「ドロップ様、お任せ下さい。私の炎で火山帯を刺激し、大噴火を起こしてみせます」
概要
第11話「灼熱の2大災魔獣」に登場する童鬼ドロップの所有するカードから生み出された火のサイマ獣。
ケルベロスに似て3つの首を持ったイヌ科の獣人と言うべき姿を持ち、背中には悪魔の翼が生えている。頭部はオレンジ色だが胴体は漆黒をしており、そのカラーリングはさながら噴火して固まるマグマを思わせる。また、首こそ3つだが意志自体は1つであり、喋る時は声が三重になっているのも特徴。
その名の通り3つの頭部の口から超高熱火炎を吐き、その力で火山を刺激して噴火を起こす能力を併せ持つ。劇中ではこうした自らの能力で武蔵岳を噴火させる事により、首都の壊滅を目論んだ。
活躍
召喚されると同時に地球へ赴くと、口からの火炎で武蔵岳の火山帯のマグマを刺激する。
その影響で噴火の予兆としての地震が発生するのだが、そのエネルギーを装置で感知したゴーゴーファイブが駆け付ける結果となった為に交戦。火炎放射で迎え撃つも化学消火弾と火炎の押し合いに負けて、カラミティブレイカーを受け倒される。
直ぐ様ピエールの放った再生カードによって巨大な死霊として復活。
巨大戦では鋭い牙でビクトリーロボの右腕に噛み付くが、左腕のアッパーカットで引き剥がされた挙句、ウィンドミルラダーで大ダメージを受けてしまう。負けじと火炎放射で攻撃するも同じ様に消火薬で鎮火されてしまい、最期はビクトリープロミネンスを受けて爆散した。
しかし、これで戦いは終わらなかった。ヘルゲロスが倒れた直後、何と大魔女グランディーヌが魔力で岩石サイマ獣マグマゴレムを復活させたのだ。
そしてマグマゴレムの両目からの光線を残骸が浴びた事により、ヘルゲロスはゴレムサイマ獣へと変貌を遂げるのだった。
余談
モチーフはケルベロスと火。そして名前の由来は地獄の英訳である「ヘル(Hell)」とケルベロスか、或いはケルベロスの「ケ」と濁点を抜いた「ヘ」の入れ替え。
声を演じた戸部氏は昨年の『星獣戦隊ギンガマン』にてバクターの声を演じていた。続く第17話に登場する地響きサイマ獣ガネムージャの声も兼任している。
関連タグ
幻獣ケルベロス拳コウ、ケルベロスマイナソー:後のシリーズに登場するケルベロス繋がりの後輩達。
ケルベーロ・ガンガン:こちらも同じく3匹の犬が合体した外見の後輩。
キングギドラ:外の人繋がり。