概要
勇者であるマリオたちの敵「ザ・伯爵ズ」のメンバー。見た目は正方形を組み合わせたようなツインテールの少女というかわいらしいもの。
誰にでも自在に変身する能力を持つ「モノマネ師」で、他者と寸分違わぬ姿に化けることができるため仲間であっても騙されるほど。ネタバレ防止のためか、説明書ではシルエット姿で載っていた。
一方演技はあまり上手でない様で、あからさまに怪しい台詞を言うため罠がバレバレ。
性格は気が強くワガママで、ややヒステリック。一人称は「アタシ」だが、ノワール伯爵の前では「マネーラ」になる。
口調も普段は高飛車だが、やはり伯爵の前ではブリッコ風。本人曰く「アタシは伯爵さまほど優しくないの」。
好きなものはお金(マネー)とかっこいいオトコ。夢は「イケメンハーレムでリッチでウハウハな世界をつくること」という、何とも俗っぽいもの。
世界を滅ぼすノワール伯爵の部下として仕えているのも単に「伯爵がイケメンだったからついて来た」だけの様だが、何だかんだで伯爵に対する忠誠心は本物である。
名前の由来も「真似」と「マネー」のダブルミーニングだろう。英語版での名称は「Mimi」で「ミミック」からきていると思われる。
とあるモブの台詞によるとニンジンとピーマンがキライな上、暗所恐怖症らしい(ちなみにそのモブ曰く、嫌い度は暗所>ニンジンやピーマン)。
基本的な外観は少女の姿だが、決まった姿を持っている訳ではない。
ドリンクバーの話によると、古代の民が万能のフェアリンを作ろうとした際の失敗作だという説や、魔女が姿を変える薬の研究をしていて材料を間違えたため生まれた魔法生物という説があるが、真実は定かではない。
自信も時折、自分の本当の形がわからなくなるらしい。
戦闘では後述のトラウマ化け物に変身する。
バリエーション
オシャレ好きなのか服装は登場するごとに変わり、かなりのバリエーションがある。
同じ服は二度と着ない主義らしい。
- メイド服とヘッドドレス(ステージ2-2、2-3序盤)
- 銀行員の制服(2-3)
- 黄色に白い水玉模様のワンピース(2-4、公式絵もこれ)
- 緑のスカートにテンガロンハット(ステージ3クリア後)
- ピンクのドレスにパールの髪飾り(ステージ4クリア後)
- 青いワンピースにピンクのネクタイ(ステージ5クリア後)
- 白地のミニ浴衣(6-2)
- オレンジのスカートに赤いリボン(ステージ7クリア後)
- 赤い水玉模様のチューブトップにサングラス(8-2、8-4、エピローグ)
- 紫色のロングドレス(本編クリア後)
作中の活躍
マリオ達と初めて会うのは2-2のサンデールの館であるが、この時は正体がバレないように「マーネ」と名乗り、館のメイドのフリをしている。
2-3では高い金銭が絡むと何故かガラの悪い関西弁になり、当たり屋や闇金融の如くわけのわからない理屈でマリオ達を借金漬けにし、某ギャンブル漫画の地下王国の如くタコ部屋に押し込め働かせたりもした(最終的に借金が完全返済され失敗に終わり、同じくタコ部屋に押し込められた者達も解放された)。
その後2-4ではサンデールに化けてマリオ達に契約書を書かせる罠に嵌めようとするも、本物のサンデールの幻に妨害されとうとう本性を表す。
そして本気を出すと、「まね~ら・ちぇ~んじ!」の掛け声と共に戦闘形態になるが、その様が異常に怖い。
- メキメキ音を立てながら虚ろな目の顔がグルグルと縦回転を始め、
- 180度逆の位置で止まったかと思えば突然頭から蜘蛛のような足が6本生え、
- 笑う口も一つ目のようになって、
- 元の胴体はだらんとぶら下がっているだけ
という、下手なホラーものも真っ青な怪物に変貌。
性格自体は少女時と変わっていないのだが、上記のおぞましい姿で追いかけまわしてくる上に、サンデールに出会うまで彼女は無敵状態であるため、お陰でスッカリみんなのトラウマな敵キャラクターである。
おもな攻撃手段は赤色の物体(マネー)を自機狙いで飛ばす、マネーを波のように移動させるといったものがある。
ちなみに変身時に次元ワザで別角度から見ると、頭の中で歯車が回転しているのがわかる。
余談だが、2-4と変身時のマネーラの吹き出しは前作のカゲの女王と同じデザインのものが流用されている。
倒すには
①四角い胴体を踏みつけるか、トルナゲールでマネーを投げつける
②上記で怯んだところを踏む
これを6回繰り返せばいいのだが、ダメージを与えるたびに足が抜けるため、変身時ほどではないがトラウマになる人が多い。
ただし、6-2のモノノフ王国では何故か変身せずそのままの姿で戦いを挑んでくる。
こちらは宙に浮きながら周囲に纏わせたマネーを飛ばして攻撃してくるが、蜘蛛形態より隙がなく、こちらの方が厄介だったと感じたユーザーもちらほら。
8-2の最後の戦いではピーチに対して「オトコどもにまもられてるだけのクセにクチだけたっしゃなオバサン」と挑発する。この発言に怒ったピーチはマリオ達に頼ることなく、マネーラと1対1の女の戦いを引き受けることとなる。
戦い方は2-4と変わらないが、胴体をプロペラや回転鋸のように回転させる攻撃が追加されている。
マネーラとの戦いに勝つと、世界の崩壊の影響で部屋が崩れ始める(再訪時は詰み防止のためか普通に通り抜けられるが)。マリオ達は先に行くがマネーラは逃げ遅れ、奈落に落ちそうになるものの、何故か敵であるはずのピーチに助けられる。
その後、ピーチは今にも落ちそうなマネーラを引きあげようとするが、世界の崩壊による振動によって、結局2人とも奈落に落ちてしまう。奈落の下には…。
ED後はサンデールと和解し、本当に彼女の館のメイドになったらしく、当主が帰ってこないことをいいことに、サンデールの館をイケメンハーレムにしようと企んでいる。
BGM
「マネーラ バトル(マネーラ戦闘BGM2-4・8-2)」
「アタシ やさしくないの(マネーラ戦闘BGM6-2)」
スーパーマリオくんにおけるマネーラ
ゲームと同じく、自身はサンデールに変身して、本物のサンデールをトイレに閉じ込めている。
正体がバレたあとも変身してマリオを苦しめるも、サンデールのバンケンが持ってきた?ブロックから出てきた「おたすけドット隊」によって足を抑えられ、その間にマリオに攻撃されて爆散する。完全に倒されてしまったためかその後は出番がない。
なお、原作では変身時に中央に来るのは口だが、マリオくんのものは目になっている。そのため、最後の攻撃を受けるときに目を大きく見開いている。
関連イラスト
関連タグ
スーパーペーパーマリオ ザ・伯爵ズ ノワール伯爵 ドドンタス ディメーン ナスタシア ミスターL