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「まぁ きてすぐ地獄行きにならないようにね」

「でも いいんだ私はあの星で」


CV:藤田淑子TVアニメ版、PS版、AC版)

  進藤尚美北斗無双

  川庄美雪北斗が如く

  生天目仁美リバイブ

  奈波果林FitBoxing北斗の拳


公式サイトでの解説編集

【技】娥媚刺、ヨーヨー

両親が開墾した村を守り続ける女性。20歳の時、ユダに両親を殺されたうえに拉致され、自力で脱出してきてからは1人の戦士として村を守り続ける。一時は牙一族との戦いを通じて出会ったケンシロウに惹かれるが、自分のためにユダと命を懸けて戦ったレイの死後は彼の墓を見守りながら暮らす。その後もケンシロウにアインの娘アスカを託されたり、バットとともにボルゲに戦いを挑むなど、ケンシロウたちに協力している。


概要編集

バットの兄弟たちの引き取り手となった、村で戦士として闘う女性。

ユリア死亡後の実質的なヒロインである(後に彼女の存命が発覚するまでの間)。


その顔はケンシロウの恋人・ユリアと瓜二つであり、出会った際はケンシロウも驚きを隠せなかった。原作では青に近い黒髪褐色髪だが、アニメや後発の作品では赤髪で描かれることが多い。髪型はセミロング~ロングである。


その容姿こそ美しい女性だが「すでに女を捨てた」と自負しており、村の新しい用心棒としてやってきたケンシロウに出会い頭に刃付きのヨーヨーで攻撃するなどしている。

しかし、気丈に振舞ってみせるも芯は優しい人物で、弟・コウが野盗によって処刑された際は、野盗に捕まった不覚を咎める発言をしつつ、人目のつかない場所で一人涙を流していた。



作中での活躍編集

牙大王編~ユダ編集

牙一族から村を守るための用心棒を募っていた際にケンシロウ、レイの二人と知り合う。女を捨て戦士として気丈に振る舞うもレイに女を捨てきれていないことを咎められてしまうが、それでも村のリーダーという立場から死を覚悟しつつも牙大王たちとの戦いに参加する。しかしレイの妹アイリを人質に取られてしまい、レイとケンシロウは手出しができなくなってしまう。そこでマミヤは自分がケンシロウの婚約者であると偽り、自身が人質になる代わりにアイリを開放するよう要求、牙一族の本陣に乗り込み一時はアイリの奪還に成功する。そのまま牙大王に闘いを挑むが、彼には一切の攻撃が通じず結局捕まってしまい力尽き敗北、アイリも再び囚われ更に状況が悪化してしまう。それでも果敢に抵抗するが両腕の関節を外され動けなくなり、ナイフ投げの標的にされるなど弄ばれてしまう。しかし牙大王の策略により闘うこととなったケンシロウやレイを止めるため、死を賭して涙ながらに村を救うようケンシロウとレイに訴えた。その後、ケンシロウとレイが密かに立てた作戦が成功し、牙一族を滅亡させることに成功。以降、ケンシロウへの密かな情愛を抱き、彼の手助けをしようと本格的に協力することとなる。


彼の兄であるトキがカサンドラで幽閉されていることを突き止め、ケンシロウやレイとともに彼を救出。その後トキとの会話で死兆星を見ていることが判明し、拳王軍に襲われるなどたびたび命の危機が訪れる。

拳王ことラオウとの闘いで危機に陥ったトキを助けるため無謀にもラオウに挑むが、このときマミヤを制止するレイから、実は彼女を慕っていた内情を知らされる。このとき既にレイはラオウに秘孔・新血愁を突かれ三日後に死ぬ運命が待ち構えていた。ラオウ戦後、その苦痛からレイを救うため薬の街「メディスンシティー」に訪れるが、そこで街を支配する暴徒に捕らえられ拷問を受けてしまい危うく殺されるところをケンシロウとレイに救出される。しかし背中に彫られた「UD」の刻印から彼女の過去に付き纏うユダとの穢れた過去を知られてしまい、レイの純粋な愛を受け入れる事ができなくなってしまう。


