「苦しめ、幽霊達よ…人間共を恐怖に陥れろ!」
概要
第23話「幽霊救出作戦」に登場。
漆黒のローブをまとったミイラの姿を持つ。
死者の遺骨と灰から取り出したDNA情報を泥人形に組み込んで幽霊として甦らせる能力を有しており、劇中ではこの能力で甦らせた死者を操り、人々を恐怖に陥れようと目論む。
他にもポルターガイストや、人間離れした怪力を持つ泥人形を操ると言ったホラーじみた技を持つ。更に巨大戦では口から青白い破壊光線を発射する。
活躍
ある時ナガレは、「1ヶ月前に亡くなった絵本作家の祖父・竜之助の幽霊を助けてほしい」と、孫の佐伯実加雄から依頼される。幽霊を信じないナガレが実加雄に連れられた屋敷に赴くと、ゾンビーストが幽霊を操り襲いかかって来たため、ナガレはゴーブルーへと着装して応戦。その最中、操られた竜之助をかばう実加雄を一蹴してその場は撤退する。
その後、幽霊と共にゴーゴーファイブに善戦するも、実加雄の呼び掛けで竜之助は自我を取り戻す。
それと同時に他の幽霊も自我を取り戻したことに怒り、竜之助以外の幽霊を用済みとばかりに土に還すが、レッドのVランサーの攻撃を受け、怯んだところにビックブイバスターを撃ち込まれて倒される。ゾンビーストが倒されるとともに、竜之助もその呪縛から解かれて土に還った。
直後にピエールの放った再生カードによって巨大な死霊として復活。
巨大戦ではマックスビクトリーロボに大したダメージを与えられぬまま圧倒され、悪あがきとばかりに口から発射する青白い破壊光線で応戦するも、結局はその際の爆発のエネルギーを吸収され、最期は止めのマックスノバを受け爆散した。
その直後、何と実加雄はゴーゴーファイブの目の前で昇天し、実は実加雄も半年前(祖父より5ヶ月前)に亡くなっていたのであり、後日マトイ達5人はその事実を知って墓参りに行ったのだった(ナガレは「実加雄は天使になって、竜之介を迎えに来た」と思っていた)。
余談
モチーフはゾンビやミイラ等のアンデッド。名前の由来もゾンビと幽霊の英訳である「ゴースト(ghost)」から。
声を演じた清川氏は『電磁戦隊メガレンジャー』のガマネジレ以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。翌年の『未来戦隊タイムレンジャー』でも愉快犯ゴウガンの声を当てている。
ゲストキャラの佐伯実加雄を演じた子役の荒井賢太氏は、昨年の『星獣戦隊ギンガマン』第二十四章にて、少年時代のハヤテを演じていた。
また、佐伯竜之介を演じた鈴木泰明氏は、2年後の『百獣戦隊ガオレンジャー』Quest4にて、ヒーロー達が訪れた寺の和尚の役で出演している。
劇中のラストで実加雄が昇天する展開を踏まえると、彼の名前の由来は恐らく旧約聖書における四大天使の一人“ミカエル”と思われる。
関連タグ
幽界衛兵災魔カオス:こちらはサイマ獣専門のネクロマンサー。
ミイラカンス:『超電子バイオマン』に登場したミイラモチーフの大先輩。
ユーレイボーマ:『高速戦隊ターボレンジャー』に登場した、同じく幽霊を操る先輩。登場話が第23話である点も共通。
チョウチンコゾウ:『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した、同じく幽霊を蘇生させる能力を持つ戦隊怪人。祖父と孫(こちらは生者)のドラマが展開された点も共通。
ネクロマンサーマイナソー:20年後に登場する、同じく死者の蘇生繋がりの戦隊怪人。こちらの登場話は第22話とニアピン。
魔導神官メーミィ、ミイラのゼイ腐:21世紀のシリーズに登場するミイラ繋がりの後輩達。