概要
星野ルビーの前世・天童寺さりなの母。年齢54歳。広告代理店の重役。
さりなの回想によるとフィギュアスケーターだった過去もある模様。
回想シーンのみの存在だったが、第119話で本編に登場する。
長女さりなの死後、次女と長男を立て続けに産み、現在は幸せな家庭を築いている。
かなりの酒豪で、酒が入ると若い子にすぐ絡むと周囲から言われている。
当初はさりなを可愛がっていたが彼女が4歳の時に病気と余命の宣告を受けてから「壊れた」らしく、妻の精神状態を懸念したさりなの父が娘を一家の出身地である宮崎県の病院に入れ、夫婦とも東京での仕事に没頭していたという。
さりなの病状が悪化の一途を辿って末期に近づくほどまりなは見舞いに来なくなり、彼女の最期を看取ることもなく息を引き取った連絡を東京で受けたのみであった。
この経緯ゆえに生前の雨宮吾郎には快く思われていなかったのだが、星野アクアの前で上機嫌に「子供なんてね 健康でいてくれればなんでもいいのよ」と語ったことが決定打となって彼を悲憤させた。
見方によっては『病弱な長女が早世したからこそ、今の子供たちには――』という解釈もできなくはなかったものの、謎の少女によって「現実から目を逸らした」「娘から逃げた」と完全否定されている。
その傲慢さや毒親ぶりは読者からも非難の対象となり、しかし物語も終盤となった現在はこのまま本筋に関わる事なくフェードアウトする気配が濃厚と言われていたが、その通りとなり終盤は完全に本筋から置いけぼりを喰らいフェードアウトする事になった。
但し、アクアの死の間際に観た平行世界での夢では、さりなの完治に涙し和解したまりなの姿は映し出されていた。
関連項目
生みの親より育ての親…さりな(ルビー)から見たまりなと斉藤ミヤコを端的に表す。