「うるせえ!こっちはお前にダチをやられてんだ!」(第24話)
人間態の演者:兼任
データ
- 身長:199.4cm
- 体重:98.6kg
- 特色/力:特殊体液
概要
『仮面ライダーガヴ』に登場。
ストマック社に雇われ、グラニュート界から人間界に現れたグラニュートの1体。
実は仮面ライダーヴァレンによって倒されたオタケの親友であり、彼を倒した人間界のグラニュートハンターを逆恨みしている。
普段は眼鏡を掛けた丸坊主のガタイの良い焼肉屋の店主として人間界に潜伏している。
地球に棲息する蛸に酷似した姿をしており、赤い頭蓋骨に同色の蛸が入り込もうとしているような丸い頭部を持つ。
両腕はウィップルに酷似した触手で、下半身はウィップル等と同じ細めな造形のもの。
戦闘時は相手の動きを封じる自身の体液でもあるスミを用いて襲い掛かる。反面、本人の戦闘能力は然程高くなく、触手を自在に操るウィップルとは異なり、触手を増やしたり瞬時に回復するといった能力も持ち合わせていない模様。
動向
自身の店で辛木田絆斗が友人の拳谷加太郎と食事をしていた会話から人間界にいるグラニュートハンター=仮面ライダーであることに勘づき、加太郎を1人にしてから取引を持ちかけ買収することに成功。
「出任せ記事を書かれて恥を掻いたから懲らしめるためのドッキリに協力してほしい」と口八丁で丸め込んだ彼を経由して廃工場に誘き出された絆斗を罠に嵌めて自身の墨で拘束。次に用済みとばかりに加太郎をヒトプレスに加工すると、ミミックキーを外して本性を現す。
敵討ちとして絆斗を朝方までいたぶり、変身も封じたことから勝ちを確信していたが、独りでに動き出したゴチゾウのチョコルドがヴァレンバスターにセットされたことでヴァレンの変身を許してしまう。
動揺しながらも応戦するが、戦いの経験値とチョコルドの与える戦闘能力が噛み合ったヴァレンの強さに圧倒されてしまい、触手を捕まれて壁に叩きつけられると、目の前には銃口を突きつける憎きグラニュートハンターの姿。
「ま、待て!俺が悪かった!許してくれぇっ!?」
亡き友人よりも自分の命を優先したスミールは必死に許しを乞うが、その変わり身の早さに「遅ぇよ」と呆れたように吐き捨てたヴァレンの必殺技を至近距離で撃ち込まれ、大きく吹き飛ばされると爆散した。
余談
スーツは上半身はボンを改造したものにウィップルの腕を組み合わせたものと思われる。そのため、体のモールドや右肩のハエの意匠が一致している。
人間体及びCVを担当した街裏ぴんく氏は、荒唐無稽でシュールな作り話をさも実際に体験したかのように語る「架空漫談」「ウソ漫談」という芸を得意とするピン芸人。過去には所属事務所を転々とした末に、コワモテやガラの悪そうな役者が専門に所属する悪役俳優事務所に籍を置いていた事もあり、その時に培ったスキルは今回のスミール役でも存分に発揮されている。
芸名だけは非常に可愛らしいため、Xでは「オープニングで俳優名が出た時にどんな可愛らしい人が出るのだろうと思ったら、明らかにカタギじゃない人が出てきて驚いた」というような感想もちらほら見られた。
ちなみに現在の所属事務所は第一話でハウンドを演じた片桐仁氏と同じ、トゥインクル・コーポレーションである。