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概要

1990年から1992年にかけて週刊少年ジャンプ(集英社)に掲載された。正式名称は「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」。

漫☆画太郎の代表作であり、氏の作品らしい下品とナンセンスが全開となっている。

一見、「うんこ」「下ネタ」満載のお子様ネタ満載に見えるが、ジャンプ連載作品中屈指の正確なデッサンとブラックで際どいジョークが満載の上級者対応作品であり、幼少のころはまって画太郎中毒になった元お子様も多数存在する。

単行本がジャンプコミックスから全6巻刊行されたものの、後に絶版となった。2003年から2004年にかけ、ヤングジャンプコミックスから、内容の見直しなどがなされた「不完全版」が全4巻刊行された。

続編・珍遊記2が『ビジネスジャンプ』で2009年12号から2010年18号まで連載でされた。

タイトルからしてわかるように、中国の古典のひとつ「西遊記」をいじり倒したものだが、他にも「ドラゴンクエスト」シリーズや「ドラゴンボール」などもパロディにしており、ジャンプ漫画の基幹テーマ「友情・努力・勝利」ですらコケにする壮大な実験作でもあった。一方でそれなりに大ヒットもしてしまった。

一方、作者の素質が長編向きでないことから広げた風呂敷をたたむことができなく終わってしまった面もある。そしてそれはその後の画太郎作品に宿命的に続く問題点にもなってしまっている。

テクノバンドの電気グルーヴが本作の大ファンであり、本編のキャラクターとして出演したことがある。

2009年には「クソして寝たら20周年!漫☆画太郎祭りだ、バカヤロー!!」の企画の1つとして『地獄甲子園』と共にアニメ(OVA)化されている。この作品はFLASHアニメである。

さらに、実写映画もされており、2016年2月から、主に東映系の映画館で公開された。なお、作者は「史上サイテーの映画にして下さいと言ったのに、どうして面白くしてしまったんですか!?」(きれいな言い方)と大激怒した(らしい)。

登場人物

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