CV:二又一成(旧テレビアニメ版)
下山吉光(リバイブ)
概要
老婆に扮してケンシロウ一行を毒殺しようとした拳王軍所属の男。
カサンドラからマミヤの村へ戻る道中、病の身のトキを休憩させるために、ケンシロウたちは偶然見つけた彼の潜む小屋を訪問する。
ケンシロウ一行を温かく迎え入れる素振りで毒入りの水を振舞い、更に万一の奇襲のために仲間を屋根裏に潜ませるなど用意周到に対策を練っていたが、その不自然すぎる巨体や拳王を賛美するような物言いから正体を看破され「お前の様なババアがいるか」とケンシロウに見破られた。
即座に忍ばせていた凶器(キャンドルスタンドのような槍)を抜き応戦するも当然ながら全く通用することなく返り討ちにされて絶命。挙げ句の果てに「化けるなら牛にでも化けるんだったな」と見下された。
登場場面も少なく当時は正式な名前すらないかませ犬であったが、その見た目やケンシロウの上記の台詞も相まってか何かと記憶に残る人物となり、昨今では彼の紹介文に公式で「でかいババア(もしくは「ばばあ」)」と表記されるようになった。
因みに後年の公式ケータイサイト内の企画にて、「コビト」という正式名が付けられた。
派生作品
旧テレビアニメ版
原作ほど大柄ではなくケンシロウやトキと同じくらいの体格。
「変幻自在の体を持つ」と自負する「拳王特殊部隊」の一人で、ケンシロウに剃り忘れた髭を指摘されて正体が発覚した。原作よりも仲間が多く、屋根裏からの奇襲のために待機していた男の他に、居間には部下が3人いる。
最後はケンシロウに顔面を蹴られた後、「ぷげぇ〜!かぁ~、歯が痛ぇ~!!」と言う断末魔の叫びをあげて絶命した。
因みに、旧テレビアニメ版では‘‘ババア’’が放送コードに引っかかる為か、ケンシロウの台詞が「お前の様な‘‘婆さん’’がいるか」と、若干ながらも丁寧な口調に変更されている。
『北斗無双』
本編である「伝説編」には登場せず、代わりに「幻闘編」のジャギの章に登場。
本作では拳王軍配下らしい描写は見られず、人格(性別も?)まで女性になっている上、どういう訳か全く同じ風貌の姉妹がたくさん登場する。
村を悪党たちから守るために、ジードの仲間と勘違いしたジャギたちと対戦するが、図らずも姉妹たちの危機を救ってもらい愛に目覚め、彼らの行く先々に援軍として登場するようになる。
何故か武将名も姉妹全員「ババア」で表記されるため、戦況報告の字幕が異様に滑稽である。
『真・北斗無双』
DLCで追加されたストーリーにおいて姉妹共々まさかの復活を遂げた。因みに『真・北斗無双』では本編である「伝説編」にも登場する。こちらは原作同様女装した拳王軍配下の大男で、中ボスとしてケンシロウたちと対峙する。
テレビアニメ版『DD北斗の拳』
ケンシロウ達三兄弟が店番を務める深夜のコンビニ「リュウリュウケン」に強盗にやってきた悪党。本作では舞台設定に合わせてか衣装が割烹着になっている。
三人が寝ぼけて自身をユリアと勘違いしていることを良い事に、彼らの差し出した品やレジを持ち去ろうとするが、直後に目覚めたケンシロウにお馴染みの台詞で強盗と看破される。鋏や包丁で応戦するも、ケンシロウに「三週間前のいちご納豆おにぎり」を食わされた上に経絡秘孔‘‘キュウコウカ(急降下?)’’を突かれて酷い下痢に襲われる。直ぐ様トイレに駆け込もうとするが先に入っていたラオウに殴り飛ばされた挙句・・・。
余談だが、上に掲載されているイラストは彼を演じた坂本頼光氏本人が描いたものである。
北斗が如く
エデンの店主である他に、ケンシロウのバーテンダーの客としても登場。甘い酒が好み。
自分より大きくて素敵な男性に巡りあうのを待ち続けた結果、独身のまま年を取ってしまったようだ。
「私のようなでかい婆さんだって美味い酒を呑みたいんだよ!?」と愚痴っている。
自分の店のドアに頭をぶつける事が多いようで、店を改装したいらしい。
リバイブ
エイプリルフールミッションイベントで入手可能。必殺は伏兵が頭上から長槍で強襲する「伏兵」、奥義は毒入りの水作戦がバレて窮地に追い込まれ、隠し持っていた暗器を勢いよく取り出し、怒涛の連続攻撃から強烈な一突きでとどめをさす「けえ~い!!」。エイプリルフール期間中には「でかいババアの家」背景が期間中にログインしたプレイヤー全員に配布された。
北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌
拳王軍配下であるため、勿論登場。特に変装する理由がない場所でも常にババアの格好。
原作で登場した配下の中でも出番に恵まれており、活躍的にもかなり優遇されている。他の同僚と共に仕事をこなすのは勿論、拳王軍内で開催された武術大会では決勝まで勝ち上がり、死亡する際も爆発せず、ほぼ1話丸ごと使って遺言を残している。
なお、身長は2m55cmらしい。