坂本頼光
さかもとらいこう
古館プロジェクト(2020年から業務提携)、落語芸術協会(2022年から)所属の活動弁士(無声映画の解説者)。
2000年に活動弁士としてデビューし、『鞍馬天狗』、『子宝騒動』など約120作品のレパートリーを持つ。
その他、声優・タレント・アニメ脚本など、多方面で活動している。
活弁以外にイラストやアニメーション制作の技術を有しており、自作のアニメーションに台詞を当てる「自作活弁アニメ」なる独特の芸風を持つ。また、アニメキャラクターやTVタレントの声マネも得意で、作中にはその対象人物を意識したキャラクターが登場することもある。
地声が永井一郎に似ており2014年に「波平さん追悼」と題してYouTubeに投稿した動画が話題になったことがある。
(ちなみに代表作は『サザザさん』シリーズ)
その縁かカップヌードルのCM「アオハルかよ」で一言だけだが磯野波平を演じている。
画風は漫画家・水木しげるの作品を意識している節が窺え、かつては同氏のアシスタントになることを夢見て独学でイラストレーションを学んでいたらしい。
昨今ではアニメ作品の声優としての仕事が多い。とくに「蛙男商会」などのFLASHアニメ作品ブランドで知られる株式会社DLEのクリエイター陣との親交が深く、同社で制作されるアニメ作品にたびたび声の出演をしている。
そのうち塚原重義(2008年に退社)は2005年ごろに興味を持ち一度メールを送ったが、塚原は当時「現代に活動弁士などいるわけがない」と思い無視してしまったという逸話がある。その後DLEで出会って以来ほぼすべての塚原監督作品に出演している。
2019年には映画「カツベン!」で主演の成田凌に活弁指導を行っている。
なお、pixivにもアカウントを持っており、活動の合間を縫ってイラストを投稿している。
実写作品
- いだてん〜東京オリムピック噺〜(活動弁士)
- カツベン!(活動弁士)
- おちょやん(活動弁士)