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「捨てられた子供の泣き声は、三途の川には最高じゃからなぁ!グハハハハ!」


データ

身長196cm(二の目時:49.0m)
体重90kg(二の目時:22.5t)
CV納谷六朗

概要

第十三幕「重泣声」に登場した泣き顔のような、鬼の子供が抱きついているような姿を持つアヤカシ。『子泣き爺』伝承のルーツとされている。

上記の姿をより詳細に説明すると、赤い身体に黒い腫れ物が全身に出来た子供の形の肉塊が両腕と両大腿部に抱き着き、そのまま融合した様なグロテスクな外見であり、腹部に付いた黒い3つの窪みも子供が泣いているように見える。


能力

老人めいた口調や態度が特徴だが、その言動に反し怪力の持ち主で「沸鉄地獄棍(にえかねじごくこん)」という刺々しい金棒で武装し、口から光弾を吐いて攻撃するなど遠近ともなかなか。油断すると痛い目に遭う。


だがその最大の能力は、「白鬼子」「赤鬼子」と呼ばれる二種類の分身を生み出す事。

この鬼子は普段は腹部にある窪みの中に球体状態で収納しているが、それを投げ付けると変形し引っ付く。

どちらも大人ほどの背丈のある全身タイツのような姿をしており、白鬼子はのっぺらぼうのような姿、赤鬼子(と、球体時の鬼子両方)はナキナキテの顔周辺についているアレのような顔つき。

 

  • 白鬼子

親子連れの子供の方に対して投げつける。

命中するとその子供の親は白赤子を自分の子供と認識してしまい、結果として子供は親を白赤子に奪われてしまう。

 

  • 赤鬼子

他者に命中するとその相手に取り憑いてしがみ付き、泣けば泣く程無尽蔵に体重を増大させる。

ナキナキテ曰く「上手くあやしてやることじゃ」とのことで、あやして泣き止ませれば何とか動ける程度にはなるようだ。

だがこの赤鬼子は攻撃したり力ずくで引き離そうとしたりしても無駄で、迂闊に攻撃しようものなら犠牲者にまでダメージがいく。

 

その上ナキナキテが三途の川に撤退しても鬼子は残り続けるので、彼を倒さない限りその重さや激しい疎外感に苦しめられる事となる(十臓曰く「聖なる水≒この世の水は外道衆の力を洗い流す」とのことだが、水を浴びるとどうなるのかは不明)。

赤ん坊のような声で泣きながら重くなる赤鬼子が子泣き爺の伝承のルーツとなったとされている。

 

どちらも外道らしい能力だが、三途の川の増水には白鬼子を使って親を奪われた子供の嘆きを利用し、戦闘では赤鬼子を使って敵を拘束しつつ重さで苦しめるという使い分けをしている。

自身の能力をフル活用し、効率良く人間を苦しめる邪知と相まって、まさしく老獪を地で行くアヤカシである。


劇中での活躍

三途の川の増水の為にシタリが呼んだアヤカシで、白鬼子と子供達を入れ替える事で、親に捨てられた子供達を悲しみのどん底に陥れていると、折しも夕飯の買い出しに出掛けていた茉子ことはの2人と遭遇。

程無くして残りの3人も駆けつけた為に交戦となり、メンバーに赤鬼子を抱き付かせるも、水切れを起こした為にその場は止むなく撤退する。


その後、男性メンバーは赤鬼子をあやす事になったが、茉子とことはによって子供達は元気を取り戻してしまった上に三途の川の水も減ってしまい、その怒りから2人に襲い掛かる。ピンクイエローを苦戦させるが、奮起した2人が「山」と「風」を合わせた「嵐」のモヂカラで巻き上げられた所へ、止めのシンケンマル天地の舞を喰らい敗北。赤鬼子も消滅し、駆けつけた丈瑠達も自由の身となった。


直後に二の目となって巨大化すると、シンケンオーに赤鬼子を抱きつかせる事で優位に戦うが、指示を誤解したブルーダイテンクウを背中に合体させてしまい、皮肉にも自身がその重みでよろめく隙を突かれ、最期はダイシンケン侍斬りを受け爆散した。


余談

モチーフは泣き顔と鬼の子供の他、毒ガエルも含まれている。名前の由来は「泣いて泣いて」の古語表現から。


ヒーロー側の勘違いとは言え、戦隊ロボと合体すると言う快挙(?)を成し遂げた怪人は後にも先にもこのナキナキテだけである。


現代の伝承に於いて、『子泣き爺』と言う妖怪は人間に負ぶさって赤ん坊のように泣きながら次第に重くなる化け物らしく、ナキナキテの操る赤鬼子そのものが伝承のルーツになったと思われる。


親を奪われた子供達が泣くシーンは『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ19に流用された。


声を演じた納谷氏は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』で空の拳魔カタを演じて以来、2年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。当時は77歳で次作飯塚昭三氏と並んで最高齢第2位となった(※第1位は大木民夫氏)。

また中の人ネタだが納谷氏は過去にミラクルサイキッカーSEIZANでゴールド(金の亡者)を担当してたがよく見ると外道衆そのものにそっくりのような雰囲気である。

カタ以前にも『激走戦隊カーレンジャー』でXXミレーノ、『星獣戦隊ギンガマン』で知恵の樹モークと、敵味方問わずシリーズ毎に様々な人物の声を担当して来た納谷氏だったが、惜しくも2014年11月17日に亡くなった為、今作が最後の特撮出演となった。


関連項目

侍戦隊シンケンジャー 外道衆 アヤカシ(シンケンジャー) 子泣き爺


デーボ・キャワイーン:同じく、親の愛情を我が子から引き離す怪人繋がり。ただしこちらは、自分自身を対象に愛情を注がせることで、洗脳させる。上述の通り、当該回のシーンが流用された。


バンバ(チェンジマン)バラペテンギガノイド第10番「悲劇的」:親を子供から奪うその他の怪人繫がり。


ドミドル:多くの子供を泣かせることを目論む怪人繋がり。こちらは劇場版にて登場する。


コナキジジイ(カクレンジャー):『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した大先輩。


上級妖怪コナキジジイ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する後輩。

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