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主要人物
推しの子は章仕立てとなっており、章を越えて登場または名が語られる頻度の多い人物を主要人物としてまとめる。
本作の主人公。星野アイの息子で、星野瑠美衣(星野ルビー)の双子の兄。前世である「雨宮吾郎」の記憶を保持する転生者。
本名・星野亜久亜海(アクアマリン)。とんでもない名前ゆえ、作中では基本的に「アクア」と略して呼ばれる。
前世が大人だったため中身は中年臭く、達観して冷めた性格をしており、自分の中身のギャップを理解している。
地方で産科医として働く青年で、アイだけを推すドルオタ。アイの主治医となるも、彼女の出産を目前にアイのストーカーに殺され死亡。しかしその後何の因果かアイの息子「星野愛久愛海」(星野アクア)に転生する。初期段階ではヤクザの予定だったが、変更された。
本作のメインヒロイン。星野アイの娘で、星野愛久愛海(星野アクア)の双子の妹。アクアと同じ転生者であり、前世は「天童寺さりな」。本名・星野瑠美衣。
アイのようなアイドルを目指し、有馬かな、MEMちょの2名をメンバーに加え、解散したアイドルグループ「B小町」を再結成する。
映画「15年の嘘」では主役、星野アイ役を務めている。
雨宮吾郎(ゴロー)の患者であった病弱な少女。彼女も彼女で重度のドルオタで、ゴローがアイ推しになるきっかけを作った人物でもある。茶髪。
12歳の時に「退型成性星細胞腫」で亡くなるが、その後にアイの娘「星野瑠美衣」(星野ルビー)に転生する。
本作のキーパーソン。アイドルグループB小町のセンター、16歳。メディア露出も増え順調に売り出し中だったが、突如「体調不良」を理由に活動を休止してしまうが、実際は双子を妊娠し、双子の出産を決意し家庭を築きながら、アイドル業との両立を考える。
本作のヒロインの一人。「10秒で泣ける天才子役」として一世を風靡した実力派の役者。旬が過ぎてからも役者業を継続している。
1章でアクアと映画で共演し、2章で陽東高校芸能科の先輩としてアクアたちと再会する。
本作のヒロインの一人。高校2年生の女優。劇団ララライに所属していて鏑木にとっては後輩にあたる。また子役出身で有馬とは公私共に宿命のライバル。偏差値は78。かなに憧れて女優を目指したという過去を持つ。
高校3年生(?)のユーチューバー。年齢を7歳サバ読んでおり、実際は25歳。
それなりに実力のある映画監督で、過去には何度か監督賞をノミネートしている。
ひょんなことからアクアに目をかけている。もういい年だが実家に母親(CV:斉藤貴美子)と暮らしている。かなからは「まだ親元に寄生虫しているの?」と言われてしまった。
かなが出演しているドラマのプロデューサー。かなの推薦を受けてアクアを「今日あま」のドラマに出演させる。
星野アイの過去を知る人物で、アクアは情報を聞き出す為に彼に接触している。
アクアの容姿のみならず彼の実力を気に入り、彼や彼の周辺に根回しをするなどwin-winの関係を築いている。
苺プロダクション
アイの所属している弱小芸能事務所。通称苺プロ。第2章ではアクアとルビーもこの事務所に所属して芸能活動を行っている。第2章開始時点ではアイドル部門を閉め、ネットタレントのマネジメントに手を広げて経営を成り立たせている。初期の社長は斉藤壱護、2巻以降の社長は斉藤ミヤコが担当。
苺プロの社長。アイを渋谷でスカウトした張本人で、妊娠したアイをゴローの病院へ連れてきた。
天才アイドルであるアイに心酔しており、スキャンダル発覚のリスクを承知の上でアイをプロデュースする。
しかし、アイの殺傷事件から社長の座を放棄して失踪。
その後もルビーの芸能活動を陰ながら支えていたが、のちに下記のミヤコによって連れ戻され、バイトとして復帰する。
苺プロの社長夫人。アイが仕事中の間のベビーシッターとしてアクアとルビーを世話している。
元々社長と恋愛ではなく下心丸出しの理由で結婚したため、当初は不満を抱いていたが、紆余曲折を経てアクアとルビーのもう一人の母親となる。
社長失踪後は社長となって苺プロを運営している。夢を捨てきれないルビーのためアイドル部門を再開、社長または母親として兄妹を支えている。
苺プロ所属の覆面筋トレ系ユーチューバー。海パン姿にひよこを模した被り物をしているという、どう見ても変質者にしか見えない見た目だが、小中学生を中心に人気を博し、現在の苺プロの稼ぎ頭になっている。前職はプロダンサーで振付師という経歴を持つ。
陽東高校
アクアとルビーが進学した高校。偏差値は40とそれほど高くないが、日本でも数少ない「芸能科」を擁する学校。ちなみにルビーが入学したのは芸能科だが、アクアが入学したのは中高一貫の「一般科」である。
