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イサギツネ

いさぎつね

イサギツネとは『侍戦隊シンケンジャー』に登場する外道衆のアヤカシである(※メイン画像右側のキャラ )。
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「百の術を操る私だ……お前達に勝ち目は無い!」
CV:沢木郁也

データ

【身長】一の目・206㎝→二の目・61.5m
【体重】一の目・90㎏→二の目・22.6t

概要

天狗』伝承のルーツとされる、木の葉を被ったの様な、と翼の様な姿を持つアヤカシ
まるで天狗の葉団扇を仮面の様に被った狐を思わせる頭部しており、両肩には翼を広げた烏の意匠が見受けられる。また、腰と両の一の腕には触手状の垂れた装飾が有り、両の二の腕と両大腿部には紫色の雲の様だ。
因みに先述した葉団扇の意匠は自身の武器である「天為葉扇剣(てんいようせんけん)」の柄にも見られ、葉団扇の中央からそのまま刃が伸びた形状となっている。

その能力は端的に言えば妖術使いで、人智を超えた様々な術を操る。本人も「百の術を操る事が出来る」と豪語しており、自身の妖術に絶対の自信を持っている事が分かる。
大風を起こす「狐つむじの術」や相手の大技をやり返す「狐技返しの術」、更に無数の火の玉を飛ばす「狐火の術」や睨んだ先を爆破させる「狐つぶて」の術、そして大量の烏を放つヤタガラスの術」を劇中では披露。何れも強力且つ危険な術だが、更に姿を眩ませる「狐隠れの術」等といった対処のし辛い術を好んで多用する為に注意が必要とされる。また、戦闘用の術では無いが「鏡映しの術」で目当ての者の秘密を探る為、情報戦でも手強い。

劇中ではこうした術の数々を駆使して封印の文字を探ると同時に、シンケンジャーの5人を追い詰める程の実力を見せ付けた。

劇中での活躍

ドウコクにとって、最大の脅威である封印の文字を探ろうと目論む骨のシタリの依頼を受け、イサギツネは「鏡写しの術」によって丈瑠を監視する。
一方の丈瑠は、今日折しも何者かによって屋敷に撃ち込まれた「近日見参」と言う矢文(※後に彼の幼馴染の梅盛源太の物と判明)の事も有り、かなり神経質になっていた。

後日、矢文を撃ち込んだ犯人を捜していた丈瑠を除くシンケンジャーの4人は源太と遭遇。真意を問い質そうとするも、特製ワサビ入りの寿司を食わされ悶絶した所を逃げられてしまう。
そんな中、丈瑠は屋敷に書き置きを残し、1人「清浄之谷」へと赴いていた。そんな彼の事を、鏡を通して監視するイサギツネの元にシタリが現れ近況を尋ねる。「はっ!中々敏感な奴故、手間取りましたが、我が術中に在る者。私の目から逃げる事は出来ません」と答えると、対するシタリは「頼むよ……?奴が使うと言う、血祭ドウコクを封印すると言う文字!それを知りたい・・・妖術使いのお前さんにはピッタリの仕事だ」と返す。
監視を継続する様に念を押されるイサギツネだが、当人は張り切って「お任せを。奴め、人気の無い所へ来た所を見ると、稽古でもする心算やも知れませんな。封印の文字の……」と答えながら、モヂカラを行使しようとする丈瑠の様子を期待しながら見つめる。シタリもそれは同じだった。

だが、実際に丈瑠が書いたのは何と「煙」の文字。あっと言う間に煙が立ち込めて視界がホワイトアウトしてしまう。「どうしたんだい?見えないじゃないか!」と文句を言われて焦るイサギツネだが、煙が晴れた時には既に丈瑠の姿は無い。ターゲットを見失った事でシタリから続け様に「…お前さんの妖術は絶対じゃなかったのかい?」と嫌味を言われ、プライドを傷付けられたイサギツネは不機嫌となり、「確かめて参ります!」と言って荒々しい足取りで出掛けて行く。
清浄之谷に赴いたイサギツネは先程まで丈瑠が経っていた祠の前に来ると、「この鏡映しの術が破れるはずが・・・?」とぼやきながら鏡を見つめる。
すると不意に獅子折神が現れて鏡を掠め取った。咄嗟の出来事に呆気に取られるイサギツネだったが、更に泉の中からレッドが出現して斬り掛かる。不意を突かれて地面に転がるイサギツネが相手の名を叫ぶと、レッドは「覗きとは良い趣味だな」と返すだけ。そう、レッドは昨日から自身を監視するイサギツネの気配に気付き、その存在を燻り出す為の策を張っていたのだ。切っ掛けは昨日湯船に頭まで浸かっていた時、水に潜っていると気配が消える事に気付いた事である。其処へ流ノ介と共に駆け付けた茉子からも、この世の水と三途の川の水とは別物であり水と油だと指摘されてイサギツネは得心が行った。
外道衆は三途の川の穢れた水から生まれた存在であり、この世の穢れていない水とは相容れない。よって、外道衆の技はこの世の水の中ではその効力は弱まる……自身のアヤカシとしての特性を逆手に取られ、そのまま間抜けにも引きずり出された事に気付いたイサギツネは当然悔んだが最早後の祭り。丈瑠が神聖な泉の有るこの清浄之谷に赴いたのも、自身の妖術が遮断される事を分かっていたからだった。
結界が張られていた屋敷で丈瑠を監視出来た秘密も、丈瑠が手鏡を真っ二つに斬った事で彼の頭髪が出て来た為に露見。これも最初に58番の隙間センサーを故意に鳴らして5人を誘き出し、姿を消して丈瑠に忍び寄り、彼の髪を数本採取する事で術を施していたのである(※髪を採取された時、丈瑠は嫌な感じの一陣の風が吹いた程度にしか感じていなかった)。自身の術で透明になっていたとは言え、その場には流ノ介達4人も居たにも拘らず、誰にも気付かれずに事を為していた所からもイサギツネの技量の高さが窺える。
その時に丈瑠の事も殺そうと思えば殺せたのにそうしなかったのかは謎だったが、清浄之谷に来てから封印の文字を探る為だったと見破られた為、目的を諦めたイサギツネは「もう良い!私の術を味わえ!」と叫んで「狐つむじの術」を繰り出して実力行使に移行。術を喰らって3人での戦いを不利と見たピンクは、ショドウフォンで源太を追う千明ことはに援軍を頼むと、尚もイサギツネに立ち向かって行く。
多彩な妖術に苦戦するも、「狐火の術」や「狐つぶての術」に慣れて来たレッドはイサギツネに突撃を敢行。だが、長い間彼の監視下にあった事で心身を消耗していた為、眩暈を起こしてその場に倒れてしまう。そんなレッドに止めを刺そうとするイサギツネだったが、駆け付けたグリーンイエローに阻まれる。

