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「もし芸能人の子供に生まれていたらって考えた事はない?」


CV:高柳知葉

概要

星野アクアの前世雨宮吾郎研修医時代に出会った入院患者で、彼がアイドル・星野アイを推すきっかけとなった少女。

年齢はアイと同い年。


デビュー当初からのB小町ファンで、特にセンターのアイ推し。病室のテレビの前には大量のグッズを飾っている。

生まれつき病弱で、アイに憧れを抱くようになってからは生きる意味が生まれ、体が動くことを願うようになったが、「退形成性星細胞腫」(悪性脳腫瘍の一種)により12歳という若さで他界した。


ゴローによれば、両親もさりなを邪険に扱っていた(というよりは死病のさりなと向き合うことができなかった?)らしく入院手続き時に母親が顔を出して来て以降は一度も見舞いに来ることがなく、遠くの地での仕事を優先し娘との関わりは皆無に等しかった(さりなの最期にすら病院に来ることがなかったという)。

そのため、自らに親身になってくれるゴローには淡い恋心を抱いて「せんせ」と呼んで懐いており、度々求婚していたが、当の本人には「16歳になったら考えてやる」と軽くあしらわれていた。


そして死から約4年後、推しであるアイの子供の片割れ・星野ルビーとして再びこの世に生を受け、やがて前世の因縁と向き合っていくことになる。

『星は巡るから』


余談

作中で彼女の苗字を明かされるのはかなり話が進んでからの為、天童寺さりなタグが付けられてるものは少なく、雨宮吾郎とのカップリングである「ゴロさり」、または「星野ルビー」で探すのが一般的。


関連タグ

推しの子

星野ルビー 星野アイ 雨宮吾郎

ゴロさり


天童寺まりな:実母。広告代理店を営んでいるが…





以下ネタバレ



























アクアとなったゴローはひょんなことから「芸能人と業界人」の間柄で、さりなの実母であるまりなと対面する。

アクアの中身が亡き娘を診ていた医師(一度面識はあった)とも知らず酒の勢いで馴れ馴れしく喋りかけるまりなにアクアは彼女の家族関係をたまらず聞いてしまう。

さりなが生前七夕のお願い事に「B小町のライブに行けますように」「お父さんとお母さんが病気になりませんように」と短冊に記し、見舞いにも来ない両親を気遣い何処かで親の愛を信じたがっていたのを思い出しつつ。


上機嫌なまりなが見せたものはさりなではない2人の成長した子供(さりなから見れば妹と弟に当たり、存命ならかなり年齢の離れた姉となる筈だった)と夫に囲まれて自身の誕生日を祝われる彼女の写真であった。


そしてにこやかに「子供なんてね 健康でいてくれればなんでもいいのよ」と語るまりな。


まるで「さりなという病気の娘」など最初からいなかったかのように振る舞い、健康な子供たちだけに愛情を注ぐという、かつてゴローが憤慨していた事態よりもさらに上をいくまりなの毒親ぶりにアクアはショックを受け、さりなが病床で味わっていた地獄が如何程のものであったかを思い知らされるのであった。

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