概要
- 生育環境:気温26℃前後、湿度70%
- 身の丈:7尺3寸(3.2m)
- 目方:42貫(157.5kg)
- CV:塩野勝美
『仮面ライダー響鬼』二十八之巻「絶えぬ悪意」に登場する夏のみに出現する等身大魔化魍。その名の通り妖怪の天狗をモチーフとしている。
全体的に赤い天狗をベースに鴉天狗のような嘴が生えている。
夏にしか出現しないタイプの魔化魍だが、分裂能力は持っていない珍しいタイプである。
人為的に生みだすのが難しく、洋館の男女が使役するクグツによって生み出した個体はほとんどいないといわれており、自然発生した天然ものが殆どの割合を占めるとされる。
その分、音撃棒をへし折るほどの怪力と高い知性を兼ね備えており、鮫の牙のような鋭い爪を武器とし、更に背中にある羽を使って空を自在に飛び回るという高スペックの戦闘能力を持っている。
なお、その正体は一説にはヤマビコと同じく猿が変化したもの、あるいは『仮面ライダーディケイド』に登場した牛鬼と同じく山に籠った人間が変化したものではないのかといわれており、人語を話す個体や生育環境では劇中に登場した烏天狗(木の葉天狗?)に近い姿をした個体の他に、我々がよく知る天狗のような、鼻が長い個体や手が団扇状になった個体が確認されているらしい。
仮面ライダー威吹鬼を苦戦させ、更に助太刀に入った仮面ライダー響鬼紅の音撃棒を持ち前の怪力でへし折るが、最後は威吹鬼に“鬼石”を撃ち込まれて生まれた一瞬の隙を付かれて撃ち込まれた「疾風一閃」と「灼熱真紅の型」を同時に叩き込まれ倒された。
その後、“オロチ現象”によって大発生した。
その際には三浦、埼玉、佐野など都市圏などにも出現している。
『仮面ライダーディケイド』に登場した個体
第18話「サボる響鬼」に登場、とある森のヒビキとアスムのいる川原に現れると、ある理由で変身できないヒビキを締め上げるが、駆けつけた小野寺ユウスケが変身する仮面ライダークウガに阻まれたため交戦。
持ち前の怪力で クウガを締め上げるが意を決して変身した響鬼に「火炎連打の型」を叩き込まれ呆気なく爆散消滅した。しかし…。
関連項目
エレファントアンデッド:前作に登場する怪人で主役ライダーの装備を破損させたのが共通する。
テングモズー、テング(カクレンジャー)、イサギツネ、天狗のヒッ斗、妖怪テング:同じ東映特撮における天狗の怪人達。