概要
『【推しの子】』における星野アクアと星野ルビーのカップリングタグだが、コンビタグとしても使用されている。
詳細
互いに星野アイ推しの転生者である事は早くから知っており、兄妹であると共に、転生者として同じ秘密を共有する間柄な事もあってか、幼児の頃から既に気安い関係となっていた。
2人が成長し高校生になる頃には、アクアは過保護が高じたシスコンに、ルビーもアクアの交友関係に口を挟みたがったりとブラコンの気がある様になった。
またお互いに距離感やパーソナルスペースはかなり近く、イチャつくカップルの様にしか見えない姿を晒す事も。
前世での関わり
アクアとルビーはそれぞれ雨宮吾郎と天童寺さりなの生まれ変わりであり、生前に深い交流があった。
さりなにとって吾郎は初恋の相手であり、ルビーとなった後もアイドルになる理由・モチベーションとなっていた。
一方の吾郎にとってもさりなは記憶に深く刻まれている患者であり、星野アイのファンになったのもさりなと交わした会話やさりなの面影が深く関わっている。
さりなと吾郎はアクアとルビーにとって忘れられない存在だが、互いの兄妹に転生している事は知らないままとなっている。
二次創作では
シスコン・ブラコンが行き過ぎてさながら恋人の様になる2人から、もしも2人が互いの前世を知ったら、というIFから恋愛関係に発展させる作品等も見受けられる。
関連タグ
以下、アニメ版未放送エピソードのネタバレ注意!
第8章「スキャンダル編」でアクアが有馬かなのスキャンダルを防ぐ為に自分達の出生を…即ち「伝説のアイドル、B小町のアイのスキャンダル」を記者にリーク。その結果、かなのスキャンダルを握り潰すバーター記事となり、かなを守ったものの、その代償としてアイやその関係者が20年近く守り通してきた「嘘」が暴かれることとなった。
その状況で使える手札はそれしか手は無かったとはいえ、人生をかけて守ってきたものを壊したアクアの行動はルビーにとっては最大級の裏切り行為に等しく「もう兄とは思わない」と激怒してアクアを突き放してしまった。
アクアはアクアで事情が事情とはいえ怒り狂ったルビーに謝罪の類は一切行わず悪びれもしなかった。むしろかなのスキャンダル潰しは元々準備していた計画を推し進める切っ掛けに丁度よかった為、動いた状況に合わせて独自の行動を続けていく。
こうして2人の仲には致命的な亀裂が走る事になってしまったーー。
以下第122話以降のネタバレ注意!!!
「私は不幸しか運ばない お母さんも ママも せんせも」
「神様 なんで私なんかを生まれ変わらせたの?」
信頼していたアクアの裏切り行為で頼れる人物がいなくなったルビー。映画出演に向けた過酷なスケジュールで無理が祟り、前世での実母への想いやアイとゴローを殺した相手に対する復讐心から精神的にも疲弊したルビーは、かつて吾郎が持っていたアイのバッジを握りしめながら泣き叫ぶ。
「これは星野アクアとしてのとしての頼みじゃない。俺の頼みを聞いてくれ。さりなちゃん」
妹の口から飛び出した「せんせ」の言葉とかつてさりなからもらったバッジを持っていたことから、ルビーの前世がさりなである事を確信したアクアは、自身の前世を言外に明かしながらルビーに訴えかける。
『もしかして、そうなの?貴方は せんせーなの?』
『これ、捜してたんだよ。君が持っててくれたんだね。さりなちゃん』
ルビーもまたアクアこそが「せんせ」だと知り、涙を流しながらアクアに抱きついた。
生まれ変わりから十数年、ようやく2人はお互いの前世を知り、「再会」を果たす事となった。
ネタバレの余談
2人が正体に気付く一例の流れを描く121〜123話がヤングジャンプ本誌エピソードが掲載されたのはアニメ版第1期の最終話放送直後。狙ったかどうかは不明だが「アニメから本誌に入った新規ファン」にとっては特に盛り上がるタイミングに合わせた形となった。