概要
推しの子ifとは、漫画「推しの子」のif展開を想定した二次創作イラストや二次・三次創作の小説を指す言葉である。同時に、同名の二次創作小説もある。
推しの子パロとの違い
推しの子パロとの違いは、他作品のネタを使わず、あくまでも推しの子の設定のみで独創的なシチュエーションやストーリーで展開するのが特徴である。
主なケース
主要人物生存if
- 星野アイを始め、雨宮吾郎や天童寺さりなが生存しているifイラストやifストーリーが散見される。
- ただし、本編において吾郎はアクアに、さりなはルビーに転生しており、またツクヨミからアクアとルビーは本来魂が存在しないと語られているため、雨宮吾郎の生存はアクアが、天童寺さりなの生存はルビーが生まれない、もしくは死産という展開になってしまう。
- 場合によっては別の人物(例えばリョースケ)が死亡し、代わりにアクアやルビーに転生する展開もある。現状このパターンはアクアのみ見られている。
- 特例として、吾郎と吾郎の意識を持つアクアが同時に生存している展開も存在する。現状ではさりなとさりなの意識を持つルビーというパターンは見られない。
- 原作でも結局アクアが死亡した為、今後「アクア生存if」のタグが作られ、増えるに違いない。
- ただし、本編において吾郎はアクアに、さりなはルビーに転生しており、またツクヨミからアクアとルビーは本来魂が存在しないと語られているため、雨宮吾郎の生存はアクアが、天童寺さりなの生存はルビーが生まれない、もしくは死産という展開になってしまう。
ストーカー(リョースケ)を返り討ち、アイ生存if。
- 原作では刺殺されたアイがリョースケを返り討ちにする、最も人気の高いシリーズ。
- 具体例としては、アイがリョースケの腕をつかみ、格闘技でボコボコに返り討ち。
- リョースケの包丁を奪い取り逆にリョースケを刺殺。
- どこからか銃、ショットガン、日本刀などの武器を持ち出し、リョースケを殺害するパターン。
- 原作では刺殺されたアイがリョースケを返り討ちにする、最も人気の高いシリーズ。
など、爽快感が半端ない。
- また、アイの代わりにアクアを始め、オリキャラ(カミキヒカルとは別のアイの夫=アクア達の父親、または義父、またはオリジナルの子供)が身代わりに刺されたり、オリキャラが返り討ちにする展開もある。
原作より鬱展開増し、またはバッドエンドを想定した展開
- アクアがカミキヒカルと刺し違え、双方ともに死亡する。
- カミキヒカルの策略により主要人物が死亡する。
- 復讐の代償にアクアが余命宣告を受けた不治の病となる。
復讐を捨て、人並みの幸せを求める
- アクアがカミキヒカルへ復讐することを諦め、例えばあかねと別れることなくそのまま付き合い続ける。
- ただしカミキヒカルが放置されるため、新たな犠牲者が生まれてしまう展開もある。
作者が望むカップリングが形成される
主要人物が再転生し、人生をリテイク
- 所謂TAKE3ストーリー
- 転生先は原作に存在しないオリジナルの家族の場合か、主要人物の息子や娘に再転生(推しの子の子、推しの孫)する場合の2パターンがある。
- 前述のアクアがカミキヒカルと共に死亡する展開から、この再転生に発展する展開が散見される。
- 後者のパターンは特にアイがアクアもしくはルビーの娘として転生する、という展開が散見される。
- 特にアイが転生する作品の中には、アイ転生という出来事のためだけに運命が変わってしまうというものもある。
- 再転生の時期も様々で、記憶を保ったまま前回と同じように生まれる(所謂逆行)、自分が死んで数年時間が経過している、本来自分が生まれる時期よりも早く生まれるなど様々なパターンがある。
- 時には上記の星野家だけでなく、有馬かなや黒川あかねが転生する展開も存在する。
- 特殊な例として、逆行した人物と本来その時代にいる人物の2人が同時に存在する展開が存在する。現状では、さりなから転生したルビーと未来から逆行したルビーの2人が同時に存在する展開が存在する。
星野家のオリジナル家族追加
- 原作とは別人の父親(例・雨宮吾郎やオリキャラ)
- 星野アイの兄弟姉妹が登場
- アクア・ルビー双子兄妹に対し、オリキャラを追加した三つ子へ改変。
- 1人目(アクア・ルビーの上で兄、または姉)
- アクアとルビーとの間の2人目(現状は男のみ。アクアの弟でルビー2人目の兄)
- 末っ子(アクアとルビーの弟、または妹)
大方オリキャラの目は緑系の宝石か紫系の宝石を想定している事が多い。
- 四つ子の兄弟姉妹で誕生し、父親似と母親似が2人ずつの構成(父親似の子の方は普通の子供である)
- 歳の離れた弟や妹が誕生
- 他人ながら義理の家族のオリキャラが登場。
アクアかルビーのどちらか、または両方が性転換
- アクアの少女化は二次創作小説になっている。
それぞれ、独創的なシチュエーションを見せている。
同名二次創作小説としての「推しの子if」
- 刺殺されたアイが幽霊として現れる。(例1)
- アクア・ルビーたちと会話させるためにアイ一人だけが目視できるパターン、アクアの霊感が強くアイに限らず様々な幽霊が見えているパターンなどが存在する。
- アイを庇う、または扉を開けたのがアクアだったためアクアがリョースケに刺される。
- この場合のアクアは、死亡しアイが(場合によってはルビーも)復讐を誓う、生存するが後遺症やPTSDなどの影響が残る、特に問題無く回復するがアイが過保護になるなど様々なパターンが存在する。
- アイと吾郎が結婚し、吾郎が上京し日常生活を送る。
- アクアとルビーについては、既に妊娠または出産しておりアイの連れ子となる、アイと吾郎の実の子供として生まれる、アクアは生まれず子供はルビーのみ、別の人物がアクアとして転生するなどの様々なパターンが存在する。
- また、ある作品では原作で不意打ちで非業の死を遂げた吾郎が、病院の職員と協力してアイの出産を守るべく作戦を立てる展開となり、その攻防戦は一見の価値ありである。