その後レイとそれぞれに因縁のあるユダが現れる。村を訪れたユダは彼女に死兆星のことを教え、待つのは死の運命だと告げると彼女を捕らえ人質にする。かつての屈辱を晴らそうとレイに無様で醜い死を与えようと目論んでいたが、レイは彼女の愛を受けられなくても、せめて彼女の命を繋ごうと奮戦し、結果ユダの策謀を覆し彼を撃破する。しかし、間もなくレイもその生命が尽きようとし、遺言として「女として生きろ」と諭されながら、死にゆく彼を見送った。そして彼女の頭上にはもう、死兆星は見えなくなっていた。


天帝編編集

以降、長らく出番がなかったが、天帝編において再登場。

レイの遺言に従ってか、女性らしいドレス姿で登場している。ケンシロウが連れていたアインの娘・アスカを預かると共に、拳王軍の没落後に勢力を拡大した天帝軍の脅威を伝えた。

アニメではレイの墓に封印してあったヨーヨーと峨嵋刺を手に取り帝都軍を迎え撃とうとするが、その直後アイリと共に帝都兵に襲われる。しかしケンシロウが救出に入ったため再び闘うことはなかった。


終盤では息絶えたアインを前に泣くのを耐えるアスカの気丈さに涙を流した。


辺境編(最終章)編集

その後、再び本編からフェードアウトするが、最終章である辺境編にて三度登場。

ケンシロウがカイオウとの闘いを終えた後、記憶を失ったリンとバットの結婚式に出席するが、偽りの愛に縛られるリンを不憫に思ったバットが再び彼女の記憶を消去し、本来彼女が愛したケンシロウのことを思い出させようと旅立った事実をケンシロウに伝える。かつて自身もケンシロウを慕っていた手前か、それでもリンを受け入れようとしない彼に厳しい論調で詰め寄ったが、ケンシロウは頑なにリンを受け入れようとせず、そのまま二人は別れることになる。


しかしその後、ケンシロウは旅の途中で愛馬・黒王号を失うと共に、豪雨の中に現れた涙するユリアの幻影と出会い(ユリアもまた、ケンシロウとの死別の間際にリンの想いを受け入れてほしいと願っていたが、それを未だに果たさぬケンシロウに悲しんでいた)間もなく降り掛かった落雷とともにケンシロウもまた全ての記憶を失い、奇しくもかつての村の跡地を訪れていたリンとバットと出会うことになる。唯一記憶を残しているバットは、これを好機に二人を添い遂げさせようとその場に二人を残す形で身を引き、それを影から見守っていたマミヤはそんな彼の優しさを認め、バイクの背に乗せた。


帰路に着いた二人であったが、その道中、かつてケンシロウに両目を切り裂かれ復讐の鬼と化した悪漢・ボルゲの襲来を知る。バットは、ようやく結ばれようとしている二人を我が身を賭してでも守ろうと、自らの胸にケンシロウと同じ七つの傷を刻むことでケンシロウに成りすまし、そのまま討たれることでボルゲの驚異を遠ざけようと考える。どこまでも他者のために身を犠牲にしようとするバットの姿にマミヤも涙した。


ボルゲに敗北し拷問を受けるバットを、自らも死を覚悟してボウガンを手に取り戦闘に乱入するがやはりボルゲには敵わず重傷を負ってしまう。残された手段としてバットをボウガンで射殺しせめてその苦痛から解放しようとする。


その直後、ケンシロウが2人を救出に現れた。

記憶を失っていたせいでボルゲの不意打ちを食らい窮地に追い込まれたが、バットの叫びでこれまでの記憶全てをとうとう取り戻す。ボルゲの撃破後、その致命的な傷から命が尽きようとするバットを見送り、彼の供養を請け負って旅立つケンシロウとリンを見送った。

しかし、直ぐ様リンはバットのもとに戻り、バットもまたケンシロウの秘孔により存命であることが明らかになったため、リンと共に歓喜の涙を流しケンシロウに感謝した。


戦闘スタイル編集

拳法こそ体得していないが、刃の仕込まれたヨーヨー蛾媚刺ボウガンを使用して闘う。蹴り技も扱うなどゴロツキ程度の連中なら引けを取らない実力を持つ。また、断崖絶壁を登り切ったり、驚異的な跳躍力を見せたりなど体術や身体能力にも優れているが、人間離れした巨体を持つ悪漢や人間業を超越した拳法家にはさすがにかなわず、たびたび危機に陥ることがあり、そのたびにケンシロウ、レイの両名に救われている。