そして5人揃って反撃に出るシンケンジャーは、5人の技ディスクをシンケンマルに装着し、火炎の舞、水流の舞、天空の舞、木枯の舞、土煙の舞を一斉に放つ「五重の太刀」をイサギツネに見舞う。だが、イサギツネは「キツネ技返し」と言う妖術を使って五重の太刀の攻撃を吸収。それをそのまま「天為葉扇剣」の一振りで繰り出した為、5人は自らの必殺技の威力をモロに浴びる事となり、そのダメージで変身が解除されてしまう。
絶体絶命の大ピンチに陥る5人に対して上記の台詞と共に勝ち誇り、高笑いするイサギツネは「さて、次はどの術を味わって貰おうか?」と言って止めを刺そうとする。

すると其処へ突然「おてもと」型の爆弾が数本飛んで来て爆発したかと思うと、「待て待て待て~い!!」と叫ぶ声と共に、屋台を近くに停めた源太が現れる。
続け様に「外道衆!俺が相手してやる!」と啖呵を切る源太に対し、イサギツネは事態が呑み込めず困惑するばかり。それは5人も同様だった。そんな5人に対して「近日見参つったろ?こー言う場面を待ってたんだよ!こー言うの!」と嬉々として言い切る源太は、そのままスシチェンジャースシディスクを取り出し、敵味方双方の目の前で「一貫献上!」の一声と共にシンケンゴールドなる新たな戦士に変身。

驚くばかりで話にまるで付いて行けない5人を背景に、サカナマルを構えてイサギツネに挑み掛かるゴールドに対し、イサギツネは「何と卑しい構えよ!貴様にはこいつ等が似合いだ。ナナシ連中、出会え!」と叫んでナナシ連中を繰り出すが、ゴールドは我流とは言え見事な居合いで蹴散らして行く。そのまま戦いの場所を森に移すと、今度は大量のカラスを放つ「ヤタガラスの術」で攻撃するも、レッドの加勢もあって凌ぎ切られ、そのままゴールドからサカナマル百枚おろしを喰らって倒される。

その直後、「貴様等、良くも~!」と叫びながら二の目となって巨大化
狐隠れの術で透明になり、テンクウシンケンオーを一方的に攻撃するが、ゴールドが召喚した烏賊折神の烏賊墨砲で姿を炙り出された所へ、止めのダイシンケン天空唐竹割りを喰らい、「無念…」と言い遺しながら爆散した。

訳も分からぬまま突如出現した寿司屋の源太。その素性を問い質そうとする4人だが、烏賊折神を見て丈瑠は相手が何者か思い出し、「お前…源太か?」と尋ねた。すると源太も「久し振りだなぁ!丈ちゃ~ん!」と駆け寄る。怒涛の急展開に、5人はそのまま唖然となるばかりであった。

イサギツネが倒された次回、彼の昔馴染みが敵討ちに登場する事となる。

余談

モチーフは

『百化繚乱[下之巻]』にて、デザイナーの篠原保氏は「『術使い』という要素で天狗をモチーフにし、『イカ(烏賊折神)の天敵はカラス』という言葉遊びで烏天狗を選び、『天狗』は『あまぎつね』とも読む為にキツネのイメージを顔に入れ、更に面は葉扇子の形状にし、比較的ストレートな妖怪っぽい構成になっている」とコメントしている。

現代の伝承で語られる妖怪の『天狗』は、数々の不思議な術を操り、鼻の長い修経者の姿を持つ化け物だが、イサギツネの尖った鼻と百の術がそのルーツとされている。

スーツは後にデメバクトに改造された。

声を演じた沢木氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』で暗黒魔剣サイマ獣ソルゴイルを演じて以来、10年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となる。続く翌年の『天装戦隊ゴセイジャー』ではナレーションとしてレギュラー出演しており、変身アイテムの音声やゴセイジャー達の上官に当たるマスターヘッドの声も担当している。

関連項目

侍戦隊シンケンジャー 外道衆 アヤカシ 天狗

ヒャクヤッパ:仲の良い昔馴染み。

テングモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』に登場した大大先輩。暗黒科学帝国デスダークがどのような経緯で遺伝子を手に入れていたかは不明。
テング(カクレンジャー):『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した大先輩。
妖怪テング:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場した後輩。
天狗のヒッ斗次回作に登場する天狗繋がりの怪人。イサギツネが天狗の伝承のルーツなら、こちらは天狗の正体。

テング(魔化魍):『仮面ライダー響鬼』に登場する、天狗繋がりのライダー怪人

射命丸文:天狗繋がりの東方Projectのキャラ。

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