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演:ミッキー・ローク/日本語吹替:安原義人

概要編集

レスラー』の主人公。通称「ザ・ラム」

80年代に人気を博したプロレス界のスターで必殺技がトップロープからのダイビングする「ラム・ジャム」


人物像編集

全盛期はレスラー仲間やファンに支えられながら人気レスラーとして活躍していた。

リングではファンサービス精神を欠かさない人格者であったが、プライベートでは家庭を疎かにしていたらしく、そのせいで妻に先立たれ、娘とは音信不通になっている。


劇中の行動編集

スターの座を手にしてから20年経った現在、すっかり落ちぶれた中年となっており、過去の栄光にしがみつきながらスーパーマーケットのアルバイトと掛け持ちで週末レスラーとして活動していた。

筋骨隆々の肉体を維持しながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続けていたが、長年ステロイド剤を使い続けた事で序盤の試合後に心臓発作で倒れてしまい、心臓バイパス手術の後遺症でついに引退を余儀なくされ、退院後に参加したサイン会で客が少ない会場体を壊して障害者となったレスラー仲間を目の当たりにした事で自身の限界を悟ってしまう。


プロレスができない体となって生き甲斐を失った不安から、馴染みのストリッパーキャシディに安らぎを求め、長らく疎遠となっていた娘のステファニーとの関係を修復する事を決意。



















※以下ネタバレ




















キャシディのアドバイスを受けたランディはステファニーに服をプレゼントして今までの不甲斐なさを謝罪する等の努力を行なった結果、仲直りして食事の約束をする事に成功した。

だが、その後に生来の不器用さが災いする形でトラブルを起こして食事の約束をすっぽかしてしまい、当然激怒したステファニーからは完全に絶縁されてしまう。

トドメと言わんばかりにアルバイト先で客ともトラブルを起こして仕事を辞めてしまった。


家族も仕事も失った後も唯一残っているプロレスのために最後の試合に出場。

開始直前に心配になって会場に来たキャシディからは心臓が悪いから試合をやめるよう説得されたが、当のランディは「心臓よりも外の現実が痛い」「自分の居場所はリングだけ」と本心を口にしてリングへと向かう。

そして、試合中に心臓が限界を迎えて倒れそうになるが、大勢の観客のために瀕死の老体にムチ打ちながら「ラム・ジャム」を決めるところでフェードアウトした。

直接描写こそされていないものの、この後ランディの辿る末路は、もはや火を見るより明らかであろう…。


関連タグ編集

レスラー(映画) プロレス 不幸 身から出た錆 ダメ親父


ビンボーイサム:似たような末路を迎えた他作品キャラクター。ただし、こちらはランディとは逆に妻子との関係が良好であった。

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