「こんないたいけな赤ちゃんをいじめないでちゅよね!?」(本性前)
「なめてると頭からかじるぞゴラァ!!」(本性後)
データ
考え | 「親を奪われた子供は哀しむ」(「愛しいものに縋る者は喜ぶ」) |
---|---|
身長 | 139cm←→195cm(巨大化復元時身長:34.8m←→48.8m) |
体重 | 142kg(巨大化復元時体重:355.0t) |
集める感情 | 哀しみ、喜び |
成分 | 赤ん坊と天使、吸血鬼とコウモリなど |
配合 | ヌケガラガラ、キャワウィップ |
特記事項 | 現在、親知らずを治療中。 |
CV | かないみか |
スーツアクトレス | 橋口未和 |
概要
ブレイブ19「キャワイーン!うばわれたファミリー」に登場。
アイガロンの「親を奪われた子供は哀しむ」という考えから生み出したデーボモンスター。
赤ちゃんと天使を合わせたような愛くるしい見た目で人間を虜にする能力で子を持つ親を子供と引き離し、自分だけを愛するように洗脳してしまう。
引き離された子の哀しみだけでなく、自分を愛するようになった親から喜びの感情も集めることが可能。また、この形態だけでも手にしている「ヌケガラガラ」からのビームで攻撃できる。
一方で相手を油断させて逆立ちすることで、「バッドキャワイーン」という悪魔のような本来の姿となり、凶悪な本性を現して愛用のムチ「キャワウィップ」で相手をしばき倒す。
また、地獄のキスで相手を強制的に洗脳する「強制キャワイーン」なる技を持つ。
可愛い子ぶってはいるが、その本性は家族の愛をぶち壊して悲しむ子供を嘲笑う陰湿かつ卑劣な性格。
作中ではあまりの可愛さに魅了され、キョウリュウジャーの戦意をも喪失させてしまった・・・・・が、元々ドライなキングには通用しなかった。
活躍
作戦実行中に空蝉丸に発見されたため、交戦するもその可愛さで油断させてバッドキャワイーンに変貌。「甘ェんだよ金ピカ野郎が!」と言うやムチでしばき倒し、そのまま相手のガブリチェンジャーを奪取。
駆けつけた他のメンバーも可愛さで幻惑するが、レッドにだけは通じずに眉間に強烈な一撃を喰らい、一時撤退する。
撤退後は最大の哀しみを示した少年・勇治を連れ出し更なる哀しみの感情を集めようと画策するも、空蝉丸の叱責により立ち直った勇治の突撃を受けてガブリチェンジャーを奪い返されてしまう。
そこへ更に残るメンバーも駆けつけたため、ゾーリ魔を呼び出して再び交戦。ブラックを強制キャワイーンで虜にして攻撃させるが、ピンクのスティメロ獣電池の効果でゾーリ魔にまとわりつかれ身動きがとれない隙にゴールドの雷電斬光を受け敗北する。
直後ラッキューロから奪い取っていたスクスクジョイロから直接復元水を浴びて巨大化。
不意打ちでプテライデンオーをビルの影から攻撃する等善戦するものの、レッドがブンパッキーを伴って加勢した事で形勢は逆転。
プテライデンオーブンパッキー・ブレイブフィニッシュを喰らって「キャワイ~ン!!」という断末魔と共に爆散した。
余談
名前の由来はそのまま「可愛い」から。
本編に登場したデーボモンスターでは唯一の女性怪人に当たる。
親を奪われた子供達が泣くシーンは『侍戦隊シンケンジャー』第十三幕からの流用である。
演じたかない女史は、4年後の『キラキラ☆プリキュアアラモード』で妖精のペコリンと終盤で変身する番外戦士のキュアペコリンを担当しており、同番組にはキャワイーンを作ったアイガロンを演じた水島裕氏がいちご山の長老役で出演している。
パワーレンジャー・ダイノチャージでは「メモレラ」という名前で登場しているが、仮である赤んぼの姿には変身していない。
スーツアクトレスを担当した橋口女史は後にJAEを退所したため、本作が最後の出演となった。
関連タグ
スーパー戦隊
ナキナキテ:同じく、親の愛情を我が子から引き離す怪人繋がり。ただしこちらは、自分の分身を対象にぶつけて入れ替えさせることで、洗脳させる。上述の通り、当該回のシーンが流用されている。
バンバ(チェンジマン)、バラペテン、ギガノイド第10番「悲劇的」:こちらも親を子供から奪ってその絆を引き裂く怪人達。
ミケラ、ヴォッファ:前の恐竜戦隊に登場する敵幹部、赤ちゃん形態と似た両腕たけを動く下半身が隠くれるボティになっている。
オモテウリャー:3年後の戦隊に登場するある意味後輩(?)の戦隊怪人
その他
Devilman Crybaby:コイツを形容するに最も相応しい言葉。
ロボチャン:赤ちゃん形態での愛くるしい見た目で相手を油断させるという特徴が酷似しているが、こちらは度を越えた悪戯をしたり、主人公を陥れることを平気でやる。しかもキャワイーンや前述のスーパー戦隊の類似怪人のようなヒーローが倒すべき敵ではないというのが猶更タチが悪い。