概要
『ペーパーマリオRPG』に登場する秘密組織。本作において、クッパ軍団に並ぶ悪の組織である。
幹部および団員達は全員、×(バツ)をモチーフにした服を着ている(それを着たピーチ姫曰く、ちょっと臭うらしい)。敬礼代わりに、腕を上半身で交差させるポーズを取るのも特徴である。
最終目的は世界征服であり、「やみのきゅうでん」に封じられた魔物の力で世界を作り変えようとしている。科学力には絶対の自信があり、薬品・人工生命体・ロボット等の製造を初め、人間とほぼ遜色無い思考能力を持つコンピューター「テック」を開発するなど、その技術力は最早ノーベル賞レベルである。
組織図
総統である「バツガルフ」を頂点とし、幹部の「ペケダー」、用心棒の「カゲ三人組」(後の『新カゲ三人組』)、戦闘員である「ぐんだんいん」達で構成されている。質より量をモットーとしており、団員数は500人を優に超えているものの一人一人がクソが付くほど弱いため、よく群れている。
作中での行動
作中ではプロローグから作戦を実行しており、「ゴロツキタウン」にてピーチ姫のきれいな心を利用し、物語のキーアイテムである「スターストーン」の隠し場所が記された地図の入った宝箱を開けさせ、その後ピーチ姫を誘拐、本部のある月に監禁する。
その作戦のためゴロツキタウンに来ていたペケダーは、クリスチーヌがスターストーンの秘密を知っていると睨んで誘拐しようとしたものの、ピーチ姫の誘いを受けてやって来たマリオに邪魔され失敗に終わる。
その後、ふしぎの森・ウスグラ村・トロピコアイランド・リッチリッチエクスプレス・ピカリーヒルズなどに出現し、マリオ達とスターストーンの争奪戦を繰り広げるものの全て失敗。
最終的にはマリオ達に月のアジトへ突入され、決戦を挑むも敗北したペケダーは宇宙の彼方へ吹っ飛ばされた。月の秘密基地もマリオ達を脱出させたテックによって自爆させられる。
その間にバツガルフは一足先にやみのきゅうでんに侵入しており、遂にカゲの女王を復活させたものの、全てはマジョリンの計略であり、バツガルフはカゲの女王に吹っ飛ばされてしまう。
その後
カゲの女王が倒された後は、宇宙から帰還し合流したペケダー含め団員数が5人ほどにまで減ってしまう。
一応組織は存続しているようだが、目的も手段も無くなり、悪事を働く気はもはや無いようである。