CV:てらそままさき
演:要潤
概要
インターネットテレビ局「ドットTV!」所属のプロデューサー。
作中では概ね鏑木Pと呼ばれている。
ドラマ『今日は甘口で』のプロデューサーとして初登場。
漫画『東京ブレイド』のファンである娘がいるらしい。
復讐目的で番組に出演した星野アクアの演技力を見て声をかけ、『今からガチ恋始めます』への出演を勧めた(鏑木は星野アイの情報との引き換えに今ガチ出演の話を切り出した)。
今ガチ終了後、鏑木はアイに関して「ファッションモデルの仲介人」「いろいろとお世話した」と述べている。
特定の企業に属さないフリーのPである為、特定の配給会社に作品をごり押しするなどは出来ない代わりに、多数の配給企業に総当たりに営業をかけることが出来るのが強み(作劇的にも「どの現場にいても納得出来る立ち位置にいる便利なサブネームドキャラクター」と言える)。
良くも悪くも「業界人」といった人物で、悪人ではないがアーティストやクリエイターの拘りよりも中長期的興行的成績を軸に業務を実行していくタイプ。
- 有馬かなを「演技力とネームバリューの割に安いギャラでキャスティングできる上、現場の空気を自発的に整えてくれる便利な役者(意訳)」と評する
- 漫画『今日は甘口で』を「既に完結済みでこれ以上発展性がないコンテンツだから、映像化されるだけでもありがたい(原作者評)」という上下関係の元、原作崩壊の要素全部盛りの制作サイドの都合ごり押し宣伝ドラマとして実写化する
等、エンタメ・芸能業界の違法にならない範囲での悪どさ・計算高さを前面に出したキャラクター。
反面、「タレントのキャスティング戦争でアドバンテージを得る」という目的の為、無名の若手でも積極的にキャスティングするギャンブラーな業務姿勢(そのせいで既に実績のあるアーティスト・クリエイターの足を引っ張ることもあるが)を見せており、彼の手掛けるコンテンツをきっかけにキャリアアップしていく若手タレントも多い。
実際、星野ルビーが闇落ち中の章中堅編にて、『深掘れ☆ワンチャン!』のプロデューサーとしても登場。
ルビーの持ってきた企画書に対してリスクを感じる同業者に関して、企画書の内容を勧めるなどの役割を果たし、この番組をきっかけ(後は失踪していた斉藤元社長の裏工作も重なり)にルビーは数多くのバラエティに出演するようになる。
9章 映画編では、『15年の嘘』のプロデューサーとして登場。
「フリーのP故にあらゆる配給会社を総当たりに営業できる」「青田買いした若手実力派タレントにキャスティング依頼を持ち込める」等、敏腕フリープロデューサーとしての手腕を遺憾無く発揮した。
当初はヒロイン(主人公のアイ役)を不知火フリルにすると決めていたが、監督を務める五反田泰志の説得によりルビーに。キャスト決めの際にも「復讐か、断罪か もしくはそれ以上の―――」と、アクアの復讐について薄々気が付いていた様子。
また予算決定においてはプロデューサーとしての腕を発揮したが、その際に五反田から「拝金主義者め」と金への欲を見透かされた。
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この先原作138話のネタバレを含みます
まさか君がスポンサーになってくれるとはね
予算もギリギリでやってるもんだから ありがたいよ
ええ 鏑木さんにはお世話になりましたから
お世話…… ね
分かってるんだろう?この映画がどういうものなのか
この作品は色んな人の名称使用許可を得てる 訴訟されても困るからね
けれど 君に許可はとっていない
君をこの作品では少年Aと呼んでいる この意味が分かるかい?
ええ もちろん
(太字は鏑木 斜体文字はカミキ)
鏑木がカミキヒカルと何かしらの関係を持っていることが判明。
カミキは過去に劇団ララライに所属しており、カミキがお世話になったと言っていることから付き合いは長い模様。
原作152話にて、アイとカミキを引き合わせたのは鏑木だったことが判明。(実写版では、壱護に対して「彼女を一度外部に預けてみませんか?」と提案するシーンが補足されており、その点がより強調されている。)
五反田から「ずっと罪悪感を抱えていたのではないか、映画15年の嘘はアイへの贖罪ではないか」と指摘される。
本人は軽く否定しつつも五反田と目を合わせないようにしており、後にそれを認めるような発言もしている。
また同時に業界に入ったのは映画監督になる為で実は今も諦めていないという事も明かされた。