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※以下の内容はペーパーマリオRPGの最終盤のネタバレを含みます!閲覧は自己責任でお願いします。


概要

ペーパーマリオRPG』におけるキーワードであった、ゴロツキタウンの地下に眠るとされている伝説の宝の正体。

その実体は宝などではなく、かつて街を滅ぼした恐ろしい災いと云われる太古の魔物であった。1000年もの間、トビラの奥にある闇の宮殿の最深部に封印されていた。

なお正確にいうと魔物ではなく魔女であり、ビビアンカゲ三人組が属する希少種族「カゲ族」の女王である。

1000年前、闇の世界から配下を引き連れてやって来たとされ、現在のゴロツキタウンの位置にあった文明を滅ぼし、その場所を拠点として世界中を闇に包み込んだ暗黒の支配者として君臨していた。


見た目はその名の通りカゲのような見た目をしており、大きな冠をかぶっている。女王らしく、常に尊敬を求め、古めかしくも高貴な口調で話す。


キーアイテムである秘石「スターストーン」も、元々は女王が自身の力を増幅させるために作ったものであり、その強大な力によって世界を支配していた模様である。

ステージ1のボスのゴンババ、ステージ8のブンババ、100階ダンジョンに存在するゾンババのドラゴン達も、元々は彼女の使い魔(ペット)的存在であった。


4人の勇者は呪いをかけられてしまいました

当時支配に抗った4人の勇者と呼ばれる者達でも太刀打ちできなかったが、一人が隙を突いてスターストーンを奪う事に成功、力を逆用して魂だけの状態にまで滅し封印する事に成功した。

しかしながら勇者達も報復として呪いをかけられ、スターストーンを手放すと黒い箱が現れ閉じ込められてしまう運命になってしまった。それがゲーム本編に登場する何者かが封印された黒い箱の正体である。


カゲ三人組の長女マジョリンは元はカゲの女王の忠臣であり、女王の復活の為に当地に宝があるなどのデマを広めていた。ただし末っ子のビビアンはそのことは知らなかったようである。

その噂を聞きつけ集まったならず者たちによって、遺跡と化した旧文明の上に作られたのが現在の「ゴロツキタウン」であったが、成果のないまま幾星霜、宝の噂も単なるおとぎ話として風化していった。


だが現在になり、世界征服を企む組織「メガバッテン」にその話を教えたことがきっかけとなり、女王の力を求めた総統バツガルフの手で遂に封印を解かれる。

復活と同時に空はに覆われ、復活したカゲの女王は魂の入れ物として差し出されていたピーチ姫にそのまま憑依してしまう。


カゲ姫様

憑依した姿はピーチ姫と同じような見た目だが、黒いドレスを着ており、ブローチ、ピアス、冠の宝石の色が赤に変色し、形もひし形に変わっている。また若干肌の色も変わっている。


「蘇らせた者の言うことを聞く」というマジョリンの嘘を鵜呑みにしたバツガルフに服従を強要される。が、それに対し「身の程もわきまえず わらわに 指図しようとは なんたる ぶれい !」と怒りをあらわにし、彼を一瞬にして消し飛ばした。

そして、居合わせたマリオのことは「なかなかの面構え」と評し、配下になる様に呼びかけ、それを断った一行と戦いの火蓋が切られるのだった。(なお、ここで受け入れてしまうと即ゲームオーバーとなる)


ステータス

使い魔のゾンババと比較して全てのステータスで下回っているが.「体が馴染んでいない」「力が完全に戻っていない」という発言をしている為、本来の身体があった1000年前はさらに強大な力を持っていたと推察される。


第一形態

HP150、攻撃力7、防御力0


ピーチ姫の身体に入り込んだ状態。攻撃方法は主に雷を使った攻撃が中心。

他にもカゲの中に引きずり込んだり、攻撃力&防御力UPの魔法を自分にかけたり、チャージをしたりもする。

50ダメージぐらい与えていくと第二形態へ。


第二形態

HP150、攻撃力7、防御力不明


本気を出し、女王本来の姿が表層に出てきた形態。無敵状態であり、全ての攻撃が効かなくなってしまう。

攻撃方法は第一形態と同じだが、毒か混乱かパワーアップ解除になってしまう「息を吹きかける」という攻撃もしてくる。


3ターン程度攻撃し続けると、観客達を全て喰らってHPを全回復してしまい、そのままバトルが終了する。

最終形態

一切の手が通じぬ絶望的状況で、マリオ達にとどめを刺そうとするカゲの女王。


だが突如、女王が作ったスターストーンがマリオ達を救うかの様に光輝き、各地へと飛び立った。そしてやってきたスターストーンを見た今までの地に住む住民たちはマリオ達の奮闘を感じ取り、その勝利を願う声援を送り始める。このシーンはかなり感動的。


