ワールワルワルワル!!
「ヨは ノワール伯爵!
『黒のヨゲン書』に選ばれし ヨゲンの しっこう人!
ヨゲンの書に したがい この次元にやってきたでワ〜ル!!」
概要
世界の破滅を目論む謎の男。勇者であるマリオ一行の最大の敵。
シルクハットにモノクル、ステッキにマントというジェントルマンスタイル。「ノワール」(Noir)とはフランス語で「黒」という意味。(服の色は真っ黒い暗黒城で見えやすくする為か、本名を反映してか名前に反して白)
世界を滅亡に導くまでの手順が記された「黒のヨゲン書」を持つ。オープニングによると、彼は歴史上最後の所有者だという。彼自身も強大な魔力の持ち主である。
邪悪なエネルギーの塊である「コントンのラブパワー」を手にするために、クッパとピーチ姫を無理矢理結婚させる。その後、世界の全てを呑み込む「次元のあな」をつくる。
彼自身はその次元の穴の内部にある暗黒城で待ち受けている。そこへ辿り着くためには八つのピュアハートが必要。
一人称は「ヨ」(余)で、語尾に「ワ~ル」と付く。ただし、終盤は普通に喋るようになり一人称も「ワタシ」(私)になるため、自分で無理にキャラ付けをしているだけのようである。
ときどき「ナンチャッテ勇者」だの「チョー順調」だの珍妙な発言をすることも…。
側近にナスタシア、部下にドドンタス、マネーラ、ディメーン、ミスターL(途中参加)がいる。
ディメーン、ミスターL以外の部下からは強く尊敬されている。ナスタシアは彼に密かに恋慕しているようだ。
部下達には「今の世界を滅ぼした後、新たな理想の世界を創造する」と言っている。だが彼の本当の目的は世界を消し去ってしまうことだった…。
最初は世界を破滅に導こうとする純粋な悪人のような登場だが、ストーリーが進むにつれナスタシアとの会話などから何かがあることを窺わせ始め、そのことが物語において重要な意味を持つようになる。
正体(ネタバレ注意)
「こたえは わかっているだろう エマ…」
「ワタシが なにも いわずとも…」
「キミがいなくなったあの日から ワタシはキミをさがしつづけた
さがして さがして さがしつづけて…とても長い間さがしまわった…
だが キミは見つからなかった
ワタシにとってキミのいない世界など なんのいみもない」
「きえてしまった愛するキミに この世界をささげるために…」
彼の本名はルミエールといい、黒のヨゲン書を所持していた「ヤミの一族」の青年であった。
ルミエールとはフランス語で「光」という意味。
人間の少女エマ(後のアンナ)と恋をし、互いに深く愛しあっていたが、二人の仲は族長である父親に引き裂かれてしまう。
絶望した彼は、消えてしまった彼女に世界を捧げるために黒のヨゲン書に手を出す―――と、ここからスペマリの物語が始まる。
ちなみに、エマを探していた時期にナスタシアを部下にし、その他の部下も本編が始まる前に各地で仲間にしていたようだ。
本編の物語を進めていくと、次第に彼はマリオたちの仲間である妖精の「アンナ」こそがエマではないか?と悩むことになる。
ラストステージでは彼と遂に決戦。最初はコントンのラブパワーに守られてダメージが通らないが、攻撃しているとイベントが発生し、クッパ、ピーチ、ルイージが復帰。
サンデールの「4人の勇者 つどいし とき かがやく キボウの光がぜつぼうのカベをうちやぶる」という予言が当たりピュアハートの力でバリアを打ち消してからが本当の勝負となる。
攻撃方法としては大暗黒魔法や、相手の行動を遅くする魔法を使用する。
敗れた後は潔く負けを認め、勇者たちにとどめを刺すように言うが、その時ディメーンが現れ彼からコントンのラブパワーを強奪。そして強奪と同時に伯爵をかばい倒れたナスタシアとアンナと共に伯爵は別の場所へ飛ばされてしまう。
ルイージとコントンのラブパワーを取り込み今作のラスボス、スーパーディメーンとなって伯爵戦同様ダメージが通らないバリアでマリオたちを苦しめるが、別の場所へ飛ばされた伯爵の元へかけつけたドドンタスやマネーラにより伯爵への「強い忠誠心」がピュアハートを蘇らせ、アンナはマリオ達に急いで届けに行く。こうして再びピュアハートがバリアを打ち砕き、ダメージが通るようになる。
スーパーディメーンを倒すとディメーンはルイージを吐き出し、爆発をするが最後の力を振り絞ってコントンのラブパワーを置いていき倒しても世界の消滅の危機は避けられない事態となった。
ディメーンが残していったコントンのラブパワーを消滅させるためにルミエール、ノワール伯爵は
マリオ達4人の勇者と部下をある所へと連れていく。
そこは、オープニングでピーチ姫とクッパが結婚式を(強引に)あげた場所である。
「コントンのラブパワーを消滅させるには、真の愛によって消滅させなければならない」と
ルミエールは言い、エマ(アンナ)とともに真の愛を誓い合ってコントンのラブパワーが消滅。
そして二人を祝福するように鐘が響き二人も消滅した。スタッフロールが終わった後、二人のカップルの影が歩いていくシーンを見ることができる。おそらくだがアンナは人間の姿に戻れたのだろう…。(ただし影絵なのでどんな姿かは不明)
「エマ あの日の やくそく 覚えているかい?」
「もし この世界に 2人が しあわせになれる場所が ないなら
それを いっしょに さがしに行こう」
「…いっしょに 来てくれるかい?」