概要
【推しの子】の劇中劇。作者は「鮫島アビ子」で、公式略称は「東ブレ」。
東京を舞台に21本の伝説の刀を巡って、新宿クラスタと渋谷クラスタの2大勢力がバトルを繰り広げる王道少年漫画…という色々とどこかで聞いたことのある設定の漫画。
漫画は累計5000万部突破、アニメや映画も大ヒットを記録しており今をときめく人気作品となっている。
第5章「2.5次元舞台編」では、この漫画を原作とした舞台が上演されることになり、製作陣と原作者とのイザコザなどの「芸能界あるある」を通してアクア、かな、あかねたち登場人物の人間関係や成長が描かれている。
また、第7章「中堅編」では「深掘れ☆ワンチャン!!」というネット番組でこの漫画のコスプレが取り上げられている。
実写版ではメディアミックス媒体が月9ドラマへと変更されているため、第5章はあくまで「東京ブレイド編」という扱いになっている。
また、東京ブレイド自体のストーリー内容もバトルアクションものからサスペンスものに変更されている。
関係者
- 新宿クラスタ
- 渋谷クラスタ
(※):実写版では未登場。
〈※〉:実写版では「ケント」「サヤ」「トウマ」と役名が変更。
「売上5千万部」の恐ろしさ
本作の売上「5000万部」がどれだけ高いのかというと、『シティーハンター』『聖闘士星矢』『ダイの大冒険』と言った名だたる名作と肩を並べるほどである。
更に恐ろしいのは、単行本が確認できる時点でまだ14巻しか確認されていない点。上記作品群はいずれも20~30巻前後は発刊されており、本作の単巻売り上げ部数357万部以上というのは文字通りかなりの水準である。
以下、実在のジャンプ作品と『東ブレ』の単巻売上比較。
作品名 | 巻数 | 総合売上 | 単巻売上 |
---|---|---|---|
鬼滅の刃 | 23 | 1億5000万部 | 652万1739部 |
ドラゴンボール | 42 | 2億6500万部 | 619万0476部 |
SLAMDUNK | 31 | 1億7500万部 | 548万3871部 |
ONEPIECE | 108~ | 5億部 | 458万7156部 |
北斗の拳 | 27 | 1億部 | 370万3703部 |
東京ブレイド | 14 | 5000万部 | 357万1428部 |
NARUTO | 72 | 2億5000万部 | 347万2222部 |
呪術廻戦 | 28~ | 9000万部 | 321万4285部 |
COBRA | 18 | 5000万部 | 277万7777部 |
SPY×FAMILY(ジャンプ+) | 13~ | 3500万部 | 269万2307部 |
幽遊白書 | 19 | 5000万部 | 263万1578部 |
僕のヒーローアカデミア | 40~ | 1億部 | 250万部 |
こうしてみると最早「国民的漫画」扱いされてもおかしくはないと推察されよう。「文句があるならこれと同じだけ売れてから言え」というアビ子先生の発言は相当に無茶な話というわけである。