あなた大人でしょ？子供が目の前で倒れてるのに。
概要
演：澤田陸
ブレイブ19「キャワイーン！奪われたファミリー」から登場した小学校低学年の男児。モンスターペアレントの両親に育てられており、超が付くほどの甘えん坊(ラッキューロ曰くこの町一番)。
その情けなさは「転んでも自分で起きようとしない」、「少し離れた位置にゴミ箱があるだけで他人に捨てさせようとする」、「自分一人というもしもの事態を予想できない」、「明らかな非常事態であっても自力で動こうとしない」という完全にクソガキのそれ。
実際は両親が誤った教育をしているのもまた原因であり、彼は(あのお方の言葉を借りるならば)『毒親に歪まされてしまった被害者』とも言える。
活躍
登校中、空蝉丸が稽古に勤しんでいる神社を通る際に彼の目の前で転んでしまう。それを見ていた空蝉丸は「自分は子供に甘すぎる。男の子なら自分の足で立ち上がるもの。」と勇治を見守るも、「何で起こしてくれないんですか」と逆上。上記のセリフで彼を困らせたうえで防犯ブザーを鳴らし両親を呼び出して自分を起き上がらせ、空蝉丸を叱らせるといったクソガキムーブを放つ(そして膝に付いた砂を払って我関せず登校を続ける始末)。
その後公園で両親の迎えを待っていたところで空蝉丸と再会。彼にアイスのゴミを捨てさせようとしたあげく地図を持っているにも拘らず家に送ってほしいと我儘を言い出す(当然の如く拒否すれば防犯ブザーを鳴らそうとした。親は何を思って彼に地図を持たせたのだろうか・・・)。
そして家に帰り着くが、自室にはデーボ・キャワイーンとそれを愛でる両親の姿が。彼らから冷たく突き放されてしまい悲しむも、両親を連れ去ったキャワイーンを空蝉丸共々追いかける。
だがキョウリュウジャーの奮闘空しくキャワイーンに逃げられてしまい、一人で夜を過ごすことに。甘えん坊故に今まで手伝いなどしているはずもなく、夕飯を作ることもお風呂を用意することもできずに落ち込んでいると、そこに空蝉丸がやってくる。彼に夕飯を作ってもらうよう頼むも、様々な料理のレシピを渡されてできるものからチャレンジするよう勧められる。それに対し泣き言を漏らすも、「今挑まねば、いつまでたってもできませぬぞ！」と叱られてしまい、結局その夜は何もできないまま朝を迎えることとなったのだった。
その朝、「パンならできるかもしれない」と思い立ち、材料と器具を捜索。だがその最中「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃな～い！」とラッキューロに攫われてしまい、キャワイーンのアジトへと連れていかれる。変わらずキャワイーンを愛で続ける両親に訴えかけるも冷たくあしらわれ心が折れそうになるが、悲しみの濃さから勇治が標的にされていると気づいていた空蝉丸が現れ彼を慰める。
しかしガブリチェンジャーを奪われている状態の彼ではキャワイーンに太刀打ちできず、更には洗脳した甘えん坊の親たちが空蝉丸を押さえつけて事態は悪化。それでも大好きな両親を元に戻したいと縋り付くも、振り払われて地面に倒れてしまう。
危機的状況であるにも拘らず「助けて～起き上がれないよ～」とこの期に及んで泣き言を喚くが、「誰もいない！勇治殿を助けられるのはご自分のみ！今こそ立ち上がるのでござる！」と空蝉丸が活を入れる。それでもなお「あなたは強いからそんなこと言えるんだ」と不満を零すも、
「最初から強い人間などいない。拙者も、まだまだ弱いところだらけでござる！だから、勇治殿を見ておられん！共に強くなりましょう勇治殿！昨日の自分よりも、僅かでも！」
と、空蝉丸の心からの説得を受けたことでついに励起。身動きの取れない空蝉丸にトドメを刺そうとしたキャワイーンを突き飛ばし、ガブリチェンジャーを奪い取って彼に投げ渡すファインプレーを見せた。
この一件から無事甘えん坊から脱却できたようで、翌日同じ場所で転んでも自力で起き上がる成長をみせた。
それからしばらくして、ブレイヴ35「チョーすげぇッ！ギガントキョウリュウジン」にて再登場。大地の魔神ガドマにやられ負傷した空蝉丸を、まだガドマが暴れているという大の大人でもまともに動けないような状況下で介抱するという、前回とは別人のような成長ぶりを見せた。
彼の助けもあり、空蝉丸たちはガドマの呪いを跳ね除けギガントキョウリュウジン完成へと至ることができた。
関連タグ
ダドリー・ダーズリー：(超)甘えん坊繋がりのハリー・ポッターシリーズの登場キャラ。彼もまたモンスターペアレントの両親の教育の結果そうなってしまった哀れな子供といえる。