グラビアアイドルとして活動している。芸能科に入学し同じクラスになったルビーと友達になる。胸のサイズはG。ルビー本人も「寿みなみちゃんっていう胸バカでかくてかわいい子がいるんだけど…」とみなみのことを認めている。
月9のドラマで大ヒットし、歌って踊れて演技もできるマルチタレント。芸能科に入学しルビーと同じクラスになる。
同年代でも抜きんでた有名人だが、それを鼻にかけることなく、あまり話題にもならなかったドラマに出演したアクアの演技を評価している。
一見クール系だが素の性格は面食い且つ饒舌で口を開けばボキャブラリー豊富な肉食系女子。
ドラマ版「今日は甘口で」
作中の人気漫画のドラマ版。略称は「今日あま」。
赤坂アカの別作品『かぐや様は告らせたい』作中にも登場する漫画で、両作が同じ世界観であることを示す要素でもある。
「今日あま」の作者。後述する人気漫画家の鮫島アビ子は彼女の元アシスタント。
アビ子の代表作「東京ブレイド」2.5次元舞台化の際、若く初体験尽くしで不安な弟子の相談を受け(というより弟子が揉め事を起こさないか心配で)舞台稽古に顔を出す。そして案の定アビ子がトラブルを引き起こしたため、アクア達は彼女に助言を乞う事に。
「今日あま」ドラマでアクア・かなと共演したイケメン俳優で鏑木Pのお気に入り。
元々モデルで演技はあまり得意ではないが、アクアの演技に刺激を受けて以来絶えず努力を続けている模様。
「東京ブレイド」舞台で再びアクア達と共演する。
「今からガチ恋♡始めます」
3章でアクアが出演した、鏑木がプロデューサーを務める番組。略称は「今ガチ」。芸能活動をしている高校生たちが様々なイベントを通じて交流を深めていく恋愛リアリティショー。
高校1年生のファッションモデル。本業の役者顔負けの演技力を持つ。
下記のノブユキとケンゴの2人から好意を受け、その三角関係をめぐって今ガチの中心的人物となる。
高校2年生のダンサー。
ノリが良く、表裏がない頼れる兄貴分。
鷲見ゆきに好意を抱く。ゆきからは「ノブ君」と呼ばれている。
また、アクアのことを「あっくん」と呼んでいる。
高校3年生のバンドマン。
鷲見ゆきに好意を抱く。
バンドマンとしての技術は本物であり、楽曲提供なども行っている。
今ガチの番組ディレクターで、キャップを被った男性。
黒川あかねに対し、鷲見ゆきから熊野ノブユキを奪う様アドバイスをした結果、あかねがゆきの顔に誤って傷を付けてしまい、あかねがネットで叩かれる結果を招いた。
舞台『東京ブレイド』
作中の人気漫画「東京ブレイド」の2.5次元舞台。
「東京ブレイド」の原作者で、吉祥寺頼子の元アシスタント。
若くして成功したこともあって我儘なきらいがあり、舞台の脚本家と一悶着起こす。
舞台公演終了後の7章でも版権許諾のゴタゴタで再登場する。
なお、同じ世界観を共有する「恋愛代行」14話にて、恋愛代行の舞台私立青芝高校の「第二漫研」に所属していた事が明らかになった。
脚本家。舞台の脚本を巡って原作者と一悶着起こす。
イベント運営会社「マジックフロー」代表で、「東京ブレイド」の2.5次元舞台を企画した。
劇団ララライの代表兼演出家。
後述の姫川大輝の後見人。
劇団ララライの看板役者で、舞台「東京ブレイド」でも主人公役を務める。
2.5次元舞台をメインに活躍するベテラン役者。
普段は女好きのチャラ男。
劇団ララライの役者。
七三分けに眼鏡とまるでサラリーマンのような出立ちの男。
下記のメンバーと同じくほとんど物語に関わらないモブの様な立ち位置だが、独特のキャラクター性がありその中では1番目立っている。「15年の噓」でも登場する。
劇団ララライの役者。
新生B小町の関係者
作曲家、45歳。
10年前は第一線で活躍したアーティスト。
過去にはアイがセンター時代のB小町に楽曲「STAR☆T⭐︎RAIN」を提供しており、新生B小町の最初の曲「POP IN 2」を提供した。
インスタグラマー兼映像クリエイター。
宮崎県高千穂在住。
新生B小町のPV撮影を行う。
「深掘れ☆ワンチャン!」
深掘れ☆ワンチャン!のAD(アシスタントディレクター)。
鼻にそばかすがある。
下記の漆原をDとする漆原班のADで、漆原からのパワハラに悩まされている。
深掘れワンチャンのD(ディレクター)。
局の制作班ではなく外部の制作会社の人間。
深掘れワンチャンのコスプレ企画の収録に参加したコスプレイヤー。
彼女が深掘れ☆ワンチャン!の番組サイドをSNSで批判した事が番組炎上の起点となる。
コスプレイヤー兼Vチューバー。
吉住シュンの妹。
深掘れ☆ワンチャン!のコスプレ企画の収録に参加。
深掘れワンチャンの演出。
番組炎上の対策会議に出席。
スキャンダル編の登場人物
