曖昧さ回避
- ゲーム『ペーパーマリオRPG』に登場するキャラクター。※この項で解説
- ゲーム『モンスターハンター』シリーズに登場する武器ガンランスの愛称。
- 広島弁などの語尾の一つ「~がんす」。漫画『怪物くん』のオオカミ男や『実況パワフルプロ野球』のたかゆきが話すことで有名。
- 漫画『珍遊記』の外人軍団の自称リーダーであるブリーフの青年。→ガンス(珍遊記)
- フォトストーリー『マシーネンクリーガー』に登場するシュトラール軍の無人多足歩行戦車SK602。
概要
英語表記:Macho Grubba
ステージ3で初登場。ウーロン街の闘技場でプロモーター(社長)を務めている青色のガボン。
シャレた格好と丸メガネ、外国語混じりのしゃべり方が特徴。秘書にキノシコワがいる。
実力ある選手を評価するなど、面倒見の良いフランクで気さくな人物。
選手になって3つ目のスターストーン「ゴールドスター」を手に入れにやってきたマリオに「グレート・ゴンザレス」というリングネームを与えた(彼曰く、「「マリオ」のままではネームにインパクトがナッシング」とのこと)。
若いように見えるが、実は60歳。高齢にもかかわらず若さを保っているのは『ウーロン街の七不思議』の一つになっている。
その仕事故か場を盛り上げることを重視しがちであり、時にはハッタリまでかまして選手を煽り立てる事すらある。
高齢ゆえにリングにはもう上がっていないが、現役時代は闘技場で選手をしており多彩な技で敵を翻弄していたことから「テクニックのデパート」と呼ばれていた。
闘技場での戦闘の際は毎試合ハンマーorジャンプ禁止や仲間チェンジ禁止、一定量以上のダメージ、観客へのアピール…などなど何かしら条件をつけてくる。
なおこれは他の選手に対しても例外ではないようで、ある選手には3回回ってニャンと鳴くという、どう見てもふざけているようにしか見えないお題を出したこともある。
この先はネタバレ注意。
実は、ウーロン街の失踪事件の黒幕。
スターストーンを利用して闘技場のリングに隠したウーロン街の選手のパワーを吸収し自分のものにするトロフィー型の装置を開発し、自分の若さと力を保ち続けていた。
吸収した選手を世間で失踪扱いさせたり、正体を知った者は誰であろうと口封じに容赦なく殺そうとするなど本性は極めて悪辣かつ冷酷な卑劣漢。マリオに脅迫メールを送ったのも彼。
マリオに秘密を知られ、装置を使ってマッチョガンスとなってリング上で襲いかかる。
マッチョガンス時のステータス
HP | ATK | DEF |
---|---|---|
60 | 4 | 0 |
ステータスだけならHPが1.5倍になったゴールド・ホークなのだが、ムキムキボディを使用してステータスを上げてくるため実際はステータス以上の強さがある。HP自体もステージ4〜6のボスより多い。
主な戦術はまず自分の行動回数を2回に増やし、次のターンに下記のいずれかの強化を自分にかけてから攻撃をしかけてくるというもの。
その攻撃も前にいる方だけでなく後ろの味方に攻撃してくる事があるため、どちらが狙われているかをしっかり把握しないと正確なガードが出来ない。
特に攻撃力3アップの頻度が多く、そのため実質的な攻撃力は7であることが多い。
行動回数を増やす時はメイン画像のようなポーズを取る。攻撃力を上げるときはムキムキポーズをとる。
3ターン目で防御力も3アップさせるようになる。防御力を上げるときも同様にムキムキポーズを取った上で、更に実に白くて綺麗で健康的な歯も見せる。腕も太くなるので攻撃アップ時との見分けはつきやすいだろう。
HPがある程度減ると(残りHP30くらい)さらに巨大化して攻撃パターンが増える。
巨大化して以降は単体攻撃のみだったところに全体攻撃が追加される上に割と高い頻度で全体攻撃が飛んでくるため、仲間を盾にするなどの対策がとりづらい。
また時折ヨケヨケになって一定確率で攻撃を回避するようにもなり、防御面においても隙は無い。
HPが20くらいになると、両手を胸に当てるポーズをしてチャージし、攻撃力を4上げてくるようになり、実質的な攻撃力が8となる。
普通、チャージする時はチャージしたターンの次のターンで攻撃してくることが多いので、その間にHPを回復させたり攻撃を躱す技を使ったり対策をとれるのだが、マッチョガンスの場合は行動回数が2に増やされる状態異常がかかっているため、チャージした直後にすぐに攻撃してくる。そのため、それらの対策をとることは不可能。
ここまで来ればあと一息…のはずなのだが、ヨケヨケを積まれると時折攻撃が当たらなくなることがあるため、結局のところ最後の最後まで油断ならない。
このように、ステータス以上の強さがある敵であるため、難易度はかなり高い。
アクションが苦手な人は、デカデカドリンクで攻撃力を強化したり、カチカチコウラで防御力を上げたりして挑んだほうが楽であったりする。
チビヨッシーのミニミニたまごも割と重宝する。ミニミニという攻撃力と防御力の双方が下がる状態異常にかかる、ガンスのサイズが小さいためガンスが巨大化した後の攻撃が全体攻撃にならない、などの効果があり、これをするかしないかでもバトルの難易度が変わる。