送られてきた輝く力により無敵の守りが無効化され、ピーチ姫の魂も精一杯の抵抗でマリオ達を全快させる。そして怒る女王との最後の戦いが幕を開ける。


HP150、攻撃力7、防御力1

姿と攻撃方法は第二形態と同じだが、マリオ達がダメージを与える事が可能となった。

カゲの女王としては第二形態時に加えて攻撃力&防御力UPの魔法や、力を溜めてからの凄まじい闇の波動を放つ必殺技も行使する。


また、開始直後は観客が0人のままだが、最初のスロットで必ずビンゴシャインが出るようになっており、観客が戻ってくる。


なお、すぐ近くに忠臣であるはずのマジョリン率いるカゲ三人組がいるのだが、どんなに女王が不利になっても一切加勢しない。参考として前作のカメックババはクッパが不利になっている時は既にティンクに倒されて戦闘不能になっていた。


戦いに勝利すると、女王の魂は「わらわが このような やからに たおされてしまうとは…」と、自らが負けた事に困惑しつつ、断末魔を上げ消滅していった。またピーチ姫も元に戻り、彼女の心身には傷一つなかった。


スーパーマリオくんのカゲの女王

最初は同じくピーチ姫に憑依して登場。憑依時のピーチ姫は一人称がわらわになる他、洋服のデザインもゲーム同様に変わっており、マリオ達にはイメチェンと言って誤魔化している。既にピーチ姫の意識はほとんどなく、メガバッテン軍団の軍団員を全員返り討ちにしている。

女王の方はゲームと違い、目がはっきりと描かれキバが剥き出しになったデザインとなっており、顔つきが後の作品に登場するアックームに似ていない事もない。言葉遣いはゲーム準拠だが同作の悪役にはありがちな大ボケキャラになっており、「ハゲの女王」「世界制服(この時着ていたのは男子校の制服)」といったボケや、ノリツッコミをかますなど「女王」というよりは「暴君」気味なギャグキャラと化している。なおバツガルフに関しては完全な破壊はせずてるてる坊主にして無力化するにとどめた。逆らうものには容赦しないが一度は白旗を挙げたマリオとクッパを配下に迎えるなど服従するものには寛容。


ギャグをかます場面が多い一方、ラスボスらしい圧倒的な力でマリオ達を追い詰めるが、終盤にてスターストーンが届けた皆の声援によってマリオたちは復活。しかも毒の息をスターストーンの力で跳ね返されてしまい弱体化し、最期はマリオたち全員の合体攻撃を前に恐怖しながら敗北、再封印された。


エピローグにあたるルイージが主役の回には、漫画オリジナルキャラとしてコイツを模した「ヒゲの女王」が登場している。女王なのにヒゲだったり、手のないようなところからパンチやキックを出すなどカゲの女王以上に奇っ怪な存在だったが、正体はルイージを勇気づけさせるためにマリオ達が変装しただけの姿であった。

そして新たな冒険へと続く…


余談

この作品が制作される前に似たようなコンセプトのキャラクターとして、漫画本山一城版『スーパーマリオ 6つの金貨』編でワルデイジーが登場する。

こちらはデイジー姫がワリオの悪のパワーによって悪の心に支配された状態。口調はワリオと似たものになりドレスも黒に染まった。後にピーチ姫も同じ状態になるが、人格はピーチ姫の方が強く出ていた。

最終的にピーチ姫は、真の黒幕である邪悪の化身に騙され、新たな『ワリオ』を形作るための核にされ最後の敵として登場する(巨大なワリオの体内にピーチ姫が取り込まれている状態)。


スーパーマリオくん6つの金貨編では、ラストバトルの際にある人物がワリオに捕まり、悪に染められて敵となってしまった。

自我を持った6つの金貨がマリオに加勢するも形勢逆転とはいかず窮地に陥る。しかしマリオがあるアイテムを使ったことで悪に染まった味方の洗脳が解け、更には新たな助っ人が今ままでの登場人物たちを引き連れて参戦。

大勢の仲間たちが見守る中、マリオは逆転勝利を果たすこととなる。


……などなどカゲの女王とのラストバトルとよく似ている。


関連イラスト

ピーチ姫憑依時

シャドウクイーン ピーチカゲの女王


本体

カゲの女王センシティブな作品


関連タグ

ペーパーマリオRPG カゲ三人組 ピーチ姫

マジョリン マリリン ビビアン ランペル

闇堕ち/悪堕ち


類例

ルイージ/ミスターL/スーパーディメーン次回作での次なる悪堕ち仲間。メインキャラが黒幕によってラスボス化するのも一致。

ロゼッタ(スーパーマリオ)/クルサ(マリラビ)ペーパーマリオシリーズではないが、彼女もピーチ姫やルイージと同じく黒幕のせいでラスボス化している。ただし、二人と違って戦闘中に完全に意識を取り戻している。


ガノン憑依ゼルダ:ラスボスに憑依された任天堂ヒロイン(姫)繋り。こちらは小説版がモデルと思われる。

ミドナ:影の世界の姫であるが、こちらは敵ではなく仲間である。

ロックマン・ジュノ:カゲの女王と同様に「財宝と思われていたラスボス」。

りゅうおう:戦いの前に主人公に対し取引を持ち掛けるラスボスの元祖的存在。こちらは地位ではなく自らが制圧した世界の半分を譲渡する事を持ち掛けてくる。受け入れると事実上のゲームオーバーとなるのも同じ。

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