アニメ版では戦闘での活躍が追加されており、牙一族編やアミバ編、カサンドラ戦などではザコを相手に奮戦する姿が見られ、メディスンシティー編でも助けられた後、苦しむレイのために拷問で傷ついた身体を押して街中を奔走、何人かザコ敵と戦闘し勝利するシーンが追加されている。シーカー戦では病状に苦しむトキから敵を遠ざけるため囮となり、シーカーの部下が大量に登場した際もヨーヨーと蹴り技ですべて撃退している。


少なくとも原作中では数少ない女性の戦闘要員であり、同時に主要人物との関わりが深く登場期間も比較的長いこともあり、本作を題材とする各ゲーム作品では概ねプレイアブルキャラクターとして登場している。


人間関係編集

ユダ

マミヤの二十歳の誕生日に、彼女を誘拐した人物。その際に彼女の目の前で両親を殺している。

腕に「U・D」の刻印を刻まれ、心身共に傷つけられた彼女は、ユダの元から生還後、女である事を捨て、戦士として闘うことを決意する。

ちなみに後年、牙一族によって弟・コウを殺されているため、彼女は血縁者と全員死別していることになる。


レイ

作中、彼はマミヤに対し二度もセクハラを働いた。

一回目は大浴場でマミヤのバスタオルを無理矢理はぎ取った。

二回目は「女を捨てた」と強調するマミヤの衣服を人前で切り裂いて、パンツを残し丸裸にした。

そのような行為を行った人物であると同時に、レイはマミヤを命を賭して愛した男でもある。ラオウによって新血愁を突かれ余命幾許もないにもかかわらず、マミヤの死の暗示であるユダを倒し彼女の命を未来へ繋げた。

マミヤのケンシロウに対する想いに気付いており、彼女の愛を求めず、ただ彼女の記憶の中で生き続けることを選び散っていった。


ケンシロウ

マミヤが密かに想いを寄せていた人物。彼のためにマミヤは、彼の行く先へ同行したり、トキの居場所を付きとめたりと様々な行動をとるが、ケンシロウからは村に帰るように冷たくあしらわれてしまう。これは危険な旅先を案じたケンシロウの優しさであったが、それでも彼女はケンシロウの背中を追い続けた。


外部作品でのマミヤ編集

北斗無双シリーズ編集

第一作目では本作唯一の女性PCとして登場(後続作品の真・北斗無双ではリンも参戦した)。

外見は原作から大幅にアレンジされ、ツリ目に褐色肌の、やや攻撃的な印象の顔立ちに、原作同様、アクションはボウガンや峨嵋刺、ヨーヨーを使用しているが、ときに足技を駆使した体術も使用する。


幻闘編では、とくに原作では接点のなかった人物たちとの交流が多く描かれた。

第一作目においては、拳士たちにもしもの世界線をみせる「謎の占い師」の正体がユリアであることを冒頭から伝えられ、彼女をケンシロウと再会させるために影武者となり、「南斗最後の将」を亡き者にせんと付け狙う悪漢たちとの戦いに身を投じる事になる。


モバイルでは、村を襲撃に現れたKINGのリーダー・シンと遭遇し、やはりその容貌をユリアと重ねたシンは侵攻作戦に躊躇してしまう。その最中、同じく村の豊富な水を奪おうとジードの一団が現れ、奇しくも両者は協力して彼らを撃退することになる。村を守ってくれた事実にマミヤは感謝の言葉を贈り、シンもまたそれ以上村を脅かすことなく軍を退いた。


因みに声を担当するのは、普段の無双シリーズでは『戦国無双シリーズ』で森蘭丸立花誾千代などを演じている進藤尚美氏。また、同氏は過去にPS版『北斗の拳 世紀末救世主伝説』にてマミヤの弟・コウを演じたことがある。