元々がガボンだからなのかは不明だが眠りにも弱く、5ターンくらいは眠っている。ネムラセフミィなどで眠らせ、眠ってる間にチャージをしまくるのもひとつの手(攻撃力を10上昇させた攻撃をガンスにぶつけることが可能になる)。最初のターンで眠らせてしてしまえば、ガンスが起きたターンで仕留められなかったとしても、ガンスの最初の行動は必ず行動回数を2回に増やすであり、攻撃してくるのはその次のターンからなので、割とノーダメージで勝利しやすい。
本性を現した後も戦闘中、後に「ナイスファイトだ!」と激励する辺り元格闘家及び闘技場のプロモーターとしての精神は嘘ではない模様。
倒した際の断末魔は「むごふぉ!」。
そして、キノシコワに闘技場の秘密を暴露され、彼が消した初代チャンピオンのプリンス・マッシュことキノシチョフも、スターストーンの力で無事に甦ったのであった。
マリオ達に倒されたその後は逮捕されたのか登場せず、プロモーターはキノシコワが担当することになった。
ただし、彼が名付けたグレート・ゴンザレスというマリオのリングネームは変更されずに引き続き使われている。
なお選手としてチャンピオンになったのは、自身の実力ではなくスターストーンのおかげだと情報屋の話から推察することが出来、格闘家としては元来あまり優れていなかった模様。
リメイク版では隠しボスとして登場するプリンス・マッシュの戦闘力が非常に高く設定されており、その点からも彼をも倒したスターストーンの力がいかに強大だったかがうかがえる。
なお前述のパワーアップ装置はスターストーンについて科学的に研究した上で開発したものらしく、彼がまとめた研究のデータは2部リーグ控室の隠し部屋に置かれている。
作中においてスターストーンをそのような形で利用して見せたのは彼のみであり、ガンスと同じくスターストーンを自力で一つ入手していたメガバッテンすらもそうした方面での活用は行っていない(もっとも、メガバッテンの一員であるペケダーは、最後のスターストーンの護衛を任されていた事から、これによりバッテンダー・マーク2の性能を引き出した可能性が100%疑われる)。
そう考えると、皮肉なことに格闘家としての才能は無くとも科学者としては大変優れていたと言えるのかもしれない。そうした能力のみならず悪しき心の持ち主であるガンスの手にスターストーンが渡ってしまった故の悲劇と言えよう。
ついでに言えば、プリンス・マッシュの復活のくだりを見る限り、ノコタロウの父ノコキチがゴンババの体内から生還できた事や、海賊王コルテスの現在の姿もスターストーンが絡んだ事案と想われ、そのような強大な力故にプニ族やポワンの先代を含むピカリー神殿の歴代神官はスターストーンを悪用する事なく正しく扱える者を探し求めていた理由にも繋がる。
ちなみにゴールド・ホーク撃破後「ゴールド・ホークもゴンザレス(マリオ)を倒せなかったとは」とぼやいており、ゴールド・ホークによる毒入りケーキやマリオ達の監禁も彼が裏で糸を引いていたという見方もできる(それらの件についてのゴールド・ホークにお咎めなしだったことから)。
スーパーマリオくんでは
33巻で登場。ゲームのような裏の顔を持つ悪役ではなく、普通に闘技場のプロモーターを務める(キノシコワは未登場)。口調は関西弁。
ただし、マリオチームにのみ試練と称してゲーム以上に理不尽な課題を押し付けてくる(例を上げるとクリボー戦では「マリオチームは一切攻撃するな」、ワンワン戦では「手も足も使うな」など)。
ただこれは、ガンス自身は最高の宝物であるスターストーンを託すに値する最強の者を探しており、マリオが真のチャンピオンになれると見込んでの試練である事になっている(マリオがゴールド・ホークに負けそうになると、「ミーの見込み違いだったか」と残念そうにしていた)。
マッチョガンスになる経緯も変わっており、優勝したマリオ(の持っているスーパーハンマー)に与えるはずだったスターストーンの力で意図せずして変身し暴走するといった流れになっている。
元パワーファイターだけあってマリオ達の連続攻撃が全く効かないなどタフな上、攻撃力も高くスーパーハンマーを噛み砕いて骨だけにしたり、ノコタロウの「コウラのまもり」を壊したり、マリオを一撃でウーロン街の端まで弾き飛ばすなどかなりの強さを誇る。
ゲームと異なり蝶ネクタイの下に弱点があり、ここを攻撃されたことで変身が解除され元に戻った。
34巻では、マリオたちと交戦している際にマリオを追ってやって来たクッパの事もぶっ飛ばしており、ゲーム同様に強いボスであることがうかがえる。
35巻ではマリオ達を応援したり、ヒゲの女王(ルイージの勇気を確かめるためにマリオ達が布を被って変装した姿)に紛れたりと原作より出番が多い。
関連タグ
同作品中で戦闘する他のボス達
ゴンババ・バッテンダーロボ・ランペル・コルテス・モアモア・バッテンダー・マーク2・カゲの女王
ドガボン…前作同様ステージ3のボスである巨大なガボンだが、全くの別物。なおこちらも『スーパーマリオくん』ではゲームより善良な人物になっているという共通点がある。