「我が主・ドロップ様の御命令以外、我が耳に届きませぬ」
概要
第4話「花びらに異常気象」に登場。
まるで蟹を思わせる赤い外殻で全身を覆われた姿を持つ。
ドロップを自身の主と定めており、それ以外の者の言葉は一切受け付けない。その忠誠心の深さの証拠として、劇中では自身に話し掛けるコボルダに手傷を負わせている。
こうした点からドロップへの忠誠心もさる事ながら、相応に高い実力の持ち主である事が窺い知れる。戦闘では手から火球を放って攻撃したり、右手を変形させた「炎の剣」で斬り掛かる他、全身を炎に変える等、火属性らしい技の数々を持つ。
劇中では自身の魔力を最大限に発揮出来るパワースポットに「呪われし影の火」の結界を張る事により、内部の気温を30℃から雪の降る低温にまで上下させて異常気象を誘発。閉じ込められた人々を苦しめた。
活躍
召喚された直後、コボルダに声を掛けられても無視したために彼を怒らせるも、返り討ちにして手傷を負わせる。
そして正面から衝突するよりも地獄と化した地上に人間を叩き込み、ゴーゴーファイブに自分達の無力さを思い知らせようと目論む。
地磁気と方位が自身の魔力を最大限に引き出すパワースポットとなる国立臨海病院の屋上に出現すると、「呪われし影の火」の結界を張る。
これによって結界内では温度が30℃近く上がったかと思えば、雪が降ったりする等の異常気象を誘発し、その影響によって病院内の患者達は苦しめる。
その最中、ピンク以外のゴーゴーファイブが駆けつけたために交戦となる。
けしかけたインプス達を4人に一掃されると、片手からの火球と右腕を変形させた「炎の剣」で圧倒するが、そこへピンクが遅れて参戦。5人のファイブレイザーの一斉射撃を受け、その場は一時撤退する。
その後、どこかに再出現すると今度は結界からレンズを作り出し、そこから無数に放たれる火球で大規模な破壊活動を行う。
再び駆け付けたゴーゴーファイブと再戦するソルゴイルだったが、折しもマツリが救急救命士だった頃に世話をしていた老人の高部重吉(演:依田英助)が廃墟内の倒壊に巻き込まれたため、彼の救出に向かってマツリは不在だった。そんな4人しかいない状態のゴーゴーファイブを炎の剣で圧倒し、レッドに止めを刺そうとするも、高部を救出して戻って来たピンクに阻止される。
人間の心を踏みにじる災魔一族のやり方に怒りを燃やすピンクが合流し、ゴーゴーファイブが5人揃うと、全身を炎に変える能力によってレッドの攻撃を無効化。
そして戦いの場所を廃墟内に移すと、廃墟内で5人と激戦を繰り広げ、結界から呼び起こした火球で攻撃して追い詰める。そして止めを刺すべく火球を再び呼び起こすが、自身の攻撃を利用しようとする5人に身動きを封じられ、そのせいで逆に自身が火球で大ダメージを負う羽目となり、その隙を突かれてカラミティブレイカーを喰らって倒される。
直後にピエールの放った再生カードにより、巨大な死霊として復活。
巨大戦ではビクトリーロボを炎の剣で攻撃するも受け止められ、逆にラダーホイールクラッシュとウインドミルラダーの連撃を浴びて怯んだところに止めのビクトリープロミネンスを叩き込まれて爆散した。
余談
モチーフはカニ。
『百化繚乱[下之巻]』にて、デザインを担当した下條美治氏は「モチーフは昆虫類だが、遠目からはカニのように見える感じにした」とコメントしている。
声を演じた沢木氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、次の出演は10年後の『侍戦隊シンケンジャー』のイサギツネ役である。
また、ソルゴイルの登場した第4話放送日の1日前には、プロ野球選手で阪神タイガースに所属する佐藤輝明氏が誕生している。
関連タグ
陽炎頭巾:『五星戦隊ダイレンジャー』に登場した怪人で、こちらも自身の能力で周囲の気温を上げて人々を苦しめた。