映画監督、通称「シマカン」
既婚者だがプレイボーイで有名で、彼のスキャンダル狙いで週刊誌のマークが付いているほど。彼のマンションに有馬が入る姿を撮影された事でスキャンダル編はスタートする。
有馬かなの先輩。
会員制のバーに有馬を誘い、島政則と有馬が知り合うきっかけを作る。
「週刊芸能実話」のライター。
有馬のスキャンダルを出そうとしていたが、アクアからもたらされた別のリークを「バーター記事」として世に出し、有馬のスキャンダル掲載を取り止めた。
実写版では「板野一彦」というネームドキャラとなっている。
『15年の嘘』
※『15年の嘘』は今までの登場人物の多くが一堂に会する、ルビー曰く「今までの総決算」であり、主要人物のほとんどが既出の人物である。ここでは初登場の人物のみを取り上げる。
斉藤ミヤコ役を務める。
貝原亮介(リョースケ)役を務める。
旧B小町メンバーの一人。現役時代はアイとの関係もニノと同様、複雑な心境を抱いていた。芸能界から引退した模様で、過去の事は振り切れたらしく、子供も儲け幸せに暮らしている模様。
アイの実母。
アイの完成された美貌に意中の男を奪われたり嫉妬したりしてアイを虐待していたが、本心では娘の事を愛していた。
大輝の父親。妻・愛梨とともに無理心中をして死亡。
名前と写真自体は「2.5次元舞台編」で登場していたが、本作ではその過去が明らかとなる。
大輝の母親。夫・清十郎の無理心中に巻き込まれ死亡。
名前と写真自体は「2.5次元舞台編」で登場していたが、本作ではその過去と悪行が明らかとなる。
星野兄妹の前世の関係者
- 女性看護師
星野アクアの前世、雨宮吾郎と共に働く看護師。
患者の病室でアイドルDVDを流すなどの吾郎の奇行に対してツッコミを入れており、吾郎がさりなとの話をした際にも「結果ロリコンって事ですね」と辛辣な発言をしていた。
吾郎の死以降の動向は不明。
原作ではゴローよりも歳下のように描写されていたが、実写版では川村恵理子(演:濱田マリ)というネームドキャラとなり、ベテラン看護師へと変更されている。
星野ルビーの前世である天童寺さりなの母親。
広告代理店勤務。
入院しているさりなには入院時の面談以来ほとんど会いに来ておらず、さりなが亡くなる時にすら会いに来なかった。
作中の重大な情報を把握している色素の薄い謎の幼女。常にカラスとともに現れる。
神のような存在だが、自身で「芸能とは関係ない」と言っていることから、芸能の神ではない。
アクアに誘われ、子供時代のアクアとルビーを演じることになり、芸名として「ツクヨミ」と名乗った。
アクアの押しには弱い。
アイの仇と関係者
本作のメインヴィラン。星野兄妹の実父。
下記のリョースケを焚きつけアイ殺害を企てた黒幕にして、星野兄妹の復讐相手。
ゴロー、アイを殺害した実行犯。フルネームが明らかになるまでは、アイ殺害時のアイのセリフ「リョースケ君だよね」からリョースケと呼称されていた。
アイのファンの1人であった様で、アイ殺害時には握手会で話した事をしっかり覚えていたアイに対し驚愕していた。
アイの死後、ニュースにて自死した事が明らかになった。
- 新野冬子(ニノ)
旧B小町のメンバーの一人。現役時代はアイの才能に嫉妬し対立していた反面、アイに対して病的な迄の崇拝もしている一種の愛憎を抱いていた。アイの死後表舞台から姿を消したと思われたが、第9章になって突然登場。未だにアイドル時代の未練が抜け切れてないらしく、アイの忘れ形見のルビーにも嫌悪感を抱いている。
どうやらカミキとも何らかの関係を持っている様だが…。
その他のキャラクター
- 店長 (CV:福西勝也)
「♪〜アキバ〜♪アイドルSHOP」の店長。
常に頭にタオルを巻いている。
出っ歯と黒髪眼鏡の店員2人と共にB小町及び新生B小町のファン。
原作39話に登場するアイドル。
JIF(ジャパンアイドルフェス)に出演したアイドルグループの一員で、自身のライブ後に新生B小町のライブを観賞。
その際、元々アイドルという職業に抱いていた様々な思いを思い返し、自身の今後を考えた結果芸能界完全引退を決意、その後は大手衣料メーカーの営業に転身している。(アニメではこのくだりはカットされた)
女優。
「ミキさん」と呼ぶ知人と飲みに来ており、ミキさん曰く「天下の大女優」。
「来週山登りに行く」とミキに告げ、その通り山登りに出かけたが、カミキヒカルにより暗殺される。
カメラマン。
本編ではなく特別編に登場し、雑誌・ミドルジャンプでのルビーの撮影を担当した。
言わずと知れたかぐや様は告らせたいのメインヒロイン。
実写オリジナルキャラ。『東京ブレイド』が舞台から月9ドラマへと変更されたことで登場。富士見テレビのプロデューサー。やたらと数字(視聴率)にうるさい。