概要
「珍遊記」の主人公。とてつもなく凶悪で攻撃的な性格。
元々は、子供が欲しいというじじいとばばあの願掛けに応えるように雷と共に落ちてきた赤ん坊。
しかし、成長するにつれて次第に不良化・狂暴化。しまいには巨大猿じみた町一番のかぶき者と化し、放屁で空を飛んだり酒を呑んで宮殿を燃やすほど強力な炎を吐いたりする等強力な妖力を駆使して暴れまわり、自分を退治しに来た者を悉く返り討ちにした挙句、墓標代わりに自分の糞を使った墓に殺した者たちを葬るなど非道の限りを尽くしていたため一億円の懸賞金がかけられていた。
しかし、じじいとばばあの頼みを聞き届けた旅の僧侶玄じょうの法術で全ての妖力を吸い取られ、画像の様な頭にけが三本しかないちびっ子になり妖術が使えなくなってしまった。
妖力が使えなくなっても凶暴な性格と異常に頑丈な肉体はまったく変わらなかった為、無理矢理玄じょうにお供にされてじじいとばばあから引き離された。
その後執拗に玄じょうから逃げ出そうとしたり、隙を見て玄じょうを殺そうとしたがことごとく失敗して頭に金のわっかを嵌められてしまった。
このわっかは玄じょうがお経を唱えると頭を締め上げる為、逃亡を断念し隙を見て玄じょうを殺そうと企んだ。
旅の途中で立ち寄った町で玄じょうが町の老人達の治療に忙殺されている隙に外出し、悪ガキ・たけし軍団を蹴散らし服を奪った後酒を呑むために酒場に入り、そこで妖力を封じられる前の自分を退治するためにやってきた賞金稼ぎ達と遭遇。
ひと悶着どころか何悶着かの末にかかってきた賞金稼ぎを纏めてぶっ飛ばし悦に入っていると、外国から来た賞金稼ぎがあらわれ、「珍遊記」の物語の大部分を占める激闘(笑)を繰り広げた。
色々あって外人軍団が壊滅した後、外人軍団の一員だったフンガーあらため野獣ヒババンゴの死体に細工をして妖力を封じられる前の自分に偽装し、警察から一億円の賞金をせしめることに成功。
そのお金で先の戦いで破れた服の代わりに超高級かぶき服オールタイガーを手に入れ、通りすがりのかぶき者コンビ・電気グルーヴをひと睨みで一蹴。しかし、たけし軍団を叩きのめして服を強奪したことが玄じょうにバレてお仕置きを受け、オールタイガーは奪った服の代わりにたけし軍団に引き渡されてしまった。