北斗が如く編集

サブイベントにて登場。

原作同様、故郷の村を襲う野盗を退治するため、腕の立つ用心棒を求めてエデン近郊の鬼憑き村を訪れていた。村に滞在していた。スフィアシティで眠りについているはずのユリアが出没したという話を聞きつけたケンシロウ、レイの二人と出会い、村を我が物にしようと押し寄せてきた悪漢たちを協力して撃退する。その腕を見込み、二人に自身の村を救ってほしいと依頼するが、ケンシロウはユリアが目覚めるのを待つために固辞。一方、レイはアイリと故郷へ帰る途中に彼女を休息させたいという理由で、マミヤの申し出を快く承諾した。

声を担当するのは『龍が如く見参』にて浮世を演じていた川庄美雪氏。


DD北斗の拳編集

【漫画版】編集

婦警として登場。正義感は強いが思い込みが激しすぎる面があり、事態を悪化させる傾向にある。レイとは次第に仲良くなっていったが、中々進展しない。ちなみにこちらではコウが生きており、何と結婚までしている(原作後半まで生きていたら~の年齢設定)。原作同様に彼を見捨てたが、治療が間に合ったと語られている。


【TVアニメ第1期】編集

「間宮マミヤ」なる名前で登場。声優はユリアと同じ堀江由衣女史。

一見ユリアによく似た美女だが実は50歳で、顔はものすごい厚化粧で誤魔化している。婚期を完全にオーバーランしてしまったことで異常に肉食系になっている。


ケンシロウたちが働くコンビニ「リュウリュウケン」を訪れるが、ユリアによく似たためにケンシロウから声をかけられる。彼女はそれを告白と受け取りケンシロウと無理矢理結婚しようとするが、直後に彼女のストーカーであるレイが介入し両者は何故か決闘するハメに。更にレイに恋い焦がれるオカマのユダまで現れ、彼女を泥棒猫と称して身投げさせようとリュウリュウケン傍のネオン塔から身投げさせようとするが、その移動中に化粧が剥がれ、トラウマレベルの素顔にユダが驚いたことで解放される。救出後、ケンシロウの秘孔により外見が25歳の頃まで若返り、元の美女の姿に戻った。


もともとレイの幼稚園時代の恩師であり、この時に園児同志のケンカに巻き込まれ全裸にひん剥かれたらしい。


【TVアニメ第2期】編集

センシティブな作品

内容自体が第1期とはまた別設定のパラレルとなっており、彼女も容姿と声は共通しているものの、その経歴は大幅に異なる。

本作では美人女子大生という無難な設定になり、世紀末高校に教育実習生としてケンシロウたちのクラスに赴任してくる。名前の漢字表記は「間宮真実矢(読みは第1期と同じ)」。よく「マミッチング」と口にし、複雑なポーズを決める。


まさに「青春」を体現するような明るく元気な性格であり、その美貌もあってケンシロウ・トキラオウ・ツッコミ役のバットですらも彼女にメロメロとなり、クラス全員がこれまでになくハツラツとして授業にのぞむようになる。同時に事あるごとに暑さを訴え次々に衣服を脱ぎ捨て、その都度男子生徒たちを興奮させていたが、あと一枚というところでリュウケン校長の寒いダジャレのせいで逆に厚着を着込んでしまい、校長はケンシロウたちにタコ殴りにされた。


余談編集

雑誌『昭和50年男』に掲載された原哲夫ケンドーコバヤシの対談にて、件の服を破られるシーンにおける疑問としてケンコバが「なぜマミヤは、あの水のない時代に真っ白なパンツを履いていたのか」となっていたのだが、それに関しては原が「漫画では白黒だから分かりづらいけど、レザースエードのイメージだったので汚れが目立たない」「マミヤの暮らしていた村は水が豊かという設定だったので、風呂には入れた」と返答していた(ケンコバ曰く「40年目にして明かされた新事実」)。

なお、原は「何故レイはパンツだけ破らずに残したのか?という疑問はある」となっていたが、そこはケンコバが(あくまでもネタ的な部分で)「コンプライアンスギリギリのところでレイが踏みとどまった」としていた。


関連タグ編集

北斗の拳 女戦士 ヒロイン

レイ(北斗の拳) レイマミ

赤毛 グラマー 漢女

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