず、実家で母親(CV:斉藤貴美子)と同居していることもあって、大事な話をしている最中にもしばしば母親が乱入してきて無理矢理中断させられるなど今一つ締まらない。(アクア曰く「子供部屋おじさんの言う事って響かねえなぁ」)
こうなってしまった理由について、本人は「都心に広い実家あると出るメリットないんだよ!俺みたいな奴意外と多いから!クリエイターあるあるだから!!」と言い訳している。
何だかんだでかつては結婚願望や自分の子供に憧れている時期もあったらしく、熱心に婚活したり自家用車を購入したりしていた。(後者は現在も撮影機材の運搬に役に立っている。)
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※以下、第5章、第9章のネタバレにつき閲覧注意!※
とはいえ、アクアもアイへの異常な執着を五反田に度々見せていた為か、アイとの関係を知っていたことに対しては特に驚いてはいなかった。
なお、第5章時点では長年の付き合いから自力でその関係性にたどり着いたような描写がされているが、第9章の回想では五反田の膝の上で寝ているアクアをアイが迎えに行ったり、アイが子供たちに向けたビデオレター(アイ曰く「2人が15歳になったら渡してね」とのこと。)を五反田に預かってもらうように頼んでいることから、アイが生きている時から既に知っていた可能性